佐伯天神山(さえきてんじんやま)〜藤公園 和気町:岡山県南東部
- GPS
- 06:56
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 428m
- 下り
- 419m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気は曇りのち晴れ。 神社から少し行ったところに「登山口」看板があるが、正しいルートではないと思われるので、注意。 メインの道はハッキリしている。 2023/04/22:訂正。 登山口看板のあるところが登山口で正しい。 登山口から登ってすぐに、左右に分岐していて、右の方が踏み跡がハッキリしているが、間違い。 ちゃんと見ると左にはリボンがある。 他にも麓付近は踏み跡が多いが、道がなくなったら間違えているとみなして引き返すのが吉。 |
その他周辺情報 | 和気美しい森にはキャンプ施設などあり。 和気駅にはゴミ箱もトイレもあり。 道中のトイレは全て洋式水洗かつ、ほとんどが温水だった。 凄いぞ和気! |
写真
感想
今回の教訓。
進んで引き返せそうな道でなければ、行ってはいけない。
今年は見送ろうと思っていた藤公園、連休直前に「今が満開!」的ニュースを見て、気が変わる。
連休初日の雨で散ったかもしれないので、とりあえず天神山に登り、余力があれば藤公園に足をのばすことに。
途中から自転車専用路を歩くつもりが、入りそびれてしばらく車道を行く羽目に。
歩道はなく、路側帯も狭い上に車が多くて危ない。
車にとっても、こんなところを歩く人間は迷惑この上ないだろう。
自転車「専用」となってはいるけれど、合流地点でそちらに入ると、ジョギングしている方など、普通に自転車以外の人もいた。
「片上浪漫街道」だったか、かつて鉄道が通っていた道のようで、道中には旧駅舎もある。
側にはトイレがあって、「こういうところにあるトイレはお察しだろうな」と思いながらも利用したら、なんと洋式水洗だった。
ペーパーもついていた。
和気って金持ち?と下世話な感想を抱きつつ、ひたすら舗装路を歩く。
やっと登山口近くの神社、天石門別神社に着き、いつも通りにお願いしてから、神社傍の「登山口」と大きく書かれた看板のところを正しいルートだと疑いもせずに進んだ。
少し行っただけで踏み跡はすぐに不明瞭になったが、なにせ正しい登山口だと思い込んでいるので、道っぽく見えるところを無理して進み続けてしまった。
「急だけど整備された登山道」とネットにあったのに、急だし明らかな薮。
道が消えて、どう考えてもおかしい、とマップを確認した時には、下って引き返す方が危ない、という状態だった。
マップの登山口と、そこから延びているみんなの足跡は、看板のある場所からは少しズレている。
嘘じゃろ!
幸い、正規ルートの道っぽいところが見えたので、とりあえずそこを目指してヨジヨジ登る。
帽子を忘れたため、タオルマフラーを頭に巻いた田吾作スタイル。
整備されているなら、無帽でもそんなに問題ないと思ってたんだけどね…
ほとんど垂直でとっかかりに悩む場所やら、木の枝やらに悩まされたが、何とか登山道の上に立つ。
神様ありがとう。
マップでも正しいルート上にいることを確認して、ようやく普通の登山を開始した。
序盤に無駄にバリったおかげで、急登のはずが、ものすごく楽に思える。
急は急だけど、足の置き場はハッキリしているし、道を塞ぐ木もないし、めっちゃ楽!
ムダバリマジック!
登山道では誰にも出くわさなかったが、三の丸から山頂へ向かう途中で複数の方と行き合った。
美しい森の方からのルートの方がメジャーなのかも。
本丸跡で百貫井戸の道標を見て、少し降りてみても見当たらなかったので、和気の史跡保存?の仕事的なことをされているらしい方に尋ねると、地図を見せていただけた。
軽く高さ80mくらいは下らないとダメな様子で、しかも急坂をほぼ真っ直ぐに降りるような道。
さらには獣道と言っていい状況とのことで、一人だしお勧めしませんと言われてしまう。
こちらもそんなに遠いとは思っていなかったので、諦めた。
平坦な道を進んでいくと、堀切やら何やらで、アップダウンが出てくる。
石垣が残っている場所もあったり。
当時の平均的なお城の規模は分からないけど、結構大きなお城だったみたい。
石落とし用の石場や、軍用石なんかは初めて見た。
展望の開けたところも多いが、三角点付近は眺望なし。
そのまま和気美しい森へ抜けた。
「美しい森」と名のつく場所は、これまで複数見たことがあるが、ずいぶん前から放置されている感じのところが多かったので、現役活用されているだけでなく、公園として綺麗に整備されて管理棟も機能していることに驚く。
キャンプ場もあり、利用者も複数いた。
管理棟には入らなかったが、敷地内のトイレは洋式温水水洗で、和気ってマジで金持ち?と再び下品な感想を抱いた。
まあ、地元民に愛されている地域なのだろう。
和気アルプスなども含め、和気はあちこちで地元愛を感じる。
その後はひたすら舗装路を歩いて藤公園に。
人出は思ったほどではなかった。
藤は残念ながら雨でかなり散っていたが、一部、満開状態のものも。
出店も催しもないので、園内をグルグルまわって似たような写真を撮りまくった。
中に中国語っぽい響きの言葉を話す女性グループがいて、ずーっと同じところでノーマスクのまま騒ぎながら写真を撮っていた。
普通なら微笑ましい光景なんだろうけど、あそこまで派手にルール破りしていると、いい印象は持たれないよね…
ともあれ、意図せずバリったり、藤は盛りを過ぎていたりしたけれど、予定していた行程は全て消化できたし、なんだかんだで良かった。
でもやっぱり、原付欲しいなぁ。
コメント
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コメントを書くのが、すっかり遅くなってしまいました。(^^;)
私が歩いた1月とは、ずいぶん山の雰囲気が変わっていますね。新緑が鮮やかで、山は季節毎に色んな表情を見せてくれるんだなぁと、改めて思いました。
登山口は災難でしたね。比べてみるとanna70さんは少し内側に、私は大きく外に。・・・二人ともルートを外れていて、私は冬枯れに助けられただけかも?(^^;)
天石門別神社は、和気清麻呂公だったんですね。狛犬の代わりに片方は人?誰??と、不思議に思い写真は撮りましたが、回収出来そうに無かったの山行記録には載せずスルーしました。(^^;)
マンホールも風車だなぁと思ったものの、それ以上の追求はせず。ファミリーパークが有るんですね。
色々な疑問が解けて、とても勉強になりました〜。では。(^^)/
こんにちは、コメントありがとうございます(^ ^)
この山行を終えた後、正しい登山口はどんな感じだったんだろうとOKAMOTO20さんのレコを見返したりしました(^ ^;)
里山は踏み跡があちこちにあったりして道迷いの罠があるという話は聞いたことがありますが、登山口看板で始まる罠があるとは思ってもみませんでした。
お互いに無事で何よりでした(^-^)
コメントいただいて改めて写真を拝見しましたが、確かに緑具合が全然違いますね。
前日の雨のせいか、川の色もこちらは真っ茶色。
景色は冬の方が見えそう。
和気清麻呂公は、藤公園の傍にある和気神社に行くと、忘れられない人になります(^ ^)
和気+イノシシ+昔の格好とくればあの人、みたいな。
しかし、いくら地元の偉人でも、狛犬の片割れにしてしまうのってどうなんだと思わないでもありません。
コメント、ありがとうございました(^^)v
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