ヒツゴー沢
群馬県
新潟県
s_kosuke
その他2人 - GPS
- 08:05
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,399m
- 下り
- 1,206m
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| 天候 | 曇り〜晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2009年07月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・谷川温泉駐車場からの登山道入口にポスト有り。 ・谷川温泉〜二俣間の登山道はヒルが多い。ルートは一部河原歩きになる。 ・【残雪】南面のオジカ沢にスノーブリッジ。東面のマチガ沢は下部はほとんど埋まっていた。 ・中ゴー尾根は急峻で滑りやすいので注意。 ・【温泉】湯テルメ谷川(550円)。 |
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感想
土曜日の夜に新宿に集合して水上へ向かった。
今回のメンバーは、永柳、キムさん、自分の３人。毎週Ｔ-Ｗａｌｌに通っておられるクライマー・キムさんが来てくださるということなので、登攀的なヒツゴー沢に行くことにした。私は２年ぶりである。この日のためにザイルも買った。永柳さん、キムさんは毎年水上で行われる「リバーベンチャー選手権大会」というラフトの大会に出場している。「あのいつも行ってる水上にも沢があるのかー」と興味を持ってくれた。
谷川温泉の駐車場に着いたのは０時をちょっと過ぎた頃。永柳さんのチェロキーは修理中なので今回は代車のビッツ。永柳さんはチェロキーと同じ感覚でアクセルを踏むのでとても恐かった。車内であまり深く眠れず、空が明るくなってきた５時頃には起きることにした。６時にキムさんを起こして出発。寝不足で皆テンションは低い。
二俣に向って登山道を歩いていく。初めは非常に整備されて歩きやすいが、途中から河原を下りて岩を登ったり急斜面を高巻いたり、沢登りとあまり変わらなかったりする。登山道として誰でも入れるような道ではない。牛首にはたいへん見事な鹿の骸骨が鎮座している。
登山道が尾根に登り始めるところで登山道とはお別れ。大きな岩のゴロタを歩いて鷹ノ巣Ａ〜Ｃ沢方面との出合に着き、さらに北に歩いてヒツゴー沢出合に到着。ヒツゴー沢は左のオジカ沢より狭いので、うっかりすると見落としそうだ。
すぐに最初の滝とそれに続くゴルジュが現れる。Ｆ１は簡単そうに見えて意外と高度感があって恐かった。その上にすぐ出てくる逆くの字滝は凹角を激しく水を浴びながら登る。その後も次々と１０ｍくらいの滝が現れ息をつく暇も与えない。沢登りというより滝登りですな。すべてノーザイルで登ったが少し恐かった。
ナメを歩き、緩やかになったところで休憩。晴れて明るくなり、開放的な沢の両岸には花が旬を迎えている。とても幸せな気分になった。
次の２段の滝ははじめに左から巻こうとしたが草付を登れず。一段目は右から登ってバンドをトラバース。二段目は簡単。ここもザイルがあってもよかったが、ノーザイルで登った。
くの字滝の上段は流れの右から登る。ここも難しくはないが、垂直に近く高さがあって恐かった。
大きめの滝を２〜３個越えた後、第２ゴルジュに突入。いろいろな動作を駆使して滝を登る。先頭のキムさんはザイルもつけずにひょいひょいと２０ｍの滝を登っていく。二条のツルツルのナメ滝も細かいホールドを使って登っていく。さすが…よくまあやるものです。自分はヤブを漕いで高巻いた。結局ザイルは出さずじまい。これでいいのか分からないが荷物になっただけだった。
ここからはほとんどゴーロ歩き＆つめ。一部雪が残っている場所があった。崩壊したスノーブリッジの半分だ。小滝がいくつか出てくるが、集中力が切れかけてきたところで意外と難しかったりする。
１０ｍの滝が現れる。左から簡単に巻けるのだが、ここもキムさんはノーザイルで正面突破。つられて普段「私、高所恐怖症なの〜」と言っている永柳さんまでもが登り出す。あまり難しくないとはいえ、万が一落ちたら大怪我で済まない可能性もある。
稜線は近いようでなかなか近づいてこない。振り返ると水上の町が見える。下から見ると自分たちは今すごいところに立っているんだろうな。息を切らしながら登り続け、ようやく稜線に到着。ニッコウキスゲが鮮やかだ。トマの耳の山頂は風があり寒い。
中ゴー尾根から下降する。上のほうは両側が切り立っていて、まるで空中を歩いているようで気持ちがいい。樹林帯に入ると、非常に急な斜面で鎖場が連続する。おまけに落葉が滑りやすく、３０ｍに一回くらいのペースで尻もちをついた。暑くて顔面を汗が滴る。せっかく服が乾いたが、もう一度沢に降りて水を浴びたい気分だ。
二俣に戻ってきて顔を洗い頭から水を被る。３０分くらい河原で昼寝する。天国のような気分だ。もと来た道を戻り１時間強で駐車場に到着。お疲れさまでした。下山も沢の遡行に劣らずハードな印象だった。沢タビを脱いでみるとそこには丸々と太ったヒルが１，２，３…６匹！タバコで炙り１匹残らず殲滅した。よくまあ、スパッツの中にまで入って来られるものだ。
帰りは湯テルメで汗を流し、沼田でもんじゃと赤木牛のステーキを食べた。久しぶりに「山彦」でとんかつを食べようと思ったのだが、６時半にもう閉店していた。
今回の沢で一番印象に残ったのは、滝でザイルを使わないという過ちと、ヒルの恐怖だった。来週は湯檜曽川本谷だ。ずっと行きたかった沢なので気合が入る。
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s_kosukeさん
初めまして
雪渓は崩壊していましたね
自分たちも計画して 断念した
湯桧曽川本谷遡行
期待しております
koshibaさま
コメントありがとうございます
返信が遅れ失礼いたしました
湯檜曽川本谷に行って参りました。
心配していた残雪もなく、とても素晴らしい沢を満喫できました。
記録を書きましたので、どうぞご笑覧くださいませ。
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