初心者沢登り講習／マスキ嵐沢〜箒沢権現山

2014年04月05日(土) [日帰り]

• GPS: 07:55
• 距離: 3.8km
• 登り: 614m
• 下り: 601m

天候

曇り時々晴れ（やや寒）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大滝沢林道／東海自然歩道入口

コース状況／危険箇所等

■今年から沢登りを始める方および初級者対象　沢登り講習会

　定員4名まで　申込締切3/31まで
　申込先　[email protected]　マウントファーム宛
　　　　　氏名、生年月日、血液型、ご住所、携帯、緊急時の連絡先、
　　　　　山岳保険加入有無、最近の主な登山歴
　　　　　をご連絡ください。

　講習内容等は　http://mt-farm.info/
　をご参照ください。
　今後も実施予定です。

■マスキ嵐沢情報

　遡行グレード：1級

・東海自然歩道入口からマスキ嵐沢入渓点は積雪もなく問題ない。
・標高750m15m大滝上部の5m滝辺りから時折スノーブロックが現れる。
・標高920m二俣を右沢の涸棚に入ると、最後の登攀棚である10m棚の
　基部には厚さ最大180cmの雪渓がまだ残っている。
　涸棚の取付き部分だけ土が出ているのでクライミングには支障ない。
・詰めたコルから箒沢権現山および今回読図下降したマスキ嵐沢・藤嵐沢の
　界尾根上はまったく積雪なし。

写真

4/5 9:21

東海自然歩道からスタートです

4/5 9:37

マスキ嵐沢入渓点
標識あり

4/5 10:00

最初の3m滝

4/5 10:04

短いナメが続きます

4/5 10:09

Y字状3m滝

4/5 10:24

6m滝
今日は濡れは勘弁なので左壁を登ります

4/5 10:39

長さ10mトイ状滝

4/5 10:44

10m滝を突破するTKさん

4/5 10:47

標高750mで出てくる2段15m滝

4/5 11:24

15m滝をスルスル登るTKさん

4/5 11:29

15m滝の上部にはまだスノーブロックが点在していました

4/5 11:45

4/5 12:31

平和なトロ

4/5 12:48

おぉ！雪渓出現
安定している橋桁をサクサク登ります

4/5 13:07

ブロック点在

4/5 13:10

4/5 13:11

標高920m二俣の右沢にもブロックが

4/5 13:21

4/5 13:21

最後のクライミング滝となる10m涸棚にも

4/5 13:23

10m涸棚

4/5 13:24

雪渓の端を下ります

4/5 13:25

4/5 13:43

10m涸棚終了点から見た基部
棚の取付きだけポッカリ土が出ていたので登攀には支障ありませんが

4/5 14:28

涸棚基部の雪渓は厚いところで180cmもある
この時期のマスキ嵐沢でこんな風景は見たことないぞ

4/5 14:59

詰めにも落ち葉の下は雪渓です

4/5 14:59

最後の詰め

4/5 15:10

終了点です

4/5 15:33

箒沢権現山山頂

4/5 15:34

1年ぶりに来たら見事な土管椅子と標識が新設されておりました

4/5 16:14

さて下降は地形図を読みながらマスキ嵐沢と藤嵐沢の界尾根（箒沢権現山南西尾根）を下ります

4/5 16:30

P788小ピークから箒沢権現山

4/5 17:03

読図はドンピシャリ
藤嵐沢出合で林道へ出ました

4/5 17:05

ミツマタもそろそろおしまい

4/5 17:05

藤嵐沢出合

撮影機器：

PENTAX Optio WG-2 PENTAX

感想

kamog

初めての沢登りに挑戦したいという受講者さんと初心者沢ノボラー定番のマスキ嵐沢へ。
西丹沢も下部の方は残雪もそろそろなくなってきたのですが
マスキ嵐沢は中盤からスノーブロックや雪渓が点在していました。
毎年3月下旬から沢登り講習をスタートさせるのですが
こんな風景は見たことがありません。
いやぁ2月の大雪はやはり半端ではなかったこと改めて実感。

沢登りもクライミングも未経験の受講者さんには
最低限必要なロープワーク（フィギュアエイトノットとエイトノットループ）、
高巻きと直登の選択方法、
懸垂下降の仕方、
そして沢登りだけでなく下降尾根の地図読みのコツを指導させていただきました。
地形図に谷線を入れると尾根の選択もこんなにできるんだ、と結構喜んでもらいました。
そう、GPSでは読み取れない地図読み、そして山を見る力が養えることを
充分納得されたと思います。
来月はさらにスタップアップしていきましょう！