だからまたここで会おう 三ツ森北峰
- GPS
- 06:10
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
天候 | 曇、午後から晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 杉平入口バス停〜猿橋駅 |
写真
感想
「…ヘルペスです」朝起きると眼球に棘が刺さったような痛みが走る。目を開けていられない。涙し、眼球を洗うも痛みは治まらない。午前4時。開院には早い。目を瞑って横になる。8時に往きつけの病院に飛び込んだ。「角膜ヘルペス」「なかなか治らない」と医師はいう。処方箋をもらい、下瞼に軟膏を糊塗する。痛みは薄れた。
雨の多い、季節を迎えた日、治療薬を持参し山行にでる。三ツ森北峰を目指す。権現山〜麻生山〜北峰ルートである。権現山は、浅川峠を越えると断続的な平坦な登山道を通過するが、このトラップには気を付ける。やがて標高1300mの急な登りが続く。麻生山との分岐地点まで登ると山頂は目近い。仰ぎ見る空は白い雲に覆われている。梅雨前線は南下したのではないのか。弱気な日差しが影を落とす。いつもより早く山頂に達した。大福餅に食らいつく。すぐに麻生山へ向かう。小ピークを繰り返しながら山頂を横目で見る。辺りは展望のない山頂でしかない。通過点にして今日の目的地である北峰を目指す。登山道は狭くガレ場を歩く。苔むした垂直な岩をを這ってくだるのには難儀した。麻生山のあの山稜歩きとは全く違う様相だ。岩の多いルートに一転する。それでも道筋はしっかりしている。北峰は三角錐のような山容を呈している。錐だった急斜面を登る。不思議な山頂である。大きな鏡が木に括り付けられている。半分に割れた鏡。白い雲の間から富士山が姿を現している。今日はツイている。問題は、杉平までの下山ルートである。枯葉で埋もれた登山道は一歩先が読めなくなる。立ち止まりリボンを探す。辺りに目を配る。リボンの位置を確認しながら、広い枯葉の原っぱを慎重に降りていく。ヤマレコの警告音は静かだった。枯葉道を脱出した。あとは、杉平に向かい登山道を下るだけだ。
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