玄倉林道境隧道の上からミツマタを訪ねて(山神峠〜伊勢沢ノ頭〜檜岳〜寄)
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- GPS
- 07:25
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
境隧道上から伊勢沢ノ頭までと伊勢沢ノ頭から檜岳山稜を離れて秦野峠林道までの間にはほどんど道標が無く、広い尾根上で所々踏み跡が不明瞭な所がありました。 |
写真
感想
昨年は雨のミツバ岳から屏風岩山を経て大滝峠を歩いてミツマタを楽しんで来ましたが、今年はどこに行こう?と考えながら山と高原地図を見ていたら、玄倉林道の境隧道の上を通る赤破線にミツマタの文字を見つけ、ミツマタを愛でながらまだ行ったことのない山神峠、そしてこれも未踏の伊勢沢ノ頭南尾根から寄大橋に下ることにしました。
いつも通り谷峨駅7時5分着の御殿場線を降りると、一緒に降りた人々はゴルフ場の送迎バスに乗ったり大野山に向けて歩いて行ったりして、今日もバス停で7時46分の西丹沢自然教室行きのバスを待つのは私一人だけです。
トイレを済ませたり朝日が当たりポカポカと暖かい誰もいない駅前のバス停でボーっと過ごしていると、やがて7時38分着の沼津行き電車が到着して山支度をした人が5〜6人降りバス停に列が出来、ほぼ定刻にやって来たバスに乗ると丁度全員が座ってほぼ満席になるような混み具合でした。
玄倉で下車したのは3人だけでしたがすぐにバラけ、採石場のダンプカーや作業用のトラックなどが時々通り過ぎて行く以外は静かな玄倉林道をのんびりと写真を撮ったりしながら歩いて行きました。
久し振りに来た玄倉林道は先の大雪の影響かあちこちに崩落の跡が見られ、これも大雪の影響なのか7月から9月以外は車両乗入れが出来る中ノ沢林道の入口にチェーンが掛けられ通行止めになっていて、玄倉林道のゲートの中では大型クレーンが入って大規模な工事をしていました。
境隧道を抜けた先から林道を外れトラバースして回りこみ、隧道の上へと続く急な階段を登り痩せ気味の急登を過ぎ歩き続けてもなかなかミツマタが見当たらず、見回しながら歩いていると右下の方にミツマタが見えたので登山道を逸れて覗きこむと、並行している林道と登山道の間の斜面にミツマタが沢山咲いていました。
どうやらこの林道は玄倉林道に接した土砂が堆積した入口に、車両通行止めの看板が出ている林道の上部のようです。ひょっとして地図に書かれているミツマタってこれ?いやな予感を振りきって気を取り直して登山道に登り返し歩き始めるとやがて見えてきました、ミツマタの群生が! ミツバ岳のように広い山頂に咲いているのではなく背景に富士山もありませんが、径路の両側に咲き乱れるミツマタのお出迎えを受け大満足です。来て良かった!
第一の目的、「境隧道の上でミツマタを愛でる」を達成し次の目的地山神峠に向かいました。ここで気掛かりだったのは、山と高原地図に書かれている“トラバース崩壊箇所あり”というところですが、途中コースが左右に別れているらしい所を左に行くとそこに至るのではないかと思いますが、まっすぐ鹿柵沿いに進む方が明らかに踏み跡が明瞭だったのでそちらに進み、山神峠に下るルートを選びました。
その分かれ道の手前、右の方からゴトゴトと音がしたので鹿柵越しに覗きこむとユンボが林道補修の工事をしていました、やがてはもっと上の林道崩落箇所も補修するのでしょうか?
山神峠には祠と鉄塔と2つのきれいなベンチがあり日当たりも良かったので、ここで昼食にしました。
最近はコンビニおにぎりやお稲荷さんを手早く食べるだけで済ませていましたが、今日は時間の余裕もありそうなので久し振りにバーナーで湯を沸かし、100均で仕入れたレトルトに家から持って来たご飯を入れてピリ辛お粥を食べると身体が暖まります。
山神峠には意外に新しい道標があり、境隧道・伊勢沢ノ頭・ユーシン・蕗平橋の4方向を指していましたが、私に行けるのは境隧道に戻るか伊勢沢ノ頭だけなので選択の余地はありません。山神峠から伊勢沢ノ頭の間、地図には(迷)マークがありましたが、尾根を外さずに登って行くとやがて現れるモノレールの軌道が格好の案内になり、伊勢沢ノ頭まで迷うこともなく行けました。
伊勢沢ノ頭から檜岳まで往復してから寄大橋に向けて下山することにしましたが、檜岳に着いてから戻る間に頭上に黒雲が立ち込めたかと思うと雪がぱらつき天候のめまぐるしさを感じました。
伊勢沢ノ頭から寄大橋へは一旦秦野峠に向かい、途中右に直角に曲がる道標をそのまま直進しますが、当初明瞭だった踏み跡が、尾根が広がったあたりでわかりにくくなったので地図とコンパス頼りに歩きましたが、うっかりすると右よりに逸れてしまいそうな感じがしました。
やがて明瞭になった踏み跡を辿って行くと、歩き易く整備された感じの樹林帯の下りになり、迷いようもなく林道に降り立ちました。
アスファルトの林道をテクテクと歩き30分程で寄大橋、さらに歩くこと30分で見事に桜が咲いている寄のバス停に到着し、丁度発車しようとしているバスに乗ることができました。
chakaranさん、こんにちは。
コースタイム見て驚きました。
山神峠の到着が20分違い
とっても残念。お会いしたかった。
蕗平橋からはとても歩けなく
西側の尾根に乗ってから山神峠へ急降
玄倉からは問題なく行けるのですね
今度はそちらからも行ってみたいと思います。
takaさんこんにちは。
私が到着するわずか20分前に山神峠にいらっしゃったとは
神縄トンネルの脇にシルバーの車が停まっているのをバスの中から見ましたよ。
誰かここから登っているなと思いましたが、あれがtakaさん達の車だったんですね。
境隧道からは、最初のトラバースと急登の階段を過ぎれば、歩きやすい道が続いていて危なげなく行けました。
takaさんとkaiganeさんのレコを拝見しましたが、なかなか楽しそうな山行でしたね、あとでそちらにコメントを入れさせていただきます。
今度どこかでお会いしたらよろしくお願いします。
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