連休最後の朝に 武甲山 ラッシュを気にして急いで往復した


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 875m
- 下り
- 863m
コースタイム
5:50 八丁目 トレイル開始
6:13 十八丁目 滝付近
6:51 大杉の広場(15分 大福2個 お茶)
7:46 山頂鳥居
7:50 武甲山三角点
8:00 下山開始
8:16 大杉の広場
8:48 生川鳥居駐車場
天候 | 曇りのち霧、時々小雨。気温は高く、基本は半そでで過ごした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場に至る道が細く、3ナンバー車では横をすりそうになる。 視界があまりよくない3ナンバー車で通過したがひやひやものだった。 30台程度停められる、朝の時点では先行者2台 9時直前では入りきらずに、林道わきに路駐で止めている様子であった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
約30mずつ「○丁目」という表示がしてあるのでわかりやすい。 駐車場からは基本的にじわりじわりと高度を上げていく道である。逆に言うと、下りでスビードに乗ってしまう道でもある。51丁目から駐車場までを48分で戻ってきてしまった。それだけ、スピードが出てしまう道である。(当然人に近づけばスピードを落とす。) 前日や当日が雨や霧であったため、濡れた土や花崗岩は滑りやすく難儀した。 |
写真
感想
GW最終日である。前日は1日で赤城・榛名・妙義の上毛三山で遊んだ。前2つの山には登り、妙義温泉に入ってきた。GWはもう一日ある、しかし最終日はラッシュが心配である。一つ山に行きたいのだが、朝一で登り降りてこれる山を選んだ。
それが、今回の武甲山であります。埼玉県秩父の山で、日本二百名山、北側以外の山容は削られており見るも無残、登山道は唯一切り開かれていない北面を利用している。
もともとは、海底で活動した火山なのだそうだ、それが付加体となって日本列島にもぐりこんだ結果、ほとんど石灰岩であるこの山は台地となった。それに人間が目をつけるのにそんなに時間はかからなかった。
現在はさまざまな業者が石灰岩を採取しており、トラックなどがひっきりなしに通り過ぎる。私が登った6日にもトラックや乗用車がやってきて危険であった。約4億立方メートルほどの量が取れ、間に別の地層を含まないために、ほぼ純粋な石灰岩が取れるのだそうだ。
秩父市にたどり着くと武甲山の全容が見えた。秩父側から見る武甲山は山肌が失われ石灰岩の色で真っ白であった、それが段々状に削られている様子である。これを自然破壊というか、人間による利用とするか判断は分かれるところである。しかし、このあたりではひときわ大きい山であることは間違いなく、まるで砦のように立ち上がっていた。
近くの道の駅にて夜を明かす、埼玉県は道の駅でのアイドリングを条例で禁止しているそうであるが、夜中結構な数の車がアイドリングをしていたように感じる。トイレはきれいでよかった。
そんな山の朝は早い、5時代には駐車場について登山開始である。最初っからアスファルトの道を急登である。8丁目付近でトレイルになってからは土の中を登っていく。急登りなため、30歩ずつで休憩する。コースタイム2時間だ、まだ1時間もたっていない。これは人生と一緒だ、「もう終わってしあった」と思っても実際は「まだまだやれる」のである。
18丁目付近で滝と名水、そしてかくして32丁目付近で広場にたどり着く。ここで、それまでできなかった作業(下着まで取り替える等)に取り組む。
その後は体が楽になり一気登りだった。適度な休憩の影響で比較的楽に登ることができた。
かくして、日本二百名山であり花の百名山である武甲山山頂にたどり着いた。御嶽神社の鳥居横には狛犬ならぬ狼が鎮座し、その後ろの方に山頂がある。山頂からは秩父市内などが一望できるはずだが霧で全く見えず、山頂標示と三角点を撮影する。
興味深いのは三角点である。引き算と足し算、これは石灰岩掘削のため山頂が失われ別の地に山頂が移動し、さらにそこよりも高いところが見つかったために再度三角点が移動したことを示している。
ちょうど8時に下山開始、51丁目からが本格的な下山となる。登りではきつかった道が下りではこんなに気持ち良いとは。1丁目を1分程度で降りて行く。少しお尻の位置を下げ両太ももでショックを受け止め、膝から下は自由に動かす、ストックは交互に着く、このスタイル、まるでスキーの不整地での小回りである。モーグルのような雰囲気で一気に下ってしまった。48分、51丁目から一気下りであった。
9時前に駐車場に戻り神奈川に向かう、駐車場ではストレッチをしている人、武甲山に向けての道を登ってくる人、行きかうセメント会社のトラック、羊山公園のシバザクラを楽しむ人を横目に車を走らせた。
幸いにも渋滞に合わず、午後1時には帰宅することができた。
こんにちは。
4月初めに登った時は2月の大雪がまだたくさん残っており、途中の道路も雪壁になってましたが。
さすがにほとんど融けたようですね。
で、三角点なのですが、あの石は三角点ではありません。
三角点には標高は記載されてないものです。アレは誰かが持ち上げた単なるオブジェです。
武甲山三角点と検索すると写真が見れますが、あの石はあそこに置いてあるだけで、以前は展望台の中を移動してましたし、子供らが石持って記念撮影してる写真が出回ってます。
本物の三角点は第一と第二展望台の間の神社の裏手にあります。検索するとそれも見られると思います。
ご指摘ありがとうございました。写真のコメントの方は差し替えさせていただきます。今年の春に大雪が降って秩父で雪害が出た時から気になっていた山でした。
頂上からの風景を楽しむことはできなかったので、それは次の機会ですね。しかし、霧の中幻想的な風景に出会うことができました。コメントありがとうございました。
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