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Yamareco

記録ID: 439958
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

比婆山〜イワス 〜人の消えた村から〜[滋賀県 彦根市]

2014年05月03日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.2km
登り
406m
下り
400m

コースタイム

13:00男鬼廃村〜14:00比婆山〜15:15イワス〜16:40男鬼廃村
天候 曇りのち晴れ
男鬼廃村 14℃ イワス 13℃
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
男鬼の廃村の空き地に駐車させてもらった
コース状況/
危険箇所等
比婆神社までは林道があるが、そこから先は登山道なし
道標もないので地形図が読める人以外は来ないでください
男鬼の廃村
ここに車を止めさせてもらう
by  beskey, KDDI-HI
ここに車を止めさせてもらう
さあ出発だ
ここから比婆神社に登る
by  beskey, KDDI-HI
ここから比婆神社に登る
上までは林道
木々が広葉樹に変化
新緑が美しい
by  beskey, KDDI-HI
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木々が広葉樹に変化
新緑が美しい
駐車場だ
この鳥居から先が神社だ
by  beskey, KDDI-HI
この鳥居から先が神社だ
後ろを見ると僅かに石段が見える
かつてはここが参道だった
by  beskey, KDDI-HI
後ろを見ると僅かに石段が見える
かつてはここが参道だった
神社の入口
ここが比婆神社
もちろん人はいない
by  beskey, KDDI-HI
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ここが比婆神社
もちろん人はいない
神社の上を登っていく
登山道、目印、標識はありません
by  beskey, KDDI-HI
神社の上を登っていく
登山道、目印、標識はありません
割れている
とりあえず記念撮影
by  beskey, KDDI-HI
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とりあえず記念撮影
踏み後すらないところを半信半疑で下っていく
by  beskey, KDDI-HI
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踏み後すらないところを半信半疑で下っていく
勾配が緩くなり、植林から外れた
しかしここは間違い
尾根間違い
by  beskey, KDDI-HI
勾配が緩くなり、植林から外れた
しかしここは間違い
尾根間違い
山頂まで登り返す
by  beskey, KDDI-HI
山頂まで登り返す
登り切った
正解は山頂表札の裏だった
by  beskey, KDDI-HI
正解は山頂表札の裏だった
さっき下から見上げた鉄塔にたどり着いた
by  beskey, KDDI-HI
さっき下から見上げた鉄塔にたどり着いた
彦根市最高峰の男鬼山
by  beskey, KDDI-HI
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彦根市最高峰の男鬼山
堰堤の上を歩いた先には...
by  beskey, KDDI-HI
堰堤の上を歩いた先には...
庭園が待っていた
by  beskey, KDDI-HI
庭園が待っていた
そして鉱山跡地上部からの景色は素晴らしい
が、曇りなので展望は良くない
しかもカメラが壊れてるせいで右側が曇ってる
by  beskey, KDDI-HI
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そして鉱山跡地上部からの景色は素晴らしい
が、曇りなので展望は良くない
しかもカメラが壊れてるせいで右側が曇ってる
鉱山跡地下部
結構落差はある
by  beskey, KDDI-HI
鉱山跡地下部
結構落差はある
荒神山方面
表札見つけたので記念撮影
by  beskey, KDDI-HI
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表札見つけたので記念撮影
植林と紅葉樹林の間を下っていくも、ここから先は急勾配だし冒険してる時間もなくなってきたので引き返す
目の前に写っているイブキのピークを目指したが無理は禁物
by  beskey, KDDI-HI
植林と紅葉樹林の間を下っていくも、ここから先は急勾配だし冒険してる時間もなくなってきたので引き返す
目の前に写っているイブキのピークを目指したが無理は禁物
晴れてきたので琵琶湖も見えてきた
by  beskey, KDDI-HI
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晴れてきたので琵琶湖も見えてきた
比婆山とのT字
ここを真っ直ぐ行く
by  beskey, KDDI-HI
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比婆山とのT字
ここを真っ直ぐ行く
ここはしっかりとしたふみ後がある
巡視路だった
by  beskey, KDDI-HI
ここはしっかりとしたふみ後がある
巡視路だった
米原の景色
林道が間近だったので適当に下る
by  beskey, KDDI-HI
林道が間近だったので適当に下る
ここから廃村まで林道歩き
帰りに車で通るので、落石を払いながら歩ける
by  beskey, KDDI-HI
ここから廃村まで林道歩き
帰りに車で通るので、落石を払いながら歩ける
ただいま〜
撮影機器:

感想

ご無沙汰しておりますguhikazukiです
妻と子が秋田の実家に帰省しているので、ようやく久々に本格的な登山が出来る
しかしながら、前日の仕事が終わったのは深夜1時。 家に帰ってあれこれしているうちに4時...終わったな。
起きた時間は11時をまわってた(泣)
軽いハイキングしか出来ないと思いつつ、登る山を選択していた。

決まった場所は比婆山だ。
登山口は男鬼という村だが今は住んでいる人はいない、いわゆる廃村だ。
住居の電力量計を見ると2008年度製と書いてある。 少なくとも6年前にはまだ住んでいたことになる。
ここら辺一帯はかつて19もの集落があったのだが、その多くはここと同様廃村になってしまった
集落の歴史は浅いものではなく、江戸時代初期からの歴史あるものだ。
江戸時代は監視役としてこういった場所に住まわせる代わりに食料などは寄付されていたみたいだ。
時代は進み食料寄付もなくなると生活は苦しかったみたいだ。
林道を歩いて分かった事だが沢に水がないのだ。
水がなければ自給自足は不可能。 水の調達も大変だし、なおかつここの冬は大変雪深いので生活するには無理がある。
高度成長期には村人がどんどん離村していき、遂には誰もいなくなった。
家を残している理由は固定資産税の兼ね合い以外に考えられない。 さら地にすれば税金は高くなるし。
今や彦根市は人口も増えて生活しやすい場所だが、こういった場所も存在する事を忘れてはいけない。

概要はここまでとし、まずは比婆神社に向かう。
神社まではひたすら林道歩き。
久々の山歩きなので林道歩きも苦ではない
神社で手を合わせた後はその上を登っていく。
ここから先は登山道なしだが山頂まで行くのは容易なこと。
比婆山山頂は展望無しで三角点も無し。
ここからイワスに向かうも尾根を間違えた。
いや、間違っているのは分かっていたが取り合えず下って植林が終わって周りを見渡すと高圧線が平行に走っていた。
まぁ、地形図の等圧線からしても間違いだと分かってたんだけどね。
登り返して正しい尾根に乗り、イワスに向かった。
イワス山頂は庭園が広がり気持ちのいいところだった。
そして何より展望だ。
湖東地域全体が見渡せ気持ちの良いところだ。
下にはかつてセメント鉱山跡が広がっている。
一度壊した自然は二度と元に戻らない良い例だ。

イブキのピークも行きたかったが、途中で尾根の付け根が分からなくなり、やめて引き返した。
帰りは別の尾根に巡視路が通っていたのでその道で林道まで下りきり、一応男鬼山の登山道も確認する。
時間的に登りはしない。 日が長いので男鬼山ピストンは可能だろうけど、日が沈んで暗くなった廃村を歩くのは肝試し以外の何ものでもないので。
距離、時間とも短めだったが、登山の知恵を最大限に活かせる楽しい山行になったので満足した。
GWなので遠出や遠征をする人ばかりだが、だからこそ近くのマニアックな山に登る価値があると思う。
実際人を見ることはなかったし。
一人が苦手という人にとってはお勧めできない場所なのかな。



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コメント

お疲れ様!
久しぶりの山行ですね。それにしても廃村の状況は威力あります。
薄暗くなってから通りたくない気持ちもわかりますね。
カメラが壊れているというコメントを見るまで心霊写真かと思いました(笑)

食料の配給などで生きていた集落。やはり仕事とはいえ生活は大変だったでしょう。
水、食料、交通、産業と生きていくうえで欠かせないものがないと繁栄はないのでしょう。

尾根沿いも下草がなく迷いやすいようですね。どれも登山道に見えてしまいます。
歩きやすいから間違えても思った以上に進んでしまうのでしょうね。

あと、藪山や低山の樹林越しに見える景色は大展望と違って絵的な趣があります。

やはり秋田とは違う低山の雰囲気と景色で私にはとても新鮮に見えます
2014/5/5 11:28
mountrexさんコメありがとう!
この廃村、まだかつての住民が手を入れているみたい。
冬季廃村として前から知ってはいたけど、完全廃村にはなっていないみたいだけど時間の問題かな
完全に時間がストップしている感じがしたわ
一応この村の産業と言ったら炭焼だったみたいやけど、それで食べてける時代でもないしね〜。
カメラはもう買ったからこれからは普通の写真を投稿できるで〜
ほんまに心霊写真みたい coldsweats02

尾根沿いの下草がない理由は鹿の乱食以外なにものでもないで(笑)
さすが、樹林越しに見える景色の魅力を分かってるね
そういう景色だと素通りしてしまう人が多いけど、絵的は趣なんやね〜これがhappy01 それにルートファイトしているときは重要な目印にもなるんよね!
低山の魅力、分かる人は少数派やけど勿体無いと思うわ
2014/5/6 17:44
プロフィール画像
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