【出雲街道】新庄宿→四十曲峠・乢根

2022年04月25日(月) [日帰り]

• GPS: 02:30
• 距離: 8.2km
• 登り: 435m
• 下り: 315m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:24
• 休憩: 0:06
• 合計: 2:30

距離 8.2km 登り 440m 下り 320m

10:24 スタート地点
12:33 12:39 四十曲峠
12:54 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新庄の道の駅や役場までは真庭市コミュニティバス「まにわくん」1日4往復があります。鳥取県側に公共交通機関はありません。

コース状況／危険箇所等

概ね良好ですが、四十曲峠の鳥取県側は石が多く転がっているので、足下に注意してゆっくり進んでください。

その他周辺情報

道の駅がいせん桜新庄宿が拠点になります。

写真

4/25 10:22

岡山県新庄村の道の駅がいせん桜新庄宿。ここから鳥取県境の四十曲峠を目指します。

4/25 10:23

新庄川を渡ってまずは新庄宿へ。この宝田橋から見る景色はお気に入りです。

4/25 10:25

堤防の西側はしだれ桜通り。

4/25 10:27

そして新庄宿のがいせん桜へ。10日ほど前に満開だったはずが、この緑！

4/25 10:31

脇本陣。江戸時代末期の建物です。

4/25 10:33

本陣。こちらは明治の建物ですが、立派な古民家。

4/25 10:32

新庄と言えばBIGBOSSですね(笑)
阪神時代の平成10年に来村。

4/25 10:35

今日は峠道がメインなので、がいせん桜通りは早々に通り抜け、御幸橋を渡って左折。

4/25 10:41

国道を横断してこの道へ。

4/25 10:48

力士塚。

4/25 10:51

いい農村風景ですねぇ。

4/25 10:54

題目塔や地神。単なる田舎道なのに石造物が多いのが旧街道の証です。

4/25 10:55

ここは右に進みますが…

4/25 10:56

道なりに少し進むと五人塚。きれいに立て直されていました。

4/25 11:04

ここからまずは嵐ヶ乢という峠を目指す坂道に。さすがに新庄の春は遅いようで、まだ緑のない木も多いです。

4/25 11:11

杉並木の道に入ります。ここから後鳥羽公園のエリアです。

4/25 11:13

その先に一里塚跡。

4/25 11:13

左の硯岩に立ち寄ります。

4/25 11:14

後鳥羽上皇が歌を詠もうとして、硯代わりに使った岩。ありがちな伝承ですね。

4/25 11:16

杉並木の道に戻って上り続けます。

4/25 11:19

岩の上に立つこの常夜灯は、大正15年の皇太子殿下行啓記念。昭和天皇がここを通られたのですね。

4/25 11:23

後鳥羽上皇と後醍醐天皇の配流の道へ。ここからしばらく公園内の遊歩道です。

4/25 11:25

緑が鮮やか！後鳥羽公園って整備が十分でないのですが、個人的には完璧な草刈りとかされていないのが逆にいいんです。

4/25 11:28

しだれ栗。後鳥羽上皇が使用した箸が育ったという伝承。

4/25 11:33

少し高い位置には後鳥羽上皇の歌碑。

4/25 11:36

こちらは後醍醐天皇ゆかりの御水池。後鳥羽上皇・後醍醐天皇の伝承が出雲街道にはめちゃくちゃ多くあります。

4/25 11:39

東屋にトイレ。あんまりキレイではないですが、この後鳥羽公園の復元に向けての動きもあるようで付近に真新しい植樹があります。

4/25 11:46

嵐ヶ乢に向かって最後の上り。

4/25 11:52

嵐ヶ乢に到着。直進を続けますが、右に注目。

4/25 11:51

峠地蔵が高いところにあります。頂上の交差点を右折して少し行ったところから上っていけます。

4/25 11:53

旧街道はここから現在の道の少し東を通るのですが、通り抜けはできません。

4/25 12:00

二ツ橋集落へ下る道。前方には毛無山など県境の山並み。

4/25 12:04

二ツ橋集落に着きました。岡山県最後の集落で、またの名を茶屋集落。

4/25 12:06

津山元標十五里の里程標。明治初期のもので、この頃になると測量は正確。津山から60kmも離れているのか…

4/25 12:09

ここは右へ。

4/25 12:11

次は道なりに左。ネットを見ていると、なぜかこの2つの分岐でミスしている方が見受けられるので、写真載せておきます。

4/25 12:13

ここから左は牧草地。牛が見られることも多いです。この日は牛舎の中でした。

4/25 12:16

岡山県最後の民家を過ぎてしばらく進めば…

4/25 12:21

舗装が切れます。

4/25 12:26

手入れされた人工林もあるので、軽トラなら通れるくらいの状態が続きます。

4/25 12:29

最後にやっと上りがきつくなってくると…

4/25 12:31

到着！「東の箱根・西の四十曲」と言われるほど有名だった難所とは思えません。

4/25 12:35

で、ここからですね。
鳥取県側がまさに四十曲なのです。

4/25 12:36

私の計測では乢根の国道まで36回曲がります。ここに来たら数えてみましょう。

4/25 12:40

何段にも道が重なっている感じ。

4/25 12:40

倒木があったりしますが、道は荒れていません。

4/25 12:42

むしろ細かい落石が多いので、そちらに注意してください。

4/25 12:46

人工林に変わるとジメジメした感じに。シダが伸びるのですが、この5年ほどはキレイな状態が保たれています。

4/25 12:48

乢根の道標地蔵。そう、左のこれまで歩いてきた道が上方への道なのです。

4/25 12:49

国道に下ります。
乢根にはかつて集落があったのですが、今は消滅してしまいました。

4/25 12:50

鳥取県側からの場合、この看板の間から上ります。

4/25 12:51

四十曲トンネル。歩道なし・路肩ほとんどなし・延長1,863mなので、歩いて四十曲峠を越えるなら旧街道を通りましょう。

4/25 13:57

新庄の道の駅に戻って昼食は牛餅丼。新庄と言えばひめのもちが名物です。テストに出ますよ。

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

感想

izumokaido

少し暑かったですが、好天に恵まれ、新緑を満喫できました。
実は初めて歩いた7年前は鳥取県側の草がだいぶ伸びていたのですが、その後、ウォーキングイベントが数年に一度は開催され、良好な状態が保たれています。
岡山県側では素朴な農村風景と後鳥羽上皇・後醍醐天皇の伝承、鳥取県側では昔のままの姿の峠道。昔も今も出雲街道のハイライトと言える区間ですので、ぜひ訪れてみてください。
ちなみに乢根から鳥取県側の板井原・根雨へはほとんど国道歩きとなり、公共交通機関もないので、街道歩きをされる際は計画的にしてください。（この日の私は自転車を先に置いておいて新庄へ引き返しました）

コメント

うみさま

出雲街道踏破で、情報が一番少なく
慎重になってた区間
懐かしい場所です
そういやマラソン大会が行われていて、先頭走者と勘違いされた思い出が

izumokaido

そうですねぇ。
私も初めてのときは、この道が通れるのかもわからずに行き、途中で雨が激しくなって引き返したりしました。
今となってはいい思い出です。