山行記録: UTMF KAI69

今大会より新設されたKAI69に出走してきました。このコロナ禍でポイントを失効してしまい本家のUTMFへのエントリーポイントが足りなかったので今回はKAIの方にエントリーしたという次第です。

天気予報通りスタートからかなり気温が高くなり、暑さに弱い僕はかなり不安いっぱいのスタートとなりました。

スタート～忍野
スタートからはじめの忍野エイドまでは周りのペースにあわせて順行しますが暑さで水分摂取が進み水が切れてしまいました。そして忍野のエイドでは補給する水も切れるという始末でまともに水を補給することなくエイドアウト。ここからが地獄の始まりでした。

忍野～山中湖
忍野から山中湖のエイドまでは一山越えます。急登もありで一気に心拍数が上がりました。この時かなりの疲労を感じていたのですが周りのペースに合わせて進んでしまい完全にペースを乱してしまいました。どこだかわからない山頂の芝生でザックを下ろして寝転がって休みました。5分ほどでしたが心拍がだいぶ落ち着いて来ましたがこの時点で足が攣りまくりでボロボロの状態で山中湖のエイドに到着。もう辞めたい気持ちが大きかったです。この区間も水が切れていました。

山中湖～二十曲峠
山中湖のエイドでコーラや豚汁、おにぎりを補給。辞めたい気持ちもありましたがナイトセクションに向けてシャツを着替えてヘッドランプをつけてエイドアウト。この区間は距離も長く獲得標高も増えてきます。はじめの登りで足を滑らせたと同時に両脚が攣り動けなくなりました。ジェルを補給しながら腰を下ろして一休み。ここまできたら先に進むしかないのでペースを急激に落として、ここからはもう走らずにパワーウォークに切り替えて進みました。日が暮れても気温が下がらず相変わらず汗だくで、騙し騙し進んで二十曲峠のエイドに到着。
この区間が精神的にも肉体的にも一番キツかったです。

二十曲峠～富士吉田
この先に難所の杓子山が控えているのでエイドでしっかりと補給しました。エイドで貰った小さい缶のコーラはエイドで飲まずにザックに入れてリスタート。杓子山の難所は渋滞していたおかげでゆっくり進むことができて思っていたよりも難儀しませんでした。途中でコーラを投入したら一気に復活。杓子山の山頂で天空の鐘を鳴らして下山します。前腿の筋肉も疲労していて下山が大変でしたが、ようやく気温が下がりってきて少しずつカラダが動き始めて富士吉田のエイドに滑り込みました。最後のエイドに来てようやく復活の兆しです。

富士吉田～フィニッシュ
富士吉田のエイドには関門時間の30分前くらいに到着したのかな？でもカラダが動く様になっていて不安は全くありませんでした。ここで吉田うどんとチョコレートを大量に補給。ここでもエイドの缶コーラをザックにしまいました。
最後の霜山のセクションはダラダラとした登りがずーっと続いて最後に急登になる700mアップ。登りの脚はとっくに売り切れてるのでゆっくりゆっくり登りました。大きな登りを終えてほっとしてたらオマケでもう一山。ここまできたら誤差みたいなもんです。最後の最後でしっかり走れるまで復活。最後は笑顔でフィニッシュしました！

今回のレースは久しぶりに大失敗のレースとなってしまいましたが、まずは完走できて一安心。次回に活かしたいと思います。

辛い時間が長かったけど終わってみたら楽しい思い出しか残ってないのが不思議です。

ではでは。