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Yamareco

記録ID: 4309746
全員に公開
山滑走
大雪山

旭岳 2021滑り納め

2022年05月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:45
距離
11.4km
登り
1,188m
下り
1,190m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:53
休憩
0:50
合計
5:43
10:34
10:36
131
12:47
12:53
11
13:04
13:44
47
14:36
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
旭岳ロープウェイのゴンドラ内スキー持ち込みは5月連休中まで。
コース状況/
危険箇所等
ザラメの残雪。1,800mあたりから雪渓が途切れ、シートラを余儀なくされる。山頂近くは5月に降った柔らかい雪が結構あった。
その他周辺情報 天人峡温泉?
巨大なダム湖。忠別湖の奥に聳え立つ旭岳。
2022年05月21日 07:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 7:50
巨大なダム湖。忠別湖の奥に聳え立つ旭岳。
旭岳ロープウェイで姿見駅まで行こうとしたら、シーズンオフでスキー持ち込み乗車できず。
2022年05月21日 08:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 8:51
旭岳ロープウェイで姿見駅まで行こうとしたら、シーズンオフでスキー持ち込み乗車できず。
ここからが急登。しんどい。
2022年05月21日 09:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 9:33
ここからが急登。しんどい。
いつもロープウェイでスルーするので、新鮮な感じはある。
2022年05月21日 10:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 10:03
いつもロープウェイでスルーするので、新鮮な感じはある。
1時間半かけて、当初のスタート予定地点。
2022年05月21日 10:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 10:22
1時間半かけて、当初のスタート予定地点。
時折雲がかかる。
2022年05月21日 10:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 10:38
時折雲がかかる。
写真で見ると平坦に見えるが、登るとそうでもない。
2022年05月21日 10:58撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 10:58
写真で見ると平坦に見えるが、登るとそうでもない。
ついに雪渓途切れシートラ。スキー靴で登る。
2022年05月21日 11:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 11:35
ついに雪渓途切れシートラ。スキー靴で登る。
スキー靴での登りはキツい。
2022年05月21日 11:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 11:51
スキー靴での登りはキツい。
昼を回ってしまった。腹が減る。
2022年05月21日 12:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 12:35
昼を回ってしまった。腹が減る。
なんとか登頂2290m。夏1回、冬1回。そして今回、春の1回目。
2022年05月21日 13:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
5/21 13:05
なんとか登頂2290m。夏1回、冬1回。そして今回、春の1回目。
後旭岳。
2022年05月21日 13:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 13:46
後旭岳。
北方向。
2022年05月21日 13:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 13:46
北方向。
右手奥に白雲岳かな。
2022年05月21日 13:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 13:46
右手奥に白雲岳かな。
山頂から地獄谷ドロップ。残雪上に転がる大きな石を躱しながら、登り返し無しの下山。
2022年05月21日 14:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
5/21 14:09
山頂から地獄谷ドロップ。残雪上に転がる大きな石を躱しながら、登り返し無しの下山。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 ブーツ ザック ヘッドランプ 保険証 スマホ(GPS) 時計 ストック ビンディング スキー板 シール

感想

さすがに5月も下旬となると山は緑に覆われて、高山へ行かないと雪がない。2021シーズンの滑り納めを決意して、旭岳へ向かう事に。

1,600mの姿見駅までゴンドラ乗って行けるかと思いきや、ロープウェイ山麓駅へスキーを持ち込むと、スタッフの方に止められる。え・・・?「ゴールデンウィークでスキーの営業は終了してます。」ええっ?!

どおりでロープウェイ山麓駅駐車場に山スキーヤーの姿はなく、旭岳ビジターセンター側の駐車場がいっぱいになっているわけだ。完全に出遅れた。時計は9時近い。登頂は無理っぽいので上がれるところまで上がろう。

オンシーズは圧雪ゲレンデとなっている天が原のコースを上っていく。ザラメだが5月中は十分滑れるような雪の量がある。上っていくと、山スキーヤーに追いつく。話をすると私と同様ロープウエイで上がろうとしていた方だった。

気温は20度以上。薄いソフトシエルを脱ぎ半袖になる。太陽が強く照りつけ日焼を免れないので、顔と腕が白くなるぐらい日焼け止めを塗りたくる。

C1300の第2天女ヶ原からは急登。夏山で上る人はまれと聞くが、夏山だとかなりキツイらしい。雪があってもシール直登が限界に近い傾斜で、なかなか息が切れる。

登り切ればC1600付近。ロープウェイ姿見駅の東側。旭岳の山容を見られる。残雪はなんとか続くが、石室を過ぎてC1800に近づくあたりで途切れ途切れになり、シートラに切り替える。先ほどの山スキーヤーの方と私以外にもう滑走具を担いで登る人はいなくなった。(皆、地獄谷から降りていった。)

ザックに固定したスキーは重いし、スキー靴(プラスチックブーツ)は火山灰や石、岩の登山道を上るには向いていない。体勢の維持が難しい。途中諦めようかとも考えているうちに、後戻りの効かない標高C1950あたりまで上がってしまった。

何故ならその後、先ほどの山スキーヤーの方と話をしながら登ったため、一人で上るという孤独感、恐怖感が薄れたし「大雪山・山守隊」の方が2名、夏山ルートの整備で先行していて安心感があったせいもある。とにかく山頂を目指し、残る雪渓を滑走して下山する以外ないと感じた。

C2200金庫岩付近。山頂まで残り高低差100mほど。軽くハンガーノックが来た。さっき軽く食べておけばよかったが、登頂を急ぎたいため何も摂取しなかった。少し足がふらつくがペースを落として登り続けた。

そして、C2290。北海道の屋根に登頂。時計は13時を回っていた。頂には5月に降った雪が残雪の上に残っている。旭岳の東側に広がる大雪の山々を眺めながら、サーモボトルの湯でカップラーメンをすする。コンビニの握り飯を食べる。カロリーの供給で体が生き返る。

途中から同行した山スキーヤーのMさんは、作業をしながら後から上がってきた「山守隊」のFさんと面識があり下山滑走ルートのアドバイスを受けた。旭岳東側には滑走に十分な残雪があるが、登り返しがある。上ってきた西側の地獄谷の残雪を辿るのも選択肢。Mさんは地獄谷ドロップを選択。(急斜面で石や岩ゴロゴロしてたんだけど・・・。)私も同じルートを滑走することに。

Fさんに案内されて稜線伝いに地獄谷へのドロップポイントへ。「チョコチップあるから気をつけて。」とFさん。(いや、チョコチップクッキーなら歓迎だけど、それって、残雪上の石、岩じゃないですか・・・。)Mさんがドロップ。意を決して私もそれに続く。

40度ぐらいはありそうな急斜面はザラメ雪の残雪に重い5月の降雪が乗っている状態でスピードのコントロールはしやすい。何とかターンはできる。しかし、登山ですでに足の筋肉はパンパン。危ないので、休み休み下っていくと谷の雪渓は次第に広がっていく。すると落石(いわゆるチョコチップ)のばらまかれた雪原となる。斜滑降で止まりキックターンを繰り返しながら踏まないように下る。

地獄谷を蒸気の噴気孔があるあたりまで下れば、チョコチップからは開放。滑りの悪い雪ではあるが、さっきまでのことを考えれば爽快なもの。ビジターセンターまで登山のご褒美として楽しい滑走下山を受け取った。

そして、旭岳ビジターセンターに到着。無事下山した。同行していただいたMさんにお礼を伝える。またどこかのお山で会いましょうとFacebookの連絡先を交わした。

私にとっての2021冬山・春山シーズンは終わり2022夏山シーズンが始まる。

滑走動画↓

https://twitter.com/gickphoto/status/1534816603782922240?s=20&t=WV7qyedsosowyFWc2skBLw

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