秩父東 🚈東武竹沢駅〜金勝山〜官ノ倉山〜石尊山〜仙元山〜花和楽の湯♨〜小川町駅🚉

2022年06月02日(木) [日帰り]

• GPS: 06:14
• 距離: 15.5km
• 登り: 744m
• 下り: 764m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:24
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:09

6:37 東武竹沢駅
6:43 6:43 東登山道入口
7:23 7:31 金勝山
7:32 7:33 裏金勝山
7:49 7:49 南登山道入口
8:33 8:34 天王池登山口
8:50 8:51 官ノ倉峠
8:58 9:06 官ノ倉山
9:15 9:19 石尊山
9:35 9:42 北向不動
9:57 10:05 笠原地区憩いの場公衆トイレと駐車場
10:37 10:38 八幡神社
11:48 11:53 仙元山
12:30 12:31 槻川親水公園
12:46 ゴール地点

里山巡りと舐めていたところがあるが、結構きつかった。三山の上り下りは足に効く。金勝山、仙元山では登山者を一人も見なかった。疲れたが、のんびり、ゆっくり自分の時間を楽しめた。官ノ倉山、石尊山では、すれ違う登山者もいたが、静かなハイキングコースと感じた。

天候

晴天、無風

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：05:08 小平　西武新宿線・本川越行
05:41 本川越　徒歩
05:49 川越市　東武東上線・小川町行
06:28 小川町　東武東上線・寄居行
06:32 東武竹沢
帰り：15:52 小川町　東武東上線快速・池袋行
16:27 川越市　徒歩
16:36 本川越　西武新宿線急行・西武新宿行
17:08 小平

コース状況／危険箇所等

●金勝山登山：里山で様々な道が錯綜しており、脇道を早道と思い、入りこまない方が身のため。素直に道標に従うとわけなく登れる。道は歩きやすく、道標もしっかりしている。
●金勝山〜官ノ倉山〜石尊山：一度里に下り、里の道を辿る。整備された登山道に入る。ハイキングコースになっており、安全で道標が整備されている。気を着けて歩けば問題はないが、岩場を上り下りするので、若干危険を感じる。
●石尊山〜仙元山〜花和楽の湯♨：岩場を下り、里に入る。林道から車道を抜け、仙元山が見えてくる。山頂に繋がる登山道は遊歩道になっている。神社から登ると急登になるので、帰りのみとする。♨への道は車道になるので注意要。
●総じて沢沿いの道になる。流石小川町由来の通り。小川町駅までは♨から13分ほど。やはり車道を歩くので要注意。

その他周辺情報

おがわ温泉花和楽の湯：仙元山登山口から30分、駅からも13分ほどで行ける。アルカリ系のつるつる湯、露天風呂も大きく、ゆったりできる。料理も美味い。入館料は1,150円と少々高いが、タオル、浴衣込みで登山者には助かる。ホテルも併設。温泉にはバーもあり、宿泊可が魅力かも。
https://www.kawaranoyu.jp/ogawa/

写真

6/2 6:34

東武竹沢駅に着く。改札口は一つ。金勝山に向かうには線路を越えなければならない。踏切を探し一瞬うろうろ。何と立派なアンダーパスが！ビックリ！

6/2 6:43

山への取りつきを探していると、何と立派な登山口を示す看板！驚きの連続！

6/2 6:45

三叉路にぶつかってどの道を選ぶか？王道と思われた真ん中の道を行く。何とこの道の突き当りは他人の家。

6/2 6:47

他人の家の塀際に道あり。ホッとする。道標には金勝山ではなく小川げんきプラザとあり、山より優先か。金勝山の名実は既に失われた山岳信仰に。

6/2 6:48

快適なハイキングコース。

6/2 7:02

私は尾根コースを来た模様。今、第一避難小屋前。このコースで避難小屋必要なのと突っ込みたくなるが。余りにも立派なので、地元の集会場のよう。

6/2 7:04

ここでヤバイルートを見る。左を登れば山頂に早く着くと思う。しかし罠！ドン詰まり。要注意。あくまでも右！

6/2 7:11

右のコースは、結構、急！ただ山頂へ一直線。蛇行するが、歩きやすい道。

6/2 7:18

奥武蔵の山並みが一望できる。

6/2 7:18

あのとんがり山は武甲山

6/2 7:18

金勝山の山頂標は控えめ、後の何故か裏金勝山の山頂標の方が迫力があるのは何故？

6/2 7:26

これから向かう官ノ倉山、やはり山岳信仰で元々神ノ倉だったようだ。

6/2 7:29

官ノ倉山に向かう。小川げんきプラザは更に奥のようで、経由地には入っていないが下山方向になる。

6/2 7:31

下りてまた上る。

6/2 7:33

裏金勝山はすぐ。金勝山の山頂標よりみごとなのは何故？

6/2 7:35

右に向かえば、小川げんきプラザ。早朝でオープンしてないだろうし、時間の余裕もないので寄らないことに。左に折れて下りて行く。

6/2 7:38

下りる途中に右に折れる道が出てくる。これは果樹園に向かう道、向かわないこと。

6/2 7:39

只管下りる。道は整備されている。

6/2 7:43

竹沢駅方面にまず向かう。

6/2 7:46

里に下りた。

6/2 7:50

下りた場所は南登山口、東から上り南に下りたということ。看板を良く見ると"裏"金勝山が"表"金勝山になっている。裏金勝山の山頂標も立派だし、何か表にしたい意図があるのでは？

6/2 7:52

八高線の踏切を渡る。

6/2 7:54

小川の名の元になった兜川を渡る。兜川は槻川に、槻川は都幾川に、都幾川は越辺川に、越辺川は入間川に流れていく。川の旅。

6/2 7:55

金勝山を振り返る。

6/2 7:58

一度川越街道(国道254号)に入り、吉田家住宅方面に曲がる。

6/2 8:05

吉田家住宅が見える。埼玉県で一番古いそうだが、時間がないためと早朝で開いていないだろうから、通りから撮って終了。

6/2 8:07

吉田家住宅と反対方向へ向かう。里山の道で歩きやすい。車もそんなに走っていない。

6/2 8:08

三光神社にまず向かう。

6/2 8:23

三光神社の先を右折。三光神社は元の妙見さん。廃仏毀釈で三光神社に。

6/2 8:24

道標が立派

6/2 8:30

民家の入口に並べられた様々な猫の絵の石。石で小川町は有名。石切り場が広い。研ぎ石になる石らしい。

6/2 8:31

有名な外秩父七峰縦走ルート、辿れば自然と登って下りられる。

6/2 8:32

官ノ倉山を望む

6/2 8:34

歩きやすい道

6/2 8:50

道標はしっかり随所に。

6/2 8:54

登頂へ最後の木の根と岩の道

6/2 8:57

官ノ倉山登頂。ここまで他の登山者に逢っていない。

6/2 8:59

遥か下に金勝山

6/2 9:00

浅間山か？

6/2 9:03

武甲山が遥かに望める

6/2 9:04

さあ下りるぞ。次は仙元山。

6/2 9:05

その前に石尊山へ。

6/2 9:06

大霧山か？

6/2 9:09

また登る。

6/2 9:15

石尊山登頂。

6/2 9:17

仙元山を望む。遠い！

6/2 9:18

今来た金勝山を望む。遠い。

6/2 9:22

下りる。これが結構危ない。急勾配。

6/2 9:27

北向不動に向かうようだ

6/2 9:36

生まれて初めて小川町に来たが、なかなかいいところだ。凡そ沢沿いに歩いた。様々な川が流れ、せせらぎを楽しめる。静かな里山。

6/2 9:37

北向不動はこれではありません。これは西向き。左の石段を登らなければならない。

6/2 9:37

木の樋から不動滝。手水場。

6/2 9:39

結構急な石段。上る。

6/2 9:41

北向不動にご対面。

6/2 9:46

林道を下りる

6/2 10:10

まず長福寺に向かう。道標は外秩父七峰縦走者向け。私が今歩いている山々は外秩父山地にあたるが、西武が観光向けに聞こえがいい奥武蔵と言う名前を沿線に沿って付けたので、東武線沿いではあるが、これに沿いヤマレコでも奥武蔵とした。確かに秩父を中心に見ると外秩父が適当ではあるが、武蔵を中心に見ると奥武蔵が適当かと思える。

6/2 10:12

小橋を渡って、長福寺方面。

6/2 10:23

長福寺も遠くから撮影。

6/2 10:37

八幡神社の前を通る。

6/2 10:46

槻川を日の出橋から渡る

6/2 11:05

仙元山を望む。もう少し。この辺りから足が痛くなる。疲れた。駅に向かいたいが、山が見えた時、頑張ろうと決めた。足は攣らなかったのが救い。

6/2 11:08

この道標の通り行くと遠回りになる。要注意。

6/2 11:10

まず八高線の線路を渡る。

6/2 11:11

仙元山見晴らしの丘公園方面へ向かう。

6/2 11:11

仙元山山頂へは見晴らしの丘公園から外れる模様。

6/2 11:14

仙元山遊歩道が登山道。昔の人々は左にある、今は寂れた天満宮から登っていったのだろう。

6/2 11:17

手水のようだ。山自体が神聖。

6/2 11:23

遊歩道だけに歩きやすい。

6/2 11:37

静かな道、誰も登る者はいない。私一人の世界。後は鳥の囀りと風の音。

6/2 11:39

遊歩道と百庚申に道が分かれる。帰りには百庚申を通る。庚申信仰も明治に入って消された。百の庚申塔はまだあるのだろうか？

6/2 11:41

もう山頂も間近

6/2 11:45

何も眺望がない見晴台。空しい。

6/2 11:46

次回登る外秩父山地

6/2 11:48

仙元山山頂。眺望は確保されていた。

6/2 11:49

下りてきた官ノ倉山、石尊山。

6/2 11:54

百庚申へ下りる

6/2 11:57

静けさの中に百庚申が佇んでいる。往時の賑わいは何処へ。実はここから直接下りる道を探したが、既に残されてはいない。ここに浅間神社があった。全て明治に入りなくされた。浅間山は仙元山に名を変えた。

6/2 12:15

廃墟の天満宮。遊歩道から離れ、直接山から下りてみた。

6/2 12:18

鳥居と参道は残されている。

6/2 12:27

槻川を越える

6/2 12:46

おがわ温泉花和楽の湯に到着

6/2 12:47

なかなか雰囲気のある入り口、温泉はぬるぬるのアルカリ湯で、広い露天風呂が売りだ。入館料1150円は安くはないが、これにみあう湯だった。

6/2 13:37

久し振りにカラスミ、いぶりがっことクリームチーズをつまみに生ビール、そして田舎汁うどんを食す。自分への褒美。うまかった。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Max 512GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

ズボン 靴下 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 タオル

感想

ucan

埼玉県比企郡小川町を初めて訪れて、里山巡りからハイキングコースそして温泉まで堪能できる山行きだった。登った山は何れも往時の山岳信仰の名残を留めていた。山には遠い昔、村人の自然への畏怖、神への祈り、救いを求めた跡が残っている。今は失われた多くの想いを感じることができた。奥武蔵の旅を更に楽しむ。随所にある温泉を訪ね、山を歩き、山頂からの眺望という恩恵を受けたい。吹く風、飛ぶ鳥の囀り、川のせせらぎ、木漏れ日、新緑のみずみずしさ。山に行く喜びを味わい尽したい。奥武蔵にはまだ多くのものを我々に残してくれている。これからも楽しみだ。