高見石小屋からの天狗岳(冬と春の境目は難しい)
- GPS
- 12:16
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
10:00◆渋の湯
12:35◆高見石小屋
(休憩・昼食)
【2日目】
07:00◆高見石小屋
08:10◆中山展望台
(眺望)
08:20◆中山山頂
08:40◆見晴らし台
08:45◆中山峠
08:55◆黒百合ヒュッテ
11:15◆東天狗
(昼食)
12:10◆東天狗
13:30◆黒百合ヒュッテ
15:00◆渋の湯
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コースに特別な危険個所はありません。 ・黒百合ヒュッテから渋の湯への帰り道は、分岐の看板の表示が分かりづらいところもあります。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
替えのシャツ 2
手ぬぐい 3
雨具 1 上下
帽子 1
グローブ 1
ゲイター 1
フリース 1
ハードシェル 1
行動食 2 2日分
昼食 2 2日分
インスタントコーヒー 6 最低6袋
ジェットボイル 1
コッヘル 2
カップ 1
スプーン 1
箸 1
ハイドレーションシステム 1 2リットル
キズパワーパッド 6 靴擦れ用
トイレットペーパー 1
お腹の薬 1
風邪薬 1
ウェットティッシュ 1
ポケットティッシュ 2
テーピング 1 靴擦れ等用
ボディーペーパー 1
歯ブラシ 1
歯磨きガム 1
虫よけ 1
日焼け止め 1
メモ帳 1
筆記具 1
免許証 1
保険証 1
カメラ用三脚 1
カメラ用バッテリー予備 1
メモリカード予備 2
携帯用エネループ 1
接続用コード 1
携帯電話 1
懐中電灯 1
ヘッドライト 1
ランプ 1
雨天時用カメラのフード 1
腕時計 1
GPS 1
コンパス 1
地図 1
地図用ケース 1
ツェルト 1
マット 1
アンダーウェア 1
靴下替え 2
サンダル 1
アイゼン 1 12爪
ヘルメット 1
ピッケル 1
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感想
残雪期の山を楽しもうと、いつもの友人たちと北八ヶ岳に行きました。残雪期の山といっても、あんまりハードな所は無理なので、比較的にゆったり回れるコースを選んだつもりだったのですが、天狗岳の登りは自分には十分しんどかったです。
一日目。
渋の湯から高見石小屋までの登り。ゴールデンウィークの終わりとは言え、もっと混んでいるかと思いきや、渋御殿湯の駐車場は、我々の他に3台程度しかなく、空いてました。
登り始めていきなりアイスバーン状になった雪が出てきて、なかなか大変だなーと思いながら歩いていたら、小さな橋でこけて落ちそうになりました。痛い…
これはやはり危ないと思って、この冬から登場の12爪のアイゼンを付けたら、しばらくして雪も何もない地帯が登場。
しょうがないなと思いながら、でもまた必要になるんじゃないかという予感を持ちながら手持ちして歩いていくと、その予感なんてどうでもいいとばかりに賽の河原に到着。岩場には幸か不幸か全くが必要ありませんでした。
日頃の怠惰な生活で鍛えられた運動不足がいかんなく発揮され、この地点で私は友人たちには大きく引き離されておりました。一人ひーこら言いながら、あの時は、やはりさっさとアイゼンを付けるべきだったのか、それとも頑張って突破するべきだったのかという哲学的な問題を熟考しながら登りました。
ようやく、再びアイゼン付けておかしくない所に出たのは高見石小屋付近。
こういう時期に、ある程度の積雪の道では、人が通ったトレースのある場所を歩くと踏み抜きが発生し、むしろトレースの真ん中の盛り上がった所を歩いた方が安定していてよいという驚愕の事実を身を、何度も踏み抜くことど身を持って体験しつつ、なんとか小屋までたどり着きました。
小屋では、小屋番のお二人が暖かく迎えてくれ、私たちの他には一人しかお客がいないという贅沢な環境でノンビリさせてもらいました。
ご主人(この時は不在)が作っておられるというイワナの燻製なぞも賞味して、いい感じになった後に高見石に登って景色を眺めたら一同満足してしまい、白駒池か丸山に回るはずたったのがどーでもよくなってコタツで酒を食らってました。
夜はここの名物である星を眺め、日本酒を2本空けて終了しました。
2日目。
素晴らしい朝日を愛でて、写真をとり、なぜかカメラのオートフォーカスがここへきて故障したという事実に愕然としながらも、なんとか二日目に向けてのやる気を保ちました。
当初、天狗岳に行くには装備が十分か不安だったので、ちょっと悩んだのですが、天気もえらく快晴であったので、天狗岳をトライして、無理そうだったらすぐに引き返すということで出立。
相変わらず、友人たちには大きく遅れながらも、素晴らしい快晴に恵まれたことを感謝しながら、マニュアルで写真をパシャパシャやり、さらに遅れました。
まずは中山展望台からの眺めに感動。
黒百合ヒュッテに到着し、さあ、トライしてみようと思いましたが、まずはどこがここからの登山ルートなのか分からずに少し迷いました。なんとか登って、最初でこそピッケルと12爪のアイゼンの威力を発揮できましたが、天狗の奥庭の辺りでは完全に夏道が出ており、所々、雪が残っている所ではアイゼンが必要という程度でした。このため、またもやアイゼンの着脱地獄。
メインな夏道ルートである岩場の両脇にはまだ雪が残っており、トレースもついていたので、私はその道を夏道と並行して歩いていきました。そしたら、途中では(私にとっては)急登コースに案内され、ただでさえ体力がない私の体力がさらに奪われる始末。蹴り込んでつま先に体重がかかる度に、つるんじゃないのかという恐怖に怯えながら、ぜえぜえ言って登る前を、友人たちは軽アイゼンを軽やかに付け外しして登っていきます。
これほど快晴でなければチャレンジしなかったと思いますが、ある意味、春山の怖さを体験しました。
ようやく辿り着いた東天狗からは、遠くまで見通せる快晴で、赤岳・硫黄岳の雄姿も。
加えて、風が全くなく、この前夏に来たときよりも暖かく感じた位だったので、ここでお昼ご飯。景色を堪能しながらの贅沢な食事でした。
当初の計画から西天狗までは行かない予定だったのですが、私のバテ具合をみても、誰も西天狗に行こうなどという人はおらず、そのまま下山。
一路温泉を目指しました。
東天狗にたどりつくまでに大きく時間をロスしたので、渋の湯の日帰り入浴には間に合わず(15:00まで)、帰り道の縄文の湯によって、帰りました。
何だかんだ大変な山行(個人的に)でしたが、楽しく過ごせました。オススメのコースです。
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