金剛山 トリガタハンショウヅルに会いたくて

2022年04月22日(金) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 7.1km
• 登り: 611m
• 下り: 592m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:50

10:00 馬場谷の延命水
10:30 金剛登山口バス停
10:40 黒栂谷道分岐
10:50 タカハタ谷分岐
11:00 ツツジオ谷入口
11:20 腰折滝
12:00 ツツジオ谷下降点
12:30 六地蔵
12:50 山頂広場
13:00 転法輪寺
13:20 岩屋文殊
13:50 細尾谷分岐
14:10 文殊尾分岐
14:30 千早ロープウェイバス停／金剛山ロープウェイ前バス停
14:50 馬場谷の延命水

前夜は雨。登山道はぬかるみが必定。午前中は曇り。
午後は晴れるとの天気予報。よって少し遅くの出発。
ほとんどの花はまだ休んでおり、午前中は期待せずに出発。
幸いにも今日の目的の花トリガタハンショウヅルに出会えて
余裕をもっての山行となった。

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場谷の駐車場に停める。管理人がすぐに徴収に来た。300円と安い。
何故、他に比べて安いのかと聞くと協定に入っていないからとのこと。
また馬場谷の水は2018年の台風以来出なくなったので閉鎖したと聞く。

コース状況／危険箇所等

危険個所があり入山禁止の看板があちこちにあるが
以前とそれほど変わりなく、注意すれば問題ない。
この日は雨上がりだったので岩場など滑る箇所が多く
細心の注意を払った。

写真

ムスカリ
駐車場横に咲いていた。
どこにでもある花だが色はきれいだ。

ヤマブキ
今が最盛期。垂れ下がった枝は風情がある。

アケビ

花は大きな方が雌しべ。小さな方が雄しべ。

ニワトコ

花が咲いているが目立たない。

サルトリイバラ
まだ雨に濡れている。

午後になるとすっかり乾いていた。

カキドオシ

シャガ
満開。

ハナイカダ

クサノオウ

カテンソウ

イチリンソウ
これは登山口近くで咲いていたもの。

午前中だが花は開いていた。

イチリンソウ
これは中腹の群生地。

咲き始めでまだピンクがかったものも多い。

マルバコンロンソウ

シロバナショウジョウバカマ
周りはすべて枯れており、これ一つかろうじて咲いていた。

ツボスミレ

エイザンスミレ
終盤。

シハイスミレ

タチツボスミレ

チゴユリ
最盛期突入。

ツルシキミ
一般的にきれいな花ではないが
この株はきれいに咲いていた。

ザイゴクサバノオ

日が当たってきたが
花はまだ開ききっていない。

頂上付近はまだガスが・・・！

ブナ林

六地蔵に到着。

ヤマシャクヤク
まだ蕾。連休頃の開花か？

シラネアオイ

金剛山の奈良県側の郵便道によく咲いているが
大阪側では見ることは稀だ。植生条件が合わないのか？ギボウシも同じようだ。

タツナミソウ

やっとガスが取れた。

金剛ザクラ
まだ蕾。連休頃の開花。

金剛ザクラの木は上部が枯れているようだ。
このままだと近いうちに枯れるかもしれない。

ニッコウネコノメソウ

トウゴクサバノオ

シロバナネコノメソウ

カタクリ
終盤。枯れたものが多くなった。

ミツバツツジ

ナガバノモミジイチゴ

ツクバキンモンソウ
咲き始め。

白っぽい花も咲き出した。

ヤマルリソウ

ヤエザクラ

ミツバアケビ

テリバキンバイ？
ミツバツチグリかも？

トリガタハンショウヅル
今日の目的の花。初めて見る花だ。
地味な花なので見つけにくい。

高知県の仁淀川町の鳥形山で最初に発見されたので
トリガタの名がつく。発見者及び命名者は来年の前期朝ドラのモデルとなった牧野富太郎博士。

感想

トマトランルイ

今年の金剛山は2回目。今年の花全体の開花状況は例年に比べ順調な感じがする。その中でも特に両サバノオは個体数が多い。こういうのを当たり年というのだと思う。高山植物においても積雪量が多く、春先からは気温が高く推移する年はお花畑に競うように咲くと言われる。金剛山も今年はそんな年だったのだろうと推測できる。