旭岳 2021滑り納め
- GPS
- 05:45
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:43
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ザラメの残雪。1,800mあたりから雪渓が途切れ、シートラを余儀なくされる。山頂近くは5月に降った柔らかい雪が結構あった。 |
その他周辺情報 | 天人峡温泉? |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
ブーツ
ザック
ヘッドランプ
保険証
スマホ(GPS)
時計
ストック
ビンディング
スキー板
シール
|
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感想
さすがに5月も下旬となると山は緑に覆われて、高山へ行かないと雪がない。2021シーズンの滑り納めを決意して、旭岳へ向かう事に。
1,600mの姿見駅までゴンドラ乗って行けるかと思いきや、ロープウェイ山麓駅へスキーを持ち込むと、スタッフの方に止められる。え・・・?「ゴールデンウィークでスキーの営業は終了してます。」ええっ?!
どおりでロープウェイ山麓駅駐車場に山スキーヤーの姿はなく、旭岳ビジターセンター側の駐車場がいっぱいになっているわけだ。完全に出遅れた。時計は9時近い。登頂は無理っぽいので上がれるところまで上がろう。
オンシーズは圧雪ゲレンデとなっている天が原のコースを上っていく。ザラメだが5月中は十分滑れるような雪の量がある。上っていくと、山スキーヤーに追いつく。話をすると私と同様ロープウエイで上がろうとしていた方だった。
気温は20度以上。薄いソフトシエルを脱ぎ半袖になる。太陽が強く照りつけ日焼を免れないので、顔と腕が白くなるぐらい日焼け止めを塗りたくる。
C1300の第2天女ヶ原からは急登。夏山で上る人はまれと聞くが、夏山だとかなりキツイらしい。雪があってもシール直登が限界に近い傾斜で、なかなか息が切れる。
登り切ればC1600付近。ロープウェイ姿見駅の東側。旭岳の山容を見られる。残雪はなんとか続くが、石室を過ぎてC1800に近づくあたりで途切れ途切れになり、シートラに切り替える。先ほどの山スキーヤーの方と私以外にもう滑走具を担いで登る人はいなくなった。(皆、地獄谷から降りていった。)
ザックに固定したスキーは重いし、スキー靴(プラスチックブーツ)は火山灰や石、岩の登山道を上るには向いていない。体勢の維持が難しい。途中諦めようかとも考えているうちに、後戻りの効かない標高C1950あたりまで上がってしまった。
何故ならその後、先ほどの山スキーヤーの方と話をしながら登ったため、一人で上るという孤独感、恐怖感が薄れたし「大雪山・山守隊」の方が2名、夏山ルートの整備で先行していて安心感があったせいもある。とにかく山頂を目指し、残る雪渓を滑走して下山する以外ないと感じた。
C2200金庫岩付近。山頂まで残り高低差100mほど。軽くハンガーノックが来た。さっき軽く食べておけばよかったが、登頂を急ぎたいため何も摂取しなかった。少し足がふらつくがペースを落として登り続けた。
そして、C2290。北海道の屋根に登頂。時計は13時を回っていた。頂には5月に降った雪が残雪の上に残っている。旭岳の東側に広がる大雪の山々を眺めながら、サーモボトルの湯でカップラーメンをすする。コンビニの握り飯を食べる。カロリーの供給で体が生き返る。
途中から同行した山スキーヤーのMさんは、作業をしながら後から上がってきた「山守隊」のFさんと面識があり下山滑走ルートのアドバイスを受けた。旭岳東側には滑走に十分な残雪があるが、登り返しがある。上ってきた西側の地獄谷の残雪を辿るのも選択肢。Mさんは地獄谷ドロップを選択。(急斜面で石や岩ゴロゴロしてたんだけど・・・。)私も同じルートを滑走することに。
Fさんに案内されて稜線伝いに地獄谷へのドロップポイントへ。「チョコチップあるから気をつけて。」とFさん。(いや、チョコチップクッキーなら歓迎だけど、それって、残雪上の石、岩じゃないですか・・・。)Mさんがドロップ。意を決して私もそれに続く。
40度ぐらいはありそうな急斜面はザラメ雪の残雪に重い5月の降雪が乗っている状態でスピードのコントロールはしやすい。何とかターンはできる。しかし、登山ですでに足の筋肉はパンパン。危ないので、休み休み下っていくと谷の雪渓は次第に広がっていく。すると落石(いわゆるチョコチップ)のばらまかれた雪原となる。斜滑降で止まりキックターンを繰り返しながら踏まないように下る。
地獄谷を蒸気の噴気孔があるあたりまで下れば、チョコチップからは開放。滑りの悪い雪ではあるが、さっきまでのことを考えれば爽快なもの。ビジターセンターまで登山のご褒美として楽しい滑走下山を受け取った。
そして、旭岳ビジターセンターに到着。無事下山した。同行していただいたMさんにお礼を伝える。またどこかのお山で会いましょうとFacebookの連絡先を交わした。
私にとっての2021冬山・春山シーズンは終わり2022夏山シーズンが始まる。
滑走動画↓
https://twitter.com/gickphoto/status/1534816603782922240?s=20&t=WV7qyedsosowyFWc2skBLw
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