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Yamareco

記録ID: 4276193
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

日留賀岳。序盤新緑、山頂は大展望

2022年05月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:24
距離
13.9km
登り
1,357m
下り
1,342m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:18
休憩
1:03
合計
8:21
距離 13.9km 登り 1,357m 下り 1,357m
7:58
8:03
29
8:32
8:33
112
10:25
10:31
89
12:00
12:48
61
13:49
13:50
73
15:03
21
15:24
15:26
20
15:51
ゴール地点
 朝の7時過ぎに駐車場に到着すると、先行車両はなし。この時刻に誰も来ていないならきっと今日の入山者はひとりかもしれないと、はたしてひとりだった。ただ、途中、朝の9時頃に降りてくる人に出会ったが。
 個人宅に停めさせていただくという情報は得ていたが、どんなものだろうと少々不安にかられながらやってきたが、民家手前の道路脇にちょっとした広場があり車を寄せると、「日留賀岳臨時駐車場」との小さい看板があり、ここで家の脇が本来の駐車場との理解をいただき、民家の敷地に入り込む。すると「日留賀岳登山口駐車場」との案内が見え、そういうことかと納得し普通に車を停めさせてもらった。
 準備を済ませて出発しようとしたら、こちらを気遣ってくれたのか、ありがたいことにそれに歩調を合わせるかのように家主の人が出てきた。礼を述べ、これで気兼ねなく登れると。黙って行くのは気が引ける、わざわざ呼び出して駐車の旨を伝えるのも面倒がられそうと思案しはじめの頃合いだったので。
 こんな風に溜飲を下げたときには、往々にして軽い失態もあるもので、記帳のことがすっ飛んでしまっていた。歩き出してしばらくして、何か忘れていはしないかと、そうだ、名簿に名前を書かなければいけないのだったと思い出したが、時すでに遅し、名簿のノートはいったいどこにあったのだろうと思い返しながらも、帰りに書き込むことに決めた。
天候 晴れ。風強し
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 全体的によく整備されていて、とてもありがたい。
 駐車場のある小山さんの家の裏手からちょっと登ると林道に出る。この林道、落石がずいぶん多い。サルなどもおり、駆け上がると石ころが落ちてきた。帰りには、たくさんの小岩が散乱していたので、今日ずいぶん転げ落ちたよう。
 林道が尽きた後、前半は、広々とした雑木林の斜面を長々と登るが、間違いそうなあやふやな場所には必ず赤テープがある。その後は山頂まで、尾根の登山道となり、こちらも整備が行き届いており、危ないというほどではないが慎重に歩きたい場所はいくつかあった。今回は山頂近くに雪が残っているところが数箇所あったものの、距離は短く傾斜もほぼなかった。
小山さんの家の端にある駐車場に止めさせていただく。
そこからの朝の眺め。風がずいぶん強い、少々心配
2022年05月08日 07:34撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:34
小山さんの家の端にある駐車場に止めさせていただく。
そこからの朝の眺め。風がずいぶん強い、少々心配
個人宅のようだが日留賀岳駐車場となっている。ありがたい。少し手前にも数台停められる臨時駐車場もあった。
ここより出発
2022年05月08日 07:35撮影 by  Canon EOS M6, Canon
1
5/8 7:35
個人宅のようだが日留賀岳駐車場となっている。ありがたい。少し手前にも数台停められる臨時駐車場もあった。
ここより出発
家の裏手に設けられた鳥居をくぐって登山開始
2022年05月08日 07:36撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:36
家の裏手に設けられた鳥居をくぐって登山開始
すぐに鮮やかな新緑
2022年05月08日 07:42撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:42
すぐに鮮やかな新緑
ちょっと歩いただけで、もうこんな緑に対面する
2022年05月08日 07:43撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:43
ちょっと歩いただけで、もうこんな緑に対面する
深い森に陽も漏れて
2022年05月08日 07:44撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:44
深い森に陽も漏れて
こんな感じの道を進んで行く。
道の向こうには陽の差す明るい空間が
2022年05月08日 07:46撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:46
こんな感じの道を進んで行く。
道の向こうには陽の差す明るい空間が
日留賀嶽神社改築寄進の碑
2022年05月08日 07:53撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 7:53
日留賀嶽神社改築寄進の碑
鉄塔があり、この先林道に入る
2022年05月08日 08:09撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 8:09
鉄塔があり、この先林道に入る
林道もすばらしい新緑で、トンネルになっているところもある
2022年05月08日 08:18撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 8:18
林道もすばらしい新緑で、トンネルになっているところもある
ブナの新緑が眩しい
2022年05月08日 08:19撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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ブナの新緑が眩しい
初々しい若緑模様も
2022年05月08日 08:21撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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初々しい若緑模様も
ずいぶんきれいなのでまた林道の様子を
2022年05月08日 08:36撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 8:36
ずいぶんきれいなのでまた林道の様子を
突き当たり。林道はここまでのよう。
左側から分け入る
2022年05月08日 08:38撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 8:38
突き当たり。林道はここまでのよう。
左側から分け入る
ここから登山道になるが、すばらしい木々の森の中を進む
2022年05月08日 08:52撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 8:52
ここから登山道になるが、すばらしい木々の森の中を進む
高木の新緑が壮観で、驚きが続く
2022年05月08日 08:55撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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高木の新緑が壮観で、驚きが続く
光をあびるハウチワカエデ。葉叢に木が影を落としている
2022年05月08日 09:03撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 9:03
光をあびるハウチワカエデ。葉叢に木が影を落としている
高木はカラマツで、その下にカエデやミズナラの森で、その森がずいぶんと広い。あまり目にしたことのない針広混交林で、新緑のすばらしさが直に来る
2022年05月08日 09:04撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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高木はカラマツで、その下にカエデやミズナラの森で、その森がずいぶんと広い。あまり目にしたことのない針広混交林で、新緑のすばらしさが直に来る
そうして、この混交林の先には、きれいなブナの森
2022年05月08日 09:13撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 9:13
そうして、この混交林の先には、きれいなブナの森
みごとな整然さに圧倒させる
2022年05月08日 09:14撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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みごとな整然さに圧倒させる
いやー、驚きが続きます
2022年05月08日 09:17撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 9:17
いやー、驚きが続きます
天井の緑
2022年05月08日 09:22撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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天井の緑
こんな眺めが長々と続く道を歩けるとは
2022年05月08日 09:23撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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こんな眺めが長々と続く道を歩けるとは
その後は、若緑の新緑に変わった。緑以外の色が欲しいと思う頃ちょうど出現(帰路撮影)
2022年05月08日 14:37撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:37
その後は、若緑の新緑に変わった。緑以外の色が欲しいと思う頃ちょうど出現(帰路撮影)
ピンクが彩りを添えたアカヤシオ(帰路撮影)
2022年05月08日 14:37撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:37
ピンクが彩りを添えたアカヤシオ(帰路撮影)
せっかくなのでアップを
2022年05月08日 09:31撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 9:31
せっかくなのでアップを
この辺りの新緑は、芽吹きの若緑が多し
2022年05月08日 09:35撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 9:35
この辺りの新緑は、芽吹きの若緑が多し
どうやらあれが山頂のようです。
まだまだ遠いなー
2022年05月08日 10:17撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 10:17
どうやらあれが山頂のようです。
まだまだ遠いなー
木の鳥居がありました。
ここから新たな登山という雰囲気でしょうか、あたりの木々は冬の様相でした
2022年05月08日 10:37撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 10:37
木の鳥居がありました。
ここから新たな登山という雰囲気でしょうか、あたりの木々は冬の様相でした
ダケカンバの木々が多い。
この辺りから強い風が抜けるようになり、寒くなり上着を着込む
2022年05月08日 10:39撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 10:39
ダケカンバの木々が多い。
この辺りから強い風が抜けるようになり、寒くなり上着を着込む
親分という感じの造形(帰路撮影)
2022年05月08日 13:15撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 13:15
親分という感じの造形(帰路撮影)
まだ冬の装いだが、すばらしい木立と整備された登山道(帰路撮影)
2022年05月08日 13:52撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 13:52
まだ冬の装いだが、すばらしい木立と整備された登山道(帰路撮影)
いよいよ山頂が近づいてきた。
このあたりの針葉樹は、コメツガ、シラビソのようです
2022年05月08日 11:45撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 11:45
いよいよ山頂が近づいてきた。
このあたりの針葉樹は、コメツガ、シラビソのようです
そうしてやっと、山頂に到着。
到着してびっくり、なんと大展望。
風がとても強い
2022年05月08日 12:53撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:53
そうしてやっと、山頂に到着。
到着してびっくり、なんと大展望。
風がとても強い
登ってきた方向には高原山
2022年05月08日 12:11撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:11
登ってきた方向には高原山
日光連山に白根山
2022年05月08日 12:11撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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日光連山に白根山
尾瀬方面、燧ヶ岳でしょうか
2022年05月08日 12:17撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:17
尾瀬方面、燧ヶ岳でしょうか
さらに右手は会津駒連山
2022年05月08日 12:39撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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さらに右手は会津駒連山
さらに三岩岳方面でしょうか
2022年05月08日 12:39撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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さらに三岩岳方面でしょうか
浅草岳方面でしょうか
2022年05月08日 12:18撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:18
浅草岳方面でしょうか
形から粟ケ岳のように思えるが
2022年05月08日 12:21撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:21
形から粟ケ岳のように思えるが
2022年05月08日 12:20撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:20
二王子でしょうか
2022年05月08日 12:20撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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二王子でしょうか
全体の眺めも
2022年05月08日 12:21撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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全体の眺めも
こちらは飯豊でしょうか。
飯豊はいつまでも白いのでわかりやすいはずですが
2022年05月08日 12:21撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:21
こちらは飯豊でしょうか。
飯豊はいつまでも白いのでわかりやすいはずですが
さらに右手
2022年05月08日 12:21撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:21
さらに右手
もっと右手。だいぶ霞んでいる
2022年05月08日 12:21撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:21
もっと右手。だいぶ霞んでいる
その奥にも。
でも、山々が連なっているのはよくわかる
2022年05月08日 12:22撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:22
その奥にも。
でも、山々が連なっているのはよくわかる
またさらに奥にも。
頂きが白い山塊が遠くにいくつも見え、どれがどれやら
2022年05月08日 12:22撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:22
またさらに奥にも。
頂きが白い山塊が遠くにいくつも見え、どれがどれやら
こちらは間近の大佐飛山と連なる稜線
2022年05月08日 12:14撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:14
こちらは間近の大佐飛山と連なる稜線
ということでそろそろ降りよう。
風がビュービューと止まず、ずいぶん寒かった
2022年05月08日 12:42撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:42
ということでそろそろ降りよう。
風がビュービューと止まず、ずいぶん寒かった
イワナシでしょうか。山頂付近に咲いていた。
2022年05月08日 12:48撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 12:48
イワナシでしょうか。山頂付近に咲いていた。
ショウジョウバカマ
2022年05月08日 12:56撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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ショウジョウバカマ
アップを
2022年05月08日 13:10撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 13:10
アップを
戻っていく道
2022年05月08日 13:11撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 13:11
戻っていく道
眼下の平野も
2022年05月08日 13:12撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 13:12
眼下の平野も
ヒメイチゲ(往路撮影)
2022年05月08日 11:20撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 11:20
ヒメイチゲ(往路撮影)
ちょうど今日開いたようで、帰路にはたくさん咲いていました(往路撮影)
2022年05月08日 11:29撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 11:29
ちょうど今日開いたようで、帰路にはたくさん咲いていました(往路撮影)
バイカオウレン
2022年05月08日 14:04撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:04
バイカオウレン
アップを
2022年05月08日 14:07撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:07
アップを
こちらも帰りには数がずいぶんと増えていた
2022年05月08日 14:14撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:14
こちらも帰りには数がずいぶんと増えていた
まだきれいに咲いている山桜もけっこうあった。
一枚撮っておく
2022年05月08日 14:33撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:33
まだきれいに咲いている山桜もけっこうあった。
一枚撮っておく
ピンクの点景を添えるアカヤシオ
2022年05月08日 14:38撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:38
ピンクの点景を添えるアカヤシオ
ふたたびきれいな森を抜け
2022年05月08日 14:41撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:41
ふたたびきれいな森を抜け
そろそろこの自然林とも別れが
2022年05月08日 14:47撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:47
そろそろこの自然林とも別れが
ハウチワカエデのアップを
2022年05月08日 14:45撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:45
ハウチワカエデのアップを
ブナの大木の新緑を見上げる
2022年05月08日 14:48撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:48
ブナの大木の新緑を見上げる
カラマツとブナ
2022年05月08日 14:49撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 14:49
カラマツとブナ
帰りの林道に散乱する転がり落ちた小岩
2022年05月08日 15:19撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 15:19
帰りの林道に散乱する転がり落ちた小岩
途中、全山新緑の山を
2022年05月08日 15:20撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 15:20
途中、全山新緑の山を
里に近づくとツツジの花が。行きには2、3本ほどの開花だったが、帰りには10本以上の木が花を咲かせていたので撮影
2022年05月08日 15:38撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 15:38
里に近づくとツツジの花が。行きには2、3本ほどの開花だったが、帰りには10本以上の木が花を咲かせていたので撮影
無事、小山さんの家に戻ってきた。家の前から見るきれいな景色。遅まきながらノートに名前を書き入れた
2022年05月08日 15:52撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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5/8 15:52
無事、小山さんの家に戻ってきた。家の前から見るきれいな景色。遅まきながらノートに名前を書き入れた
撮影機器:

装備

個人装備
ザック(O R) シューズ(S/H) ズボン夏 冬タイツ 帽子(耳) 冬長袖シャツ 長袖シャツW TシャツB 夏ジャケット サングラス

感想

 予想を上回るすばらしい山行きとなった。前半は鮮やかな新緑にとりまかれ、林道を過ぎると落葉針葉樹と落葉広葉樹の混生林に入り込み、あまり目にしたことのないその新緑樹林はとても新鮮だった。途轍もなく高ーいところから下までの鮮やかな緑のグラデーションは驚きで、たとえばミズナラのさらなら上方のカラマツの新緑を見ようと、もがいたりもした。その先、ブナの森を長い距離に渡って横切る斜面には、秩序だった木々の並びが整然と感じられ、見るものを驚かせずにはいなかった。本当にこれは自然林なのだろうかと疑ってしまう。この後の尾根道はツツジ系の新緑がおだやかな芽吹きの若緑で、さらに先ではダケカンバがいまだ冬の様相だったが、同時に常緑樹の大木が転々と濃い緑を添えていた。きょうはすばらしい新緑に巡り会え、もう満足の域に達していたような気がしたが、山頂に立つと、さらに驚いたことに、遮るもののない360度の展望が待っていた。その眺めはまれに見るすばらしさで、開放感抜群、感嘆の声が漏れ出てしまうほど。それほど好展望に感じられたのは、今年になってから展望の良い山にのぼったこれが最初ということもあったかもしれない。
 男鹿の山塊は、登るに簡単ではない山々が連なっているらしいが、そのとおり山頂に立つには容易ではなかったが、その労に対する報いは同等以上だったろう。

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