カヤマチ山(兵庫県丹波市)【静かな里山を歩く】
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 754m
- 下り
- 739m
コースタイム
12:40 口西畑
12:44 高座石
12:56 林道終点
13:17 葛野峠
13:44 出発
14:02 カヤマチ山
15:00 十九山
16:02 駐車地
天候 | 曇り時々小雨、時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道標はまったくない。林道入口から峠まではまったく標識なし。しかし、沢筋を詰めていけばやがて葛野峠に至る。葛野峠手前はかなりの急登。 葛野峠からカヤマチ山は稜線上の道でテープ標識もあり間違えない。峠からの登りは急。山頂付近はなだらか。 カヤマチ山から東に延びる縦走路は比較的歩きやすい稜線で標識はないもののテープ標識が細かくつけられているのでしっかり追っていけば間違えない。しかし、分岐で二手にテープがつけられているところがあり、読図により進路判断が必要なところがある。 十九山からの下りはかなりの急坂で注意が必要。 多少、倒木等で歩きにくいところがあるので注意がいる。 |
写真
感想
せっかくの休日だが、天気が思わしくない。しかし、大きな雨もなさそうなので、氷上町のカタクリを見に行き、そのついでに近くの山に登る予定を考えた。地図では、カヤマチ山という山がある。ヤマレコの山行記録を検索しても出てこない。しかし、個人のウェブページで記録を公開されている方があり、参考にさせていただくことにする。
ゆっくり出発すればいいと、テレビを見ていると、リトルなでしこの世界一決定戦が始まった。これは見逃せないと優勝決定まで見届ける。その後、あわてて出発。
まず、カタクリを見る予定だったが、あわてて出発したためにサイフを忘れてきたことに気がついた。ここで、カタクリを断念し、カヤマチ山に向かう。
達身寺手前を北方向に車を進めると、やがて道は農道らしくなってくる。獣柵ゲートがあり、開けて先へ進む。車を停める場所を探しながら進むが、なかなか適当なところがなく、しだいに道の状況が悪くなってくる。しかたなく引き返し、結局獣柵ゲートを少し入ったところに車を停める。
沢に沿った林道を歩いていく。沢筋には小さな滝もあり、緩やかな登りでもあり、気持ちよく歩ける。細い水の流れの滝があり、少し道を逸れる。勝手に「白糸の滝」と名前をつける。どこにでもありそうな名前だが、雰囲気がまさにぴったりだった。
水の流れがなくなると少し道がわかりにくい。しかし、谷のへこみを辿れば間違えずに進める。かなりの急登になる。やがて、峠が見え、峠を越して光が差してくる。MTB登山をされた方の記念標識がつけられている。昼も回って空腹感を感じる。いつもなら山頂で食べる昼食をとる。静かなスギ林で野鳥のさえずりを聞きながら食べる昼食はなかなかいいものだ。
稜線をカヤマチ山に向かう。はっきりとした稜線でまず間違えない。途中からはテープ標識も出てくる。急登が続く。山頂近くはなだらかで、快適に歩ける。
山頂に着くが、展望はまったくない。時間も押しているのでここで引き返そうかと考えていたが、テープ標識はずうっとつけられている。しかも、気持ちよく歩けそうな稜線だ。しばらく進んでみることにする。行けそうだ。
山頂を少し下ったところに、両生類の卵塊があった。カエルだろうか?それにしても大きな卵だ。
快適な稜線歩きが続く。ところどころ倒木があったりして歩きにくいところもあるが、大したことはない。
テープが横に張られている。尾根が分かれるところで、登山道でないことを示している。南東に延びる尾根筋にテープ標識が見つかる。
葉の落ちた樹の間に山が見える。特徴的な山容、そしてアンテナ。笹ヶ峰だ。
三角点に出る。ここからしばらく歩くとまた展望が出てくる。青垣あたりの集落や、丹波の山並みが見渡せる展望ポイントがあり、楽しめる。
大きな白岩に出合う。その先にまた展望ポイントがあり、きれいな山の姿を楽しめる。さらに先には、岩屋山が見える展望ポイントがあり、紅白の鉄塔に目が引かれる。よく見ると、パラグライダーが飛んでいる。
最後の三角点がおそらく十九山だろう。ここで、テープ標識は二手にわかれるが、南に下る方へ進む。急坂を下る。テープはきちんとつけられているので、しっかりと追っていく。小さな峠に出る。ここに標識があり、表に「登山道」、裏に「十九山古道の会」とある。安心できる。ここから、谷へ下っていく。
谷筋の道を下っていくとやがて林道に出る。後は駐車地まで戻るだけだ。
途中、ミツマタの花が見え、少し逸れて見に行く。黄色に開いた花はきれいだ。
時計は4時を過ぎている。冬場ならもうあたりは暗いだろう。しかし、4月になり、日照時間が長いので、山行時間も延ばせる。
残念ながらカタクリは見られなかったが、もしカタクリを見ていれば今日のコースは辿れなかったかもしれない。サイフを忘れたのも、神様の思し召しかもしれない、などと思いながら帰路に着く。
カナマチ山は標識もなく、おそらく登る人も少ない山だろう。しかし、だからこその魅力を秘めた山だった。
参考にさせていただいたwebpage
http://blog.goo.ne.jp/1945ys4092/e/f034c01d5ac01ff90d8303d9b012b2a0
コメント
この記録に関連する登山ルート
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おはようございます。
メジャーでない人の少ない山も魅力的ですね。
きれいな景色や、花、歩いて面白いコースなどに出合うと得した気分になります。
時間を見つけてしっかり登ってられるようでなによりです。
私もぼちぼち兵庫方面にも行きたいと思っています。
そちらで行きたいのは、高御位山、七種山、東床尾山などです。
土日に行くときには連絡します。
tanosikuさん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
道標も、道しるべもない山を地図とコンパスで歩く、というのはひとつの理想です。
でも、なかなかそういうわけにもいきません。
カナマチ山は、テープ標識があり、助かりました。
ですが、読図判断はそこそこ必要で、それもけっこうおもしろいものです。
兵庫の山にも未訪の山がたくさんあるので、まだまだ県内で楽しめそうです。
東床尾山も未訪です。
機会が合えばぜひご一緒させてください。
では、今後ともよろしくお願いします。
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