金時山(地蔵堂〜足柄峠〜夕日の滝の沢右岸尾根周回)


- GPS
- 05:33
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 923m
- 下り
- 918m
コースタイム
08:20 足柄峠
09:12 猪鼻砦跡 09:19
09:57 金時山 山頂 10:21
10:49 猪鼻砦跡 10:56
11:18 夕日の滝分岐
12:59 地蔵堂駐車場
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。夕日の滝の沢右岸尾根、夕日の滝分岐から先は、薄い踏み跡のみ。 |
写真
感想
箱根・東海道よりずっと昔からある東西をつなぐ主街道・足柄古道や、足柄峠と金時山を直線でなだらかに結ぶ尾根が、以前から気になっていたので、行ってみました。
夕日の滝の沢右岸尾根は、ヤマレコでは地図検索でも見つからず、googleで検索しても「北東尾根」として1件出てくるのみ。どうなるか分からないけれど、とりあえず踏み跡はあるんじゃないかと勝手に期待して行ってみました(^^;
地蔵堂の駐車場に車を停めて出発。足柄古道は一度歩いてみたかったのです。子どものころ、熊と相撲とったり金さん(いやこの言い方は誤解受けるからね! 銀色の髪の人と誤解されるからね!)はどれほど田舎の出身なのかと思っていたのですが、実は日本のメイン街道沿いの出身だったのですね。
県道78号線のカーブをスルーする感じで、何度も県道と再会しつつ、峠にむかって登っていきます。県道が大きく尾根を外れるところで、古道らしく石畳になって、本格的に山道に。途中、「源頼光(いろいろと化け物を退治した豪傑、金さんの上司w)の腰掛け石」「金太郎の金ぶた石」(これって一体何でしょうか?(^^;)などを通過して、足柄峠に到着。
ここから尾根上を金時山に進みますが、しばらくは舗装道路だったんですね、知りませんでした(^^;
ちょっと雲行きが怪しいけれど、頭だけ日の照った富士山も見えます。
やがて林道になって、夕日の滝から登ってくる道との合流点、ここがどうやら、車で来れるぎりぎりのところのようです。結構な台数の車が停まっていました。その先、ゲートを越えて、ダートになってきた林道をさらに先に。
途中、左がわに入る道があるので行ってみると、林道の脇の山道でした。結構気持ちのいい林の中の道なので、こちらをお勧めします。時々、丹沢方面の展望もありました。
猪鼻砦跡のベンチでしばらく富士山を見て(風が強く寒かった)、少し下ると、ようやく、金時山の急な登りがいきなり始まります。階段が12あって、それぞれ十二支の動物のテープが貼られていて、なごみます。一気に標高を稼いで、丹沢方面の眺めもとてもよく、まだ真っ白い南アルプスも見えてきます。
割とあっけなく頂上に。まだちょっと早い時間だったので、人もそんなにいなかったのですが、とにかく風がものすごくて非常に寒く、ゆっくりできずに早々に退散しました(>_<;
猪鼻砦跡に戻って(下りでは、登ってくる登山者多数)、ここから夕日の滝方面に向かいます。このころになってくると、怪しかった天気も段々よくなってきて、日差しがあったかくなってきました。
軽い下りの気持ちいい散歩道といった感じです。
国土地理院の地図で夕日の滝に下る道が左に折れて支尾根に入る地点には何もなく、道はそのまま稜線上を続いています。??状態でしばらく進むと、次の尾根で、道は支尾根にむかっていました。自分たちはここから、そのまま稜線を直進、795地点、698地点などを経由して、地蔵堂近くまで行く尾根をルートにします。
いきなり笹のヤブが出てきてどうなることかと思いましたが、ヤブはすぐ抜け多少はましな感じになって、とりあえず薄い踏み跡と、時々ピンクのテープもあります。このルートは、FieldAccessで国土地理院の地図の縮尺を変えると、698地点直前の鞍部まで、点線が出たり消えたりします(1:2500だと点線あり)。
基本、右手(東)は植林、左手(西)は自然林で、途中ちょっとやせたところもあり、金時山の北尾根(林道のある尾根)方面の眺めがいいです。795地点付近では、北尾根から富士山も顔を出し、後ろには金時山の格好いい姿が、向かう先には矢倉岳が見えます。雰囲気は明るいし踏み跡ははっきり分かるものの、当然ちょっとヤブっぽいので、歩きやすくはありません。
698地点は植林の中。ここから広い尾根を北に下り、途中シカ柵が出てくるので、しばらく柵沿いに、そのあと2回倒れた柵を越えて下ります。このあたり、クスサン(蛾)の網目の袋状の繭が沢山落ちていました。
ここからまっすぐ尾根を下るつもりだったのですが、踏み跡は右手に逸れていきます。尾根はちょっとヤブっぽかったので、そのまま踏み跡にしたがって進みました。踏み跡は下りながら尾根をひとつ越え、谷に入り、下に見える黒白林道に(林道のゲートを越えて少し行ったところ)。思っていたより、ちょっとズレましたが、まあ無事に下りたので問題なしとします(^^;。
林道を地蔵堂に下りていく途中、丁度道が二手に分かれるところで、山側にテープ発見。多分、ここから登れば、尾根のルートに直接行けるようです。
地蔵堂に到着後、万葉うどんの店に行ったら、ご主人が腰を悪くしてうどんを打てる状態にないとのことで、臨時休業中でした。ううむ、残念!(>_<;
追記:最初、夕日の滝のある沢を矢倉沢と思って「矢倉沢右岸尾根」としましたが、考えてみると、矢倉沢峠は尾根の右側の沢の源頭にあるし、明らかに違う気がします(^^; だから、「夕日の滝の沢右岸尾根」に変更しました。
最近、丹沢湖へ向かう途上の車中から、金時山に続く長く平らな尾根を遠くから眺めていて、いつかあそこを歩いてみたいと思っていました。遠くから見た感じでは、眺望がよく、でもひたすら長そう…という印象でしたが実際は、眺望はあまり良くなく、そんなに長くありませんでした。途中まで車も通れるほどの良い道なので散歩気分で歩けたというのもあるかもしれません。また、金時山本体に取り付いてから山頂までが近いように感じました。急登にはなりますがひと登りごとに眺望が良くなるので、キツさが還元される思いです。山頂は強風でした。売店のベンチは吹きさらしで、岩場で風をよけれそうな場所を探しましたが全然ダメで、諦めて下山しました。夕日の滝方面への道は風もなくポカポカで歩きやすかったです。このままこの道を下りたい思いも出てきましたがぐっとこらえて当初の計画通りのルートで下りました。最近少しだけですが地形図と実際の地形が合致するのが楽しくなってきました。でも例えば分岐のところでどこが尾根なのか見渡しても分からなかったりします。帰りはお目当ての万葉うどんがお休みで、もう、うどんのことしか考えられなくなり、東名中井PAの麵宿まで行ってうどんを食べました。
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