老山


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 817m
- 下り
- 821m
コースタイム
4:30 ひこさの滝遊歩道入口
5:11 堰堤
6:13 1571ピ−ク付近
6:43 堰堤
9:42 老山頂上付近
10:47 鍋倉谷
11:29 林道妙高小谷線
12:46 駐車場所
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒沢にかかる橋までは除雪してあり、普通タイヤで問題ありません。 林道に積雪が60cm程度ありますが、つぼ足で可 急斜面ではアイゼン装着。 雪が締っていない箇所ではワカン装着。 老山手前のセッピまでは気持ちよくハイキングできました。 セッピが切れてヤブこぎ以降は急斜面があったり、、雪の亀裂があり、危険でした。 引き返した方が無難です。 熊の足跡多数。熊よけ鈴必須です。 ※ルートは手書きで、不正確です。 |
写真
感想
以前、自宅から見える妙高山の左後ろに見える山が何なのか気になり、ネットで調べたことがあります。今はそれが焼山だろうと思っています。そのとき嘉平治岳という魅力的な名前の山を見つけました。それ以来気になっている山です。ネットで山行記録を調べ、今回思い切って行ってみることにしました。地図は頭の中に叩き込み、コンパスもGPSも持っていきませんでした(持っていないですけど)。でも、パソコン画面で理解していても、実際現地で見る景色は全然違いました。
妙高小谷林道の黒沢にかかる橋を過ぎたところで除雪が打ち切られていました。3:30に着いて1番のりでした。そこの路肩に駐車し、雪の積もった林道をヘッドライトを点けて進みました。1時間後、杉野沢橋の手前を右に入り真川の左岸を進みました。しばらく行くと川が分岐して右側に伸びていました。記憶では川は1本でまっすぐだったので、どっちに行っていいのかわかりませんでした。とりあえず、近くにあったスノーブリッジを渡り、左の支流に沿って進みました。間もなく堰堤がありました。たしかスノーブリッジで川を渡るはずだったな、それならこの堰堤を渡ろう、ということにしました。後でわかったことですが、この時点で嘉平治岳とは全く違う方向に進んでいました。
川を渡ったら斜面を登るとそこが老山なはず。尾根を目指して進む途中御来光を拝み、熊の足跡を発見し、背後に焼山に似た山が出現しました。「あれが焼山だとするとこっちの方向じゃないんじゃないかな」と思いつつ、尾根の上まで行ってみることにしました。尾根の反対側は切れ落ちていて、尾根の上は岩と木で歩ける状況ではなかったので、登ってきたルートを川まで戻りました。川の分岐まで戻ってもう一方の支流に沿って進むというのが、ネットで調べたルートに近いのですが、川を渡ったところの斜面を登って行き、老山の山頂を越えて尾根伝いに嘉平治岳に行くことにしました。もし行けなかったら、引き返せばいいだけのこと。この斜面は雪が締っていてどこでも歩けました。ブナ林を気持ちよく進んでいくと、やがて尾根に出ました。正面に真っ白な山が見え、爽快な気持ちになりました。おそらく天狗原山と金山です。尾根にはセッピが出来ていて、その上を進みました。途中でセッピが途切れて藪になりました。進もうか引き返そうか迷いましたが、意を決して、ヤブこぎ決行。しばらく行くとヤブの中でガサガサ音がします。熊かなと思い熊よけ鈴を鳴らしまくり、手を叩いて威嚇しました。そしたら、ヤブの中で「ブルブル」と体を震わすような音がし、「俺は逃げないぞ、お前がよけていけ!」と言っているようでした。ヒヒーンみたいな声がしたので、たぶんカモシカだと思いますが、しかたがないので右手の急斜面を降りてトラバースすることにしました。ピッケルを取り出し、雪面に突き刺しながら、後ろ向きで下りました。ピッケルを始めて使いました。
一旦谷に降りてから尾根を進むと岩山に出ました。ここが老山の山頂ではないかと思っています。とても素人が登れるようなところではありません。トラバースして雪の斜面を進むのも厳しそうなので、ここで撤退することにしました。またヤブこぎはいやなので、雪の斜面を下り、鍋倉谷と思われる方向に向かうことにしました。途中数百m先の木の根元に熊がいました。遠いのでよくわかりませんが、子熊かもしれません。野生の熊を見るのは初めてです。谷を挟んで熊がいる斜面の反対側の斜面を下りました。途中結構な急斜面で、ザラメ雪でアイゼンが効かず、ずるずる滑り落ちました。1回目はピッケルで初めての滑落停止がうまく行きました。2回目はスピードが出てしまい、ピッケルが刺さらずヤブにぶつかって止まりました。下がヤブでよかった。
目的地まで行けなかったのは残念ですが、天気も良く、素晴らしい景色を堪能でき、そこそこ疲れて、非常に満足できました。近いうちにリベンジします。
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