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Yamareco

記録ID: 4206789
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

ロバの耳岩・お釜の端を経て大黒天周回

2012年09月08日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.5km
登り
955m
下り
947m
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー
賽の河原駐車場
コース状況/
危険箇所等
踏み跡あり。滑落・転落・道迷いの可能性あり。
その他周辺情報 遠刈田温泉。
2012年09月08日 08:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 8:47
2012年09月08日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 9:16
2012年09月08日 11:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 11:38
ロバの耳岩を間近に臨む。
2012年09月08日 12:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 12:00
ロバの耳岩を間近に臨む。
2012年09月08日 12:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 12:38
2012年09月08日 13:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 13:11
2012年09月08日 13:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 13:16
2012年09月08日 13:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
9/8 13:24
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

もう何十年もの間、通行禁止となっているロバの耳コース。しかし、ここに行かずに蔵王を語ることなかれ。蔵王の魅力が凝縮された最高の場所、それは間違いなくロバの耳コースだからだ。
いまだに炎と噴煙をあげている新噴気孔の背後の岸壁の上をいくのがロバの耳コースだ。新噴気孔から少し下がったところを、岸壁のヘリを目指してトラバースしていくが、その入り口がわかりにくい。足元のササに道型が隠れているので、注意深く探すことだ。ササにマーキングがつけられていることもある。最初は怪しげな踏み跡だが、少し入ると多少それらしくなってくる。岩稜の末端の大岩に足場を確かめつつ這い上がると、尾根上にははっきりとした道が残っている。この岩からの眺めがまた素晴らしい。眼下に不帰の滝の勇姿を見下ろし、仙台平野から太平洋まで見渡せる。
ここから先の岩稜は終始、全方位の見事な眺望に恵まれ、蔵王の荒々しい岩肌がアルペンムードを嫌が応にも盛り上げる。難所にはかつて敷設された鉄梯子などが残っており、モノはしっかりしていて不安なく使用可能だ。こんな蔵王があったのか!と誰しも感動すること間違いなしの絶景の連続!そして迫ってくるロバの耳の威容。左下には振り子沢の現頭部が手にとるように見える。目前に五色岳の超越的な姿を眺めつつさらに歩を進めると、お釜の全容が目に飛び込んできて、思わず声を上げるだろう。その先の鞍部には古い道標が残り、お釜→、と表示されている。いったいどこを降りるの?というザレた急崖と迅立する岩尾根しか選択肢はないのだが、右手の急峻なガレを下ることにする。大丈夫か?と心配になるが、意外と簡単に下降できる。最初は、右手(熊野岳側)の岸壁の真下を右手の岩尾根に沿ってトラバースする。ここが一番不安なところ。これを超えると、あとは右手の小尾根寄りにガレのルンゼを慎重に下っていく。降り着く地点は振り子沢の源頭を詰めあげた鞍部で、そこは既にお釜の縁。のどかな天上の楽園である。花々が咲き乱れ、清らかな泉が湧く。夏の早い時期なら、踏み場もないほどにコマクサが咲いている。
ここからはお釜の縁に沿って進み、濁沢から上がってくる踏み跡と合流して観光客で溢れる馬の背に出る。この出るところには縄が貼ってあり、立ち入り禁止とある。出ていくのは禁止ではないと解釈する。振動の発生から噴火の危険があるとして縄が張られたと理解している。馬の背から今降ってきた急崖を眺めると、到底、登下降できるようには見えないバットレスである。
あとは遊歩道を辿って刈田岳より出発点の駒草平へと降るのみだ。

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