平野谷〜平野谷西尾根〜七三峠〜鍋蓋山〜鍋蓋北道〜牛の背
rxk00250
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 633m
- 下り
- 285m
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- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 3:37
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
（帰り）有馬街道から徒歩で北上し「二軒茶屋」を経由し「すずらんの湯」へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
「平野谷」について 谷筋そのものを歩くのではなく、谷筋に沿って付けられた山道を歩くルート。道標の類はほぼ朽ちている。通行者が減ったのだろうか、以前よりも倒木が増えた個所、草木の繁茂がはげしくなっている区間が多くなった。大きな危険はないものの、その区間の通行には要注意。また地蔵石像のある崩落地は道が崩れているが、一旦崩落個所の沢に降り立って対岸へ渡る形。薄い踏み跡が確認できるのでそれに従えば良い。 「平野谷西尾根」について 相当な急斜面の上り下りが繰り返されるところがあるので、思っているよりも疲労はくる、道自体は歩きやすい明快な道だが、随所に立っているはずの道標には朽ち果てて倒れてしまっているものもあるので、ルートの下調べはしておくこと。鉄塔巡視道への分岐がある箇所も2つあり、鉄塔巡視道の方向は「行き止まり」などと表示がされている。踏み跡があまりにもしっかりしているためそちらへ迷い込まないこと。とはいえ基本は一本道で迷う可能性はほぼなく、危険を感じることもなく快適に歩けるはず。 「鍋蓋北道〜牛の背〜有馬街道」について いずれも整備の手が入ったハイキング道で、特に危険な個所や注意すべき個所などはない安全なルート。 ＜2019年05月11日「平野谷〜平野谷西尾根」の記録はコチラ＞ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1843940.html ＜2020年11月18日「平野谷〜平野谷西尾根」の記録はコチラ＞ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2742675.html |
写真
楠谷町バス停のすぐ西にある米屋（兼タバコ屋）の角を突き当り迄ずっと北上し、斜面を登った先にあるこのコンクリート擁壁から「平野谷」へ向かう
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「皿器谷堰堤」を越えるとその先の道は笹や草木が生い茂っていて難儀。覆いかぶさってくるような葉をかき分けるようにしながら進んでいく
地蔵石像のある崩落地のところにこのような看板。猪除け用の罠が仕掛けてあるとのことなので、ルート以外の場所に誤って足を踏み入れると事故に遭いそう
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平野谷の道は基本的には明快な一本道。途中に崩落箇所の迂回路があるが、進路に悩みそうなのは唯一そこだけ。（迂回路では右へ右へを意識して踏み跡を探すこと）
この谷では数少ない貴重な道標も、風雨にさらされ根元が腐って朽ちて倒れていた。太めの枯れ枝で根元をおおって何とか形を保っている有り様だ
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通行禁止の木柵が立てられているちょっとした広場。この木柵の向こう側（東）へ進むと「平野谷東尾根」に出て、さらにそのまま進んでいくと「大師道」の「再度第五橋」まで通じている
「七三峠」に出る。峠であることを示す道標が新しいものに替わっていた。少し前まではは朽ちてしまって草の中に倒れていたので、これは朗報
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その道標は裏側に「ここは七三峠」と書かれている。七三峠からは「平野谷西尾根・東尾根」にも行けるが、同時に「極悪谷林道」にも行ける
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山頂からは南に神戸の街並みと海が一望できる。素晴らしい景観。何やら鍋蓋登山会なる団体が山頂の広場を独自に開発してしまったようだ。以前にはなかった人工ベンチが置かれ、記念植樹もされていた・・・けどここは国立公園の範囲じゃないのかな？良いのかこれ？
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「鍋蓋北道」には一部区間に新たに階段が付けられていたが、誰が付けたんだろうか、これがもう最悪だ。驚くほど歩きにくくなってしまっている。以前の状態でもまったく危険もなく、むしろ歩きやすかったのに・・・。最悪の工事がされていた。危険度が上がっただけなので撤去してほしいぐらいだ
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装備
| 個人装備 |
通常のトレッキング靴（ローカット）のみ
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|---|
感想
今回は同行者が選定したコース。最終目的地を、今年5月にようやく念願かなって営業再開された「すずらんの湯」に決め、そこへ向かうためにルートを組んだ形だ。
南側からひたすら北上していく道を選ぶのだが、あまたある道のうち今回は「楠谷町」から「平野谷」を上り、さらに「平野谷西尾根」を登って「七三峠」へ出て、そのまま「鍋蓋山」の山頂へと向かうことにした。山頂で休憩した後は「鍋蓋北道」を下ってさらに「牛の背」を下り、有馬街道を北上して最終の目的地「すずらんの湯」へというルート。
＜2019年05月11日「平野谷〜平野谷西尾根」の記録はコチラ＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1843940.html
＜2020年11月18日「平野谷〜平野谷西尾根」の記録はコチラ＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2742675.html
「すずらんの湯」の長期休業中は「鍋蓋北道〜牛の背」はあまり歩く意味もないので、とんとご無沙汰になっていた。なので今回は相当久しぶりだった。そういえばそのあおりを受けて「平野谷西尾根〜七三峠〜鍋蓋山」の区間も同じくだいぶご無沙汰だったので、今回はまあ良い機会だ。武漢風邪の影響もあってか、今回歩いたルートはどこも通行量が激減していたのではないだろうか。草木も茂ってけっこう荒れ気味な区間もあった印象。近いうちに平常に戻るだろうから、道が戻るのもまあこれからだな。
新装なった「すずらんの湯」は、営業再開を楽しみに待ち続けていた天然温泉。運営会社が変わったこともあって、料金も一律に高くなり、無料貸タオルもなくなったが、館内は脱衣所を含めてすべてリニューアルされて、清潔感あふれる設備になっていた。一番嬉しいのは脱衣所が綺麗になり広くなっていたことと、冷水ウォータークーラーが新設されていたこと。逆に残念なのはコイン式マッサージ機の設置がなくなっていたこと。
また、下駄箱の場所が狭くなって、そのぶん売店が出来ていて、この店オリジナルのシャンプー・トリートメント等の販売と、神戸のパン屋さん「麦の星」の高級食パンも販売していた。帰りにお土産がてら玄米食パンを一つ購入した。
浴場の内湯のほうは、基本的には以前と同じままでほぼ居ぬきの形ではあるが、細かい部分で変更があった。まず水風呂が拡張（増設）されていたのが目を引いた。2種類のサウナは基本は以前のままだが、内装を新調して扉も綺麗になって清潔感が増していた。洗い場はそのままだが、シャワーヘッドはすべて新品交換。シャンプー・トリートメント等はこの店のオリジナルの高級路線のものになっていて、これがなかなか素晴らしかった。
露天風呂のほうも基本は以前のままを踏襲しているのだが、岩風呂・大池風呂の一部に段差が付けられていた。寝転び湯はなくなったが、宮水風呂と壺湯は健在。湯の温度が低めなのは「出会いの湯」と壺湯で、岩風呂・大池風呂のほうが温度が高かったのが意外。全体的に見ると宮水の湯よりも天然温泉の浴槽のほうが数が多かった。
訪れたこの日は土曜日で料金が高くなる日ではあったのだが、たまたまだったのか結構空いていて、ゆったりと快適に静かに過ごすことが出来たので満足。
無料送迎バスの運行が廃止になったので、駅までは徒歩で出ないといけなくなったのは、山歩き帰りに立ち寄る人にはかなりの痛手。最寄りは神鉄「北鈴蘭台」駅になるので、有馬街道をさらに北上して15〜20分ほどは歩く形になる。日陰もない道が続くので、真夏は駅へ行くだけで汗をかきそうで残念過ぎる。でもこればっかりは仕方ない。日傘でも差してゆっくり歩くか。
とはいえ、鈴蘭台に天然温泉が復活したのはこれ以上ない朗報。以前も山歩き帰りにけっこうお世話になっていたので、これからも重宝させて頂くのは間違いない。以前から好きな温泉だったので、何はともあれ再開して良かったなあと思う。
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