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Yamareco

記録ID: 4243602
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

南八甲田スキー縦走(旧県道:御鼻部山〜駒ヶ峯)

2022年05月04日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:34
距離
34.7km
登り
1,509m
下り
781m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:52
休憩
0:41
合計
9:33
1:35
167
4:22
4:48
74
6:02
6:03
51
6:53
6:54
20
7:14
7:14
124
9:18
9:20
43
10:03
10:16
24
10:40
10:41
4
10:45
10:45
15
11:09
天候 晴れのち曇り、風速25〜30m/sで暴風警報
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
【往路】
車は奥入瀬渓流の石ヶ戸休憩所に駐車。登山口の御鼻部山までは国道102号線を徒歩で14km。

子ノ口に停めれば御鼻部山まで11kmですが、今回は子ノ口〜青ブナ山区間の冬季通行止め解除が延期されたため通行できませんでした。
http://www.koutsu-aomori.com/Road/HakkodaMain.html

【復路】
睡蓮沼バス停からJR東北バスで石ヶ戸休憩所へ。睡蓮沼12:25-13:43子ノ口、1160円(PASMO可)。板とザックは車内に持ち込み、抱えて座ります。
https://jrbustohoku.co.jp/route/detail.php?r=178&rc=11

睡蓮沼からのバスは09:32と12:25の2本だけなので、終バスは12:25となります。これに間に合わなければ猿倉温泉・谷地温泉・酸ヶ湯温泉に泊まる/ビバークする、もしくはタクシー/R103を歩く(21km)/往路戻る、などで車を回収することになります。
コース状況/
危険箇所等
【雪について】
雪はだいぶ薄くなりましたが、板を脱いだのは一箇所だけ。他は迂回するなどして板を履いたまま通過しました。駒ヶ峯の登りのみ、クライミングスキンを着けました。他は全てウロコで進めています。駒ヶ峯から睡蓮沼まではストップスノーで板は走らず…と思ったら、落枝でソールの汚れが酷いためでした…。気持ちよく滑り降りたかった…。

【籔や植生について】
笹薮は雪で倒れたままでした。ルート脇の起き上がってきた笹の高さは2m近いものがあり、藪の濃い時期は苦労しそうです。その一方で、融雪したルートを観察するとだいぶ刈り払われているようにも思いました。実際はどうなんでしょうか。
周囲の樹木はアオモリトドマツ、ブナ、シラカバなど。早朝だったので木漏れ日が美しく、気分が上がりました。ルート上には幼木が育ってきていますが、進行を妨げるほどではありませんでした。

【ルートについて】
笹薮が雪で倒れているため、藪で苦労することはありませんでした。また、周囲の樹木の種類・間隔を観察すると、地図を見ずとも切り開かれたルートが見えてきます。言い方を変えると、ガスや吹雪で視程の短い時はコンパスやGPSを片手に進むのが良いかと。
その他周辺情報 谷地温泉 10:00-17:00 600円
猿倉温泉 09:00-15:00 500円(土日祝のみ)
蔦温泉 10:00-15:00 800円
奥入瀬 森のホテル 11:00-15:00 800円
ポニー温泉 05:00-22:00 390円シャンプー等なし
奥入瀬渓流の石ヶ戸休憩所からスタート。舗装路はトレランシューズで。
2022年05月04日 01:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/4 1:35
奥入瀬渓流の石ヶ戸休憩所からスタート。舗装路はトレランシューズで。
カモシカなら良いけどクマは嫌だな…。
2022年05月04日 01:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 1:55
カモシカなら良いけどクマは嫌だな…。
青ブナ山付近の分岐。子ノ口までの道路は5/12に冬季規制解除でした。
2022年05月04日 03:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 3:12
青ブナ山付近の分岐。子ノ口までの道路は5/12に冬季規制解除でした。
舗装路を3時間ほど歩いて、やっと御鼻部山に到着。
2022年05月04日 04:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 4:37
舗装路を3時間ほど歩いて、やっと御鼻部山に到着。
展望台から、まだ薄暗い十和田湖。風が強いです。
2022年05月04日 04:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 4:40
展望台から、まだ薄暗い十和田湖。風が強いです。
地平線の雲に隠れている朝日。さて、スキー装備に替えて再出発しよう。
2022年05月04日 04:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 4:49
地平線の雲に隠れている朝日。さて、スキー装備に替えて再出発しよう。
旧県道スタート。進み始めたところで朝日が見えました。
2022年05月04日 05:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 5:01
旧県道スタート。進み始めたところで朝日が見えました。
木々の向こうに櫛ヶ峯が見える…?
2022年05月04日 05:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 5:02
木々の向こうに櫛ヶ峯が見える…?
明らかに周りと樹木の間隔が異なる…ここが旧県道か。
2022年05月04日 05:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 5:10
明らかに周りと樹木の間隔が異なる…ここが旧県道か。
強風で落枝が多くて苦笑…避けてたらキリがない。
2022年05月04日 05:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 5:27
強風で落枝が多くて苦笑…避けてたらキリがない。
今回のルートで唯一、板を外して歩いた数m。普通に登山道として整備されている…?
2022年05月04日 05:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 5:55
今回のルートで唯一、板を外して歩いた数m。普通に登山道として整備されている…?
気持ち良さそうな湿原に出てきました。
2022年05月04日 06:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:15
気持ち良さそうな湿原に出てきました。
櫛ヶ峯が頭を出した…!
2022年05月04日 06:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:16
櫛ヶ峯が頭を出した…!
こちらは乗鞍岳?
2022年05月04日 06:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:24
こちらは乗鞍岳?
薄くなっている箇所を避けて湿原を通過。
2022年05月04日 06:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:25
薄くなっている箇所を避けて湿原を通過。
左から櫛ヶ峯、駒ヶ峯、乗鞍岳かな。右端の丸いのは…?
2022年05月04日 06:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:45
左から櫛ヶ峯、駒ヶ峯、乗鞍岳かな。右端の丸いのは…?
ここはぐるっと迂回。
2022年05月04日 06:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:45
ここはぐるっと迂回。
乗鞍岳の右側…赤倉岳じゃないしなあ。
2022年05月04日 06:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:45
乗鞍岳の右側…赤倉岳じゃないしなあ。
スキーのトレースがありました。降雪の影響を受けてない…ということは、前日か前々日にどなたか入ったんでしょうね。2人かな。
2022年05月04日 06:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 6:49
スキーのトレースがありました。降雪の影響を受けてない…ということは、前日か前々日にどなたか入ったんでしょうね。2人かな。
ルートは分かりやすいけど雲が厚くなってきた…。
2022年05月04日 07:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:08
ルートは分かりやすいけど雲が厚くなってきた…。
風が強く目まぐるしく変わる天気。
2022年05月04日 07:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:16
風が強く目まぐるしく変わる天気。
とりあえず櫛ヶ峯の手前にある黒い森、松森(P1162)を目指します。
2022年05月04日 07:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:16
とりあえず櫛ヶ峯の手前にある黒い森、松森(P1162)を目指します。
乗鞍岳に向かって。分かりやすいところはさくさく進もう。
2022年05月04日 07:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:17
乗鞍岳に向かって。分かりやすいところはさくさく進もう。
秋は草紅葉もキレイそう。
2022年05月04日 07:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:21
秋は草紅葉もキレイそう。
櫛ヶ峯も近づいてきました。
2022年05月04日 07:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:35
櫛ヶ峯も近づいてきました。
そういえばこちら側って滑ったことないな。冬に行ってみよう。
2022年05月04日 07:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 7:35
そういえばこちら側って滑ったことないな。冬に行ってみよう。
松森手前くらいから?乗鞍岳が後方に回り始めた。こう見ると、右肩が赤倉岳だよな…さっきのは…黒森か?
2022年05月04日 08:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 8:44
松森手前くらいから?乗鞍岳が後方に回り始めた。こう見ると、右肩が赤倉岳だよな…さっきのは…黒森か?
櫛ヶ峯の楽しい斜面が見えてきました。
2022年05月04日 08:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 8:51
櫛ヶ峯の楽しい斜面が見えてきました。
今のところクラックは無さそうに見えます。
2022年05月04日 08:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 8:51
今のところクラックは無さそうに見えます。
松森に乗り上げて、正面に駒ヶ峯。そして爆風。
2022年05月04日 09:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:03
松森に乗り上げて、正面に駒ヶ峯。そして爆風。
黄瀬萢に到着。あとは駒ヶ峯に登るだけだ。
2022年05月04日 09:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:18
黄瀬萢に到着。あとは駒ヶ峯に登るだけだ。
振り返って。センターが御鼻部山かな。左奥に岩手山と八幡平。
2022年05月04日 09:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:31
振り返って。センターが御鼻部山かな。左奥に岩手山と八幡平。
クライミングスキンを着けてほぼ直登。駒ヶ峯の稜線へ。
2022年05月04日 09:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:56
クライミングスキンを着けてほぼ直登。駒ヶ峯の稜線へ。
こちらから見る櫛ヶ峯は真っ白!
2022年05月04日 09:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:56
こちらから見る櫛ヶ峯は真っ白!
進行方向右には乗鞍岳。黒い。
2022年05月04日 09:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:57
進行方向右には乗鞍岳。黒い。
櫛ヶ峯のスキーツアーの標識がありました。
2022年05月04日 09:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 9:59
櫛ヶ峯のスキーツアーの標識がありました。
三角の標識と丸い標識があるんですねー。
2022年05月04日 10:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 10:01
三角の標識と丸い標識があるんですねー。
駒ヶ峯の山頂に到着!少し過ぎたところでここまでのルートを振り返り。なかなか楽しいルートでした。
2022年05月04日 10:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 10:07
駒ヶ峯の山頂に到着!少し過ぎたところでここまでのルートを振り返り。なかなか楽しいルートでした。
北八甲田オールスターズ!雛岳が見えない!(笑)
2022年05月04日 10:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 10:15
北八甲田オールスターズ!雛岳が見えない!(笑)
乗鞍岳はもっと雪がある時期に行きましょう…3月か、2月か。
2022年05月04日 10:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 10:15
乗鞍岳はもっと雪がある時期に行きましょう…3月か、2月か。
下山開始!スキーなので楽々〜♪と思いきや、板が走らない。枝を踏みすぎてソールが汚れていたようです。ヒールフリーにして歩く方が速い。残念。
2022年05月04日 10:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 10:48
下山開始!スキーなので楽々〜♪と思いきや、板が走らない。枝を踏みすぎてソールが汚れていたようです。ヒールフリーにして歩く方が速い。残念。
とりあえず睡蓮沼に着きました。お疲れさまでした!
2022年05月04日 11:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 11:06
とりあえず睡蓮沼に着きました。お疲れさまでした!
11:10着ですがバスは12:25、そして10分遅れで12:35に来ました。爆風の中、1時間半待って身体が冷え切りました…。雪上に戻って、半雪洞でも作って待ってた方が良かったかも。
2022年05月04日 11:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/4 11:10
11:10着ですがバスは12:25、そして10分遅れで12:35に来ました。爆風の中、1時間半待って身体が冷え切りました…。雪上に戻って、半雪洞でも作って待ってた方が良かったかも。
撮影機器:

感想

2014年からの宿題がやっと片付きました。八幡平付近の大白森山荘に泊まった際に、Kさんという方からお聞きしたのがこのルート。"南八甲田旧県道縦走(旧県道櫛ヶ峰線)"でした。激藪だし熊の気配が濃いけどきっも楽しめるよ、と。8年越しになってしまいましたがとても楽しめました。Kさん、ご紹介ありがとうございました。

このルート、ソロでやる際は
・バスの本数の少なさ
・御鼻部山〜バス停間の移動(今回は石ヶ戸バス停、標高差700m/距離14km)
をどうするかが最大の課題に思いました。

以前はバスの本数も多く、1時間に1本程度は運行していたようですが…今は1日に2本、お昼が終バス。この点はとにかく早朝スタートにすることで解決。

御鼻部山〜石ヶ戸バス停間はどうにもならないので、お金で解決(タクシー)するか、体力で解決(自分の足で登る)するか…自分は後者を選択しました。子ノ口バス停なら標高差600m/距離11kmなので幾分マシですが、似たりよったりですし、冬季通行止めが解除されてなかったので選択できず。

そんなこんなで計画には時間を要したものの、実行に移せば楽しいルート。GWだと言うのに人の気配もせず、荒れ狂う風と木の軋む音しかしない…「きっと気に入ると思うよ」とお勧め頂いただけあって、好みのルートでした。贅沢を言えば、もう少し雪がある時期にやった方が楽しそうですね。テント泊かな。

まだまだやりたいルートも多いこの山域、また来シーズンもお世話になります。

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