日光最後の雪山 宿堂坊山東尾根往復+中禅寺湖北岸周遊路
- GPS
- 14:31
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 968m
- 下り
- 979m
コースタイム
2日目 幕営地06:30−07:35宿堂坊山07:50−08:25幕営地08:55−10:35コル取付点11:10−西ノ湖入口12:10−千手が浜12:38−竜頭の滝BS15:20
天候 | 3/31 晴れ 強風 4/1 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
まるごと日光フリー切符冬価格は3/31まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
宿堂坊山東尾根は一般登山道ではありません。 3/31山から強風の為が吹きおろし湯元スキー場のリフトは運休、尾根を登っても前白根山から稜線に出て白錫尾根の縦走は無理と判断し、下山予定の宿堂坊山往復に変更 環境道路 雪どけ進み一部のみ雪氷残すのみ 4/26から低公害バス運行 宿堂坊山東尾根ー雪の状態が悪くモナカ雪、ベタ雪そして雪の殆ど消えた樹林密集地と踏み抜き、アイゼンでのヤブ尾根歩きと緊張を強いられた。県界尾根の良いエスケープルートであることがわかった。 |
写真
感想
予定は雪のある間に藪山を通過しようとの狙いで、湯元から前白根山に登り、白錫尾根を辿り宿堂坊山までの両毛県界尾根(Part1)を南下するルートだったが、強風をついて登っても3県境の前白根山からの稜線歩きは危険と判断し、下山予定の宿堂坊山東尾根を往復することに変更する。バスで赤沼までひき返す。先週より雪どけが進んだ環境道路を西ノ湖入口まで歩き、ワカンを装着し第2堰堤ではぬれずに渡渉できた。(第1堰堤から河原に降り渡渉点を探すが結構水の勢いが強い)
尾根の末端は雪が殆ど無くひどく急で脆いのでトライするが降りる。少し回り込むとミニ吊尾根のようなコルがあり傾斜も楽なためここから登ることにする。(下山した時リボンがあるのに気付いた)
コルに上がると次はシャクナゲ密集の痩せ尾根で雪は少ししかついていないのでワカンを脱ぐ。ザックが木の間に引っ掛かり悪戦苦闘の末やっと脱出。そこから雪の急登の尾根登りになる。雪は表面が固く中がスカスカのモナカ雪か踏み抜きの腐った雪で、ベタ雪で潜ったりだが場所により雪が無い尾根があったり。結局アイゼンで登ることにする。所々先人のつけたリボンがある(無雪期用?)基本的に尾根を外さずに登る。木々の間から右側に白い白錫尾根が見え、振り返ると男体山と中禅寺湖が眼下に広がり思わず歓声を上げる。風も強くなり、等高線がもう少しで広くなる所でタイムリミット。丁度テント1張り晴れそうな場所があったのでテントを張る。夜眺めると後方に中禅寺湖の光がきらめき美しかった。
2日目朝。中禅寺湖の朝焼けは時を忘れるほど美しく写真をとるのも忘れて見入ってしまった。テントを畳み、荷物をデポし、軽荷で頂上を目指す。地図通り天場の先ですぐに傾斜が緩み、踏み抜きに気を付けながら苦労なく頂上に到着した。頂上直下も広くテントが張れそうだ。2077mからのルート、三俣山へのルートを確認し下山する。
天場でザックを詰めなおしここから急降下になるので、慎重に、慎重に降り(シャクナゲ密集地でアイゼン歩きも緊張)取付きに到着できた。天気も良く、緊張感からも解放され春の小川のせせらぎを楽しみながらゆっくり休む。すっかり魅せられた川沿いの道を踏み抜きつつ西ノ湖入口に着く。
今日は湯元温泉に泊まりなので赤沼まで戻らず千手が浜まで道路を進み、通ったことのない中禅寺湖北岸道を行ってみることにする。ハイキング道だから楽だろうと思ったのは大いなる間違いで気難しい雪にてこずり何日も前の踏み跡を拝借し予想以上の時間を費やし菖蒲ケ浜までたどり着いた。途中滑り落ちた鹿の残骸が横たわっていた。赤岩は地図よりはるか上部に道がつけられ雪の状態が悪く苦労した。
東尾根も北岸道も時期が悪かった。もう少し早く雪がしっかりしている時かもう少し遅く雪が融けた時期が良い。
これで殆ど毎週通った私の日光雪ハイクも終わり、温泉で汗を流し料理を楽しみ安全に感謝し独り打ち上げをした。
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