磐梯山



- GPS
- 09:36
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,276m
- 下り
- 1,266m
コースタイム
11:10弘法清水11:25-12:00磐梯山山頂13:20-13:55弘法清水14:10-
14:35天狗岩-15:25赤埴山分岐-15:50天の庭-16:40猪苗代登山口
天候 | 午前中 晴れ 午後2時過ぎから曇り 風が非常に強くなりました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=151 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース途中、天の庭から天狗岩手前までは雪が残っていますが、ノーアイゼンで大丈夫だと思います。 弘法清水から山頂までは小屋の方のアドバイスもありましたが、軽アイゼンなどがあったほうがいいと思います。 沼の平はコースが不明瞭な個所がありますので、注意が必要です。 ルート記録ですが、下山途中赤埴山分岐手前で操作ミスからログが記録されませんでした。その為、そこから先の記録は、後日手入力による記録になります。 |
写真
感想
今回は百名山の一山でもある、福島 磐梯山に行ってきました。
前日、郡山で宿泊し、磐越西線の始発電車で猪苗代駅を目指します。
途中、車窓から磐梯山を眺めることができ、想像以上の壮大な姿に感動!
郡山駅から42分で猪苗代駅に到着です。
ここから猪苗代スキー場までタクシーを使って移動。
タクシーは前日に予約しておきました。
タクシーは10分ほどで登山口のある猪苗代スキー場に着きました。
登山口入口からもこれから目指す磐梯山山頂を見ることができます。
さて準備OK、いよいよ登山スタートです。
ますはゲレンデを登っていきます。
途中にはふきのとうがお花畑のように生えていたり、桜が咲いていたりと春を感じることができました。(先ほどの登山口でも足元にはつくしが群生してました)
順調にゲレンデを登っていくと、途中、カモシカを発見!距離はかなりありましたが、姿ははっきりと見ることができました。写真に納められなかったのが残念です。
天の庭まであと少しの五本杉まで登り、ここで小休止。
しかしこの後、痛恨のコースミスを犯します。
右のほうを見ると雪が残る道があり、すっかりその道を正しいと思い込んでしまい、そちらへ向かってしまいました。
間違っているとも知らず、その後もゲレンデをどんどん上っていきます。
しかし!なんとなくおかしい?と気づき、GPSで現在地を確認。
ここでコースが違っていることに気が付きました。
直登してコースを修正もできたかもしれませんが、ここは素直に間違った場所まで戻ることにしました。
先ほどコースを間違ったところまで戻り、正規コースを探してみると、ちゃんとピンク色のリボンが枝に括り付けられていました。さっきはこれが目に入らなかった・・・このミスで40分くらい時間ロスをしたと思います。
気を取り直して、山頂を目指します。
ほんの10分くらいで天の庭に到着。
ここからの猪苗代湖の眺望には感動しました。
天の庭から赤埴山分岐までは岩がゴロゴロしているような道を進みます。
今まで長く続いていたゲレンデ登りにはかなりうんざりしていたので、軽快に歩を進めることができました。
道々の岩にはときどき印が付けられているので、迷うことなく進むことができます。
赤埴山分岐から沼の平までの登山道には雪が残っていて、バランスを崩すとちょっと危ないトラバースなどもあり、少し慎重に進みました。
しばらく進むと視界が開けます。沼の平の入り口まで来ました。トレースが続いていたので、それを頼りに進んで行きます。
すると「沼の平」を示す看板に到着。
そのころには磐梯山の山頂もかなり近く見ることができました。
沼の平を過ぎると今度はかなり斜度がある雪面直登が待ってました。
ここはノーアイゼンで一歩一歩踏ん張りながら登りました。
登りきったところが、川上登山口との合流地点になっており、裏磐梯方面の眺望がすばらしいところにきました。
明治の大噴火の噴火口跡が眼下に広がり、檜原湖、小野川湖、西吾妻山や櫛ヶ峰、遠くは飯豊連峰や朝日連峰も見ることができました。
少し進むと3合目、天狗岩、ふと見上げると山頂ももう目前です。
岩場を足元を注意しながら進んで行くと、ようやく、4合目 弘法清水に到着。
ここで小屋の方に軽アイゼンをもっているなら付けたほうがいいとのアドバイスをもらったので、軽アイゼンを付けて行くことにしました。
軽アイゼンを装着して、いざ山頂を目指します。
弘法清水からは、いきなりかなりの斜度の雪面登りです。先ほど登った雪面よりもきつい斜度を登ります。
そして、確かにアドバイス通り、軽アイゼンを付けて登ったことによかったと思いました。
途中、モチベーションが低くなるくらいの積雪、斜度でしたが、それでもようやく登りきることができました。
そこから山頂まではすれ違いもできないくらいの道を登っていきます。もちろん、積雪もあります。
何度も降りてくる人とお互い譲り合いをしながら登っていくと、ようやく、視界が開けました。
1816メートル、磐梯山山頂に到着です。
山頂には大勢の登山の方々が素晴らしい眺望を楽しんでいました。
磐梯山山頂からの眺望
自分たちも素晴らしい眺めを楽しんだ後、お楽しみの昼食タイムにしました。
日差しがたっぷり、心地いい風も時折吹いて、ほんと気持ちいい時間を過ごすことができました。
あまりにも居心地が良すぎて、山頂到着後1時間20分、結構ゆっくりと時間を過ごしましたが、下山するのが名残惜しくて仕方が有りません。
後ろ髪を引かれつつ、下山を始めました。
弘法清水上の雪面まで下りてくると、数名のハイカーが雪面をお尻で滑って降りる準備をしていました。
ほとんどの人はそのまま雪面にお尻をつけて滑り台を滑るように滑って行きます。
さて、どうしたものかを思案して、持っていたブルーシートをお尻の下に敷いて滑ることにしました。
いよいよ自分の番。一気に斜面を滑り降りていきます。
途中、バランスを崩しそうになりますが、なんとか下まで滑り降りることができました。
以前のレコでも読んだことはありましたが、自分がやることができるとは思っていませんでした。
ここは滑って降りるに限ると思います。最高でした!
私はブルーシートを敷きましたが、何も無くてもいいと思います。(今度滑る機会がある時は何も敷かないで滑ろうと思います)
戻った弘法清水では、清水で水分補給と水筒にも水を満タンに補充し、下山を再開しました。
しかしこのころから、それまでとても穏やかな天気だったのが一転し、雲が広がり、冷たい風が吹き始めていました。
下山路は来た道を戻り、猪苗代スキー場を目指します。
下山途中、天気はますます悪くなり、沼の平に着くころにはすっかり曇り空になってしまいました。風が非常に強く吹き、少し不安な気持にもなるくらいの天候の急変でした。
沼の平を歩いていると、後ろから来たおじさま2人組の方に声をかけられました。
ちょうど自分たちのいるところに「雪割草」が咲いていると教えてもらい、おじさんの指をさすところを見てみると、白に薄いピンク色が入った小さな花が咲いていました。
来た時にも通った場所でしたが、全く気づきませんでした。
ここで雪割草の写真を撮り、その間におじさま2人組は私たちの先を進むことになりました。
天候はそんなにのんびりできるような状況ではないので、自分たちもすぐに下山を再開しました。
トレースを頼りに沼の平を進み、赤埴山へ向かうルートを進んでいたつもりでしたが、運悪くルートを外してしまったようです。
頼りに進んできたトレースは自分たちの前を歩いていたおじさま2人組一行のトレースだったのですが、そのおじさま達もコースアウトに気づき、私たちの先で止まっていました。
自分たちもおじさま達と合流して、コースアウトしていることをGPSで確認、斜面を直登すれば登山道に戻れることを話しました。
とりあえず、斜面を登ってみることになりました。登ること数十メートル、正規のルートに戻ることができました。
ここからは4人で下山です。しかしそれぞれのペースが違うので、バラバラでしたが・・・
順調に、天の庭にも到着、ゲレンデにも着きました。ここからはゲレンデを気長に降りていきます。
おじさま達はそのままゲレンデも直行で登山口まで下るとのことでしたが、自分たちは今朝登ってきた道をたどって下ることにしました。実はいつも一緒に行動した友人が、登り途中に手袋を落としてしまい、それを探しに行くことにしたのです。
この時も風がかなり強く吹いていたので、手袋が風で飛ばされていないかがとても心配でした。
下を見ながら手袋を探しつつ下山を続けると、運よく手袋は、落としたと思っていた場所に落ちていました。見つかってほんとよかったです。
手袋も無事みつかり、さらにゲレンデを下っていくと朝登り始めた登山口に到着。
何とか雨に降られず、下山することができました。
ここでほとんど同時におじさまたちも登山口に到着し、再び合流しました。
ここから予定ではタクシーで猪苗代駅へ向かうことにしていましたが、おじさまたちのご厚意で駅まで送っていただけることになり、お言葉に甘えてしまいました。
途中、ひとりのおじさまの車が置いてあるスーパーの駐車場に立ち寄った後、猪苗代駅まで送ってもらいました。本当にありがとうございました。
私は、声をかけていただいて初めて会った人に車で駅まで送っていただいたのがこれで2回目です。
ほんとに優しい方が多くて、感謝の気持ちでいっぱいです。
自分も見習って、困っている方には手を差し伸べられるようにしたいと思います。
今回の磐梯山、お天気にも恵まれ、とてもいい山行になりました。
次回の山行楽しみです。
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