ヤビキ沢左俣左沢


- GPS
- 06:57
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:48
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゴーラ沢出合いまでの登山道に一か所崩落があった。 ロープが張られていたが、そこのピンポイントのみ一般登山道としては悪い部類。 |
写真
感想
藤嵐沢の次の日はヤビキ沢へ
キャンプで飲みすぎないように早めに寝たもののやはり前日の疲れが抜けきれない。完全なる老化だと思うけど、まあ、もうそんな飲まなければいいのだよ。
入渓まで登山道を行くのも長く感じる。。。足の運びがブレブレであった。石がゴロゴロで浮石だらけな河川敷を歩くのになんだかとても消耗。
ヤビキ沢は綺麗なナメで有名ということだったけど、前半のほんのちょっとであっという間に終わってしまった。トポで書かれた時からナメがもしかしたら埋まっちゃったのかもって話である。集中豪雨があって登山道が通行できなくなったりするのと同じで。ちょぴっとだったけど、ナメを堪能。天気は昼から降り始めるっていうだけあってどんよりしていて、あまりテンションは上がってなかったけど、ナメってやっぱり良い。癒される。気持ちいいなあ。
右俣左俣の分かれ道で読図。どういう理由でこっちなのか、チェックする標高とともにその地形などをちゃんと見れてない。あと、なぜか私のガーミンウォッチの標高はちょっと変である。差分で考えれれば良いと前日に教わったものの、差分しているほど頭が回す余裕がまだまだないのが明白。何かいい高度計ないかなあ。。。
その後、何本か滝を巻いたり、登ったりして、そのうちに水は涸れて、延々と岩登りな感じになった。沢登って沢に水があるかないかにかかわらず岩登りだよねと思わされる感じだった。これは嫌いじゃない。
途中から尾根に上がり崩れやすい土のところを詰めていくのがまたちょっと長く感じた。いつもの登山道歩きでは使わないいろんな足の筋肉が複雑に使われる。そこからの下山は登山道。昨日のように読図の必要はない感じでしたが、長かった。
岩登りの後半からポツポツ始まり登山道に出た頃には予報通りでだいぶ降っていたけど、沢用の服なのであまり関係なかった。笑 今シーズン新調したファイントラックのトップスがとても快適で良いです。で、ここも昨日のように晴れていればもうちょっと違う景色に見えたかもなあ。。。と思ったりも。いつも晴れるわけではないけど、やっぱりどんな山行でも晴れはご褒美ですね。
二日連続で沢に入れてすごく充実な週末になりました。なかなかの筋肉痛もいらっしゃってました。笑 ありがとうございました。
今シーズンはたくさん癒される沢に入れたらなあと思ってて、沢で釣ったお魚を焚き火で焼いて食べたりして沢に泊まりたいとさらに思うのでした。
マスキ嵐沢の翌日はヤビキ沢へ。
メンバーがなるべく行ったことなくて、前日がキャンプであることを考えるとなるべくサクッと行けるところ…くらいの感覚で選定した。
この日は前日から天候が不安定で、午後から雨が降るのはほぼ確定しており決行判断は割と迷った。
午後から降ったとてほとんど危険度が増すようなところではないが、皆のモチベーションとして雨に濡れてでも行きたいのか?と…
だが皆やる気満々だった笑
出発時間を早めて降る前に登山道へ出ることを目指すこととし就寝。
(正確にはコテージにて気絶)
今回はマスキ嵐沢と比べアプローチも下山も長いので、沢足袋で通して歩く良い検証になる。
とは言え万が一を想定して通常の沢靴もザックに忍ばせた。
序盤は綺麗さ以外ほとんど記憶に残らないレベルの林道を歩き、ゴーラ沢出合いから少し登ってから踏み跡をトラバースして入渓。
踏み跡がかなりはっきりしていたしテープもあったので意気揚々と入渓したが、直後に堰堤が現れる。
そういえば3連の堰堤と記録があったしこれが3つ目だったか。
堰堤の巻きは簡単にできその後は川原歩き。
ようやく見所ポイントのナメに到着!と思いきや一瞬で再び川原に戻った。
どんどん埋まっていっているのかなぁ…
その後もほぼ川原、たまにナメ、くらいの遡行が続く。
核心である990mの2段10m滝は過去レポで見たよりでかい!
階段状かと思いきやけっこう被っており、一見しても登るのは難しそうだ。
左岸側の中間尾根から巻くこともできそうだったが、ここは大人しく右岸の枝沢から巻くことにした。
序盤はザレてて落石の温床でけっこう悪かった印象。
尾根に上がる際には補助ロープを出しつつ行ったら、結局3本全て出すことになった笑
でもメインロープだと上と下で待ち時間が発生するし、メンバーの1人〜2人をサポートする目的なら始めからそう決めて順次準備と片付けをしつつ登れば早い気がする。
巻きは思ったより高度を上げたが沢への復帰はトラバースで容易。
その後、1050mあたりまでは意外に豊富な水量で、1100mの二俣は水量1:1くらいかなーなんて考えていたら二俣が来る前に急に水が枯れた。
一瞬伏流かと思ったが沢床は岩という感じだし結局もう出て来なかったし、不思議な枯れ方だった。
その後は登攀もありつつ延々と岩とガレであまりペースを上げられない。
そうこうするうちに雨。
間に合わなかったかー
詰めはなるべく沢を行こうか迷ったが、思った以上にガレの処理が面倒なので早めに上がる方向で意見が一致、1350m手前で枝沢との中間尾根に上がる。
今回は柔らかい土だったのでまだ登りやすい部類なのだが、やはり巻きとか詰めの土斜面やザレは苦手だなぁ…
後半はatatuoさんのナイスルーファイで淡々と詰め登山道へ。
登山道に出てから沢装備解除の大休止をとり下山開始。
丹沢らしいという木道や階段を無心で下る。
雨はそこそこ本降りになったが、結局誰一人レインウェアを着ずに下山した。
今回も沢足袋で通したが、今回の荷物と行程ならば痛さや歩きにくさはないと分かった。
ただ、下山途中から兆候はあったが、翌日ふくらはぎのみピンポイントで筋肉痛になった。
ソールが柔らかくて靴と違って反発を得られない分、足で蹴り出す動作が多いためか?
いずれにせよこの山行で筋肉痛になっていてはダメなので歩き方を調整しつつトレーニングする必要がある…
また、土斜面に対しては靴の方が歩きやすいし蹴り込みやすい。
tartletさんは雪で滑らない歩き方ができていれば土も崩さず歩けると言い、確かにその感覚はあるが苦手領域だ。
沢足袋の良さはかなり分かったのでそれを使いこなす技術取得と慣れのためのトレーニングを行い、あとは運用方法も考えていこう。
色々な場面で判断の助けをくれたtartletさんatatuoさん、常に明るく盛り上げてくれたEuropaさん、経験浅いながら軽快な登攀を見せてくれたkzmixさん、ありがとうございました!
また行きましょう!
沢集中2日目。といっても、この日に沢に入るのは我々の班だけ。午後からはお天気が崩れそうだけど、なかなか沢に入る機会がないメンバもいるし、なるべくなら沢に入りたいと、みんなで頑張って4時半起き。駐車場に沢靴を忘れるという大失態をしたものの、何とか追いついて6時半には出発。
今日はSLなので、基本的に後ろをゆっくりと歩かせてもらう。というか、前日23時過ぎまで飲んでたので、非常に体調がよろしくない(自業自得)。途中までは入会1〜2年目の頃に暇があれば通っていた檜洞丸へのルートで、それを沢登りのルートとして歩くのは非常に感慨深い。そして、登山口の付近が整備されてたり、逆に崩落が進んでしまっているところがあったりと、山は同じ形でとどまっているんじゃないんだなぁと改めて思う。ゴーラ沢出合から堰堤をかわして、入渓。基本的にはゴーロ帯が長く、その間に挟まるナメが美しい沢。特に難しいところは水流があるところにはなかったが、唯一登れない10m滝を巻くときに、念のためお助け紐×3本でFIXロープを張った。が、3本出したことで時間が余分にかかってしまったかもしれない。この場合、私がメインロープを引きずって登り、登攀の上手い2番手が数か所でFIXさせ、後続にゴボウで登ってもらうのが、回収を含めると早かったかもしれない。今日の場合、遅くなると強雨になることは分かっているので、細かく時短をするほうが良かったんだろうな。今回はある程度の経験者が3人いたので、例えば補助ロープを片付けている間に初心者メンバ+経験者で先に歩きはじめてもらうとか。
沢パートはロープを出したのはそれくらいだったのだけど、水流がなくなってからのほうが、いやらしい場所が多かった気がする。一か所、巻きの斜面が悪かった個所があった。最後に私が歩くころには、少し斜面の崩落が進んでいて、相当怖い感じに。あとから振り返ると、途中の立木から補助ロープを渡して、最悪下まで滑落することだけは防ぐような対策はできたかもしれない。
最後のツメは、少し崩れやすい土をひたすら登っていく。こういうツメは得意なのでサクサク登っていると、上部からラクの声が。見上げるとシャレにならないくらいの大きな岩が転がってきた。とっさに転がる向きを判断してかわすことができたけど、判断が悪くて(もしくはルートが悪くて)当たってしまったら、大事故になるところだった。この日は小石がヘルメットにあたる事案もあり、改めて沢の怖さを思い知らされた。安全のための行動を、常に心掛けねば。
途中からチラチラと降り始めていたけど、13時に下山するまで、本格的に降られることはなく、無事に下山できたのは何よりだった。あと1時間出発が遅れてたら、大雨にやられてたな。
帰りは東名の渋滞はあったものの、サクッと16時前には東名川崎に(帰りは爆睡でした。utag、スミマセン)。丹沢はやはり近くて良いフィールド。今年は登攀系も含めて、多用したいな(が、ヒルが。。。)
2日目 ヤビキ沢左俣左沢
西丹沢VCから見て東方面の沢には入ったことがありませんでした。入会前に、檜洞丸には2回ほど行ったことがあるので、ゴーロ沢出会いは懐かしいところ。でも、土砂が崩壊しているところがあって、ちょっと悲しかった。天気予報が良くなかったので、朝早く起きて、本格的に降り出す前に下山狙い。見事狙い通りとなった。
・ゴーロ帯や岩登りが多い。同じ1級沢でも、昨日のマスキ嵐沢とはまた違った雰囲気の渓観。
・ナメも思った程長くはなかった。岩で覆われてしまったのかなぁ。。
・マスキ嵐沢ではしなかった巻きが2回ほど。2回目は手のホールドのない怖いトラバースもあった。
・水枯れしてからの詰めも、岩登りがたくさん出てくる。
・岩が剥がれやすいので要注意。ホールドはしっかり確かめてから、掴む、乗る。
・天気が良くなかったので、この日はあまり水に浸からず。なので、沢登りというより、岩登りバリハイの印象の方が大きいかも。
・テシノロ頭を詰め上げてからの下山は、そこそこ長い。クライミングで落ちた体力の向上のため、少し長く歩きたいと思っていたところだったので、ちょうどよかったけど、見事に筋肉痛に。。
沢集中、毎年の恒例行事にしちゃいたいかもですね。楽しい沢初めでした。ありがとうございました。
昨年、チョット下調べをしていた、ヤビキ沢へ行くという事なので楽しみにしていたが、前日に少し飲みすぎたか?軽い頭痛を気にしながらの遡行となってしまったが
簡単な滝などが多く楽しめた。
前半は河原歩きで意外と消耗するが堰堤を超えてしばらく歩くとナメが出現する
中盤は1000m辺り10m滝ここが核心かな
後半は、涸れて乾いた岩登りといった感じで楽しい(途中1100m辺りか?、巻、失敗し戻るもう少し見てから動けばよかった)
意外と歩きがいのあるコースかなと思います。
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