奥日光 切込湖刈込湖 快適な残雪ハイクのはずが・・・



- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 557m
- 下り
- 485m
コースタイム
12:40 山王峠ベンチ着(20分休憩)
13:00 山王峠発
14:00 涸沼ベンチ着(30分休憩)
14:30 涸沼発
15:15 切込湖着
15:30 刈込湖着
16:05 刈込湖通過終了(対岸を周回)
16:50 小峠通過
17:40 金精道路に無事到達
18:10 湯元温泉着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
9:35 東武日光発(湯元行バス)→ 10:50 光徳温泉着 東武日光フリーパスを購入。4日間有効で電車もバスも乗り放題。特急券のみ別に購入が必要。約1500円お得です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
光徳温泉から山王峠を経て、切込湖と刈込湖を回り、湯元温泉へ抜ける「遊歩道」コースです。この時期の訪問はお勧めしません。雪で道が塞がれ、雪面トラバースの連続です。特に劣悪なコンディションだったのが、山王峠から涸沼に下りる急斜面、切込・刈込湖の横の道、小峠から湯元へ向かう道の3か所です。平たく言えば、光徳温泉から山王峠までの登りと刈込湖から小峠までの登りを除き、コースの大半がひどい状態です。 山王峠から涸沼に下りる道は、どこから降りるのか取っ付きがわかりません。車道すぐ横をちょっと歩いて下り始めるはずですが、除雪した雪が山のように積まれ通れません。GPSで当たりを付けて下り始めましたが、軽アイゼンでは怖いです。私は12本爪でしたが、同行者3名は6本爪で苦労しました。雪がぐずってアイゼン自体もあまり効きませんが・・。赤いテープは非常に少なく、どこを下りていくのか道が分からず、デブリも多くて少々危険です。 切込湖・刈込湖の横を通過する道は雪で覆われて全く道がなく、終始斜面のトラバースです。雪が緩く、アイゼンは役に立たないので着けませんでした。冬季に歩かれた方のトレースが湖面すぐ上についていますが、崩れてミニクレバス状態です。我々は少し上を歩きましたが、踏み抜きも多く、下が空洞になっている危ない個所もありました。本来の道があると思われるもう少し高いところをトラバースした方が安全だと思いますが、斜面ですべれば融けかかった湖に落ちるので緊張感は増すと思います。刈込湖のトラバースは開始直後にあきらめて、反対側の雪のない岸を周回する道を選びました。 小峠から湯元への道も、雪で登山道が覆われ、斜面をトラバースし続けることになり、非常に疲れます。金精道路に到達する数百メートル手前で、同行者3人はたまらずアイゼンを装着しました。滑落と隣り合わせの雪道にうんざりしたので、最後に湯元温泉へ下りる急斜面の道はやめて、まだ通行止めになっている舗装道路をぶらぶら歩いて湯元温泉まで大回りしました。 最後にもう一度書きます。ほとんど登山者が入らないマイナーなコースで、トレースも分かりづらく、雪がもっと少なくなり遊歩道っぽくなるまでこのコースはやめた方がいいです。 |
写真
感想
一足先に還暦を過ぎた同期が65歳の定年を待たずに退職。そのお祝い山行を企画。のんびり残雪ハイクで楽しむはずが、とんだ企画ミスで記憶に残る?山行になってしまった。仲間には大変申し訳ないことをした。光徳温泉からしばらくは、本当にのどかでいい山行の始まりだったが、山王峠からの下りから苦行のような山行になってしまった。赤いリボンは少なく、登山者も少ないので踏み跡もほとんどなく、全体的に道が分かりづらい。今回もiPhoneをGPS化したDIY GPSアプリに大感謝。
踏み抜きが多く、かつ足元のしっかりしない難儀な雪面トラバースの連続で、とても楽しみながらのんびりとはいかなかった。山王峠まではほぼ夏時間通りだったが、峠の下りから大幅に時間を超過し始め、湖畔のトラバースでさらに時間を食い、小峠からの山腹トラバースでどんどん遅れ・・・。というわけで、湖畔の宴1時間を入れて5時間の予定が、宴もできず7時間もかかってしまった。肉体的にも精神的にも疲労困憊して宿に到着する羽目になってしまった。
このメンバーでの山行は、昨年1月下旬に大涌谷から神山と駒ヶ岳に登って以来だ。あの時も雪が多く、風が恐ろしく冷たかった。膝までのふかふかの雪を踏みしめながら、山腹をまいて大涌谷上部へもどったときには、最後のゴンドラに間に合わず、やむなく歩いて早雲駅まで下り、宿に着いた頃には暗くなってしまった。あの時は歩き通しで大変だったが、今回のような滑落の恐怖との戦いはなかった。
今回はとにかく足元の雪のコンディションが悪く、アイゼンを付けてもズルズルと足を持っていかれる斜面の連続で気が抜けなかった。ゴールデンウィークに静かなハイクを計画されている方、このコースはやめたほうが良いです。もっと雪が消えたころに出かけてください。
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