カッコソウに間に合った鳴神山


- GPS
- 02:51
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 625m
- 下り
- 605m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もう少し奥にあるコツナギ橋からの登山口付近にも数台駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢沿いの道で石が多く足場はあまりよくありません。 また、桐生では二日続きで市街地に熊が出没しております。鳴神山から吾妻山への山域は以前から熊の生息域ですので、沢沿いを歩く際は特に熊鈴を携行したほうがいいでしょう。 また、コツナギ橋からの道は徒渉箇所が数カ所ありますので、大雨のときは注意が必要だと思いました。 |
写真
感想
ゴールデンウイークにカッコソウが見頃だというNHKの地元ニュースを見て、行きたいと思っていた鳴神山。山頂自体は過去、吾妻山までの縦走で2回ほど登頂したことがありますが、アカヤシオの頃ばかりだったので、初見参です。もう遅いかな・・・と思いながらも、からっとした秋のような天気に誘われ、出掛けてみました。
狭い山道を大滝山荘下の登山口まで車で進み、路肩に駐車します。過去の縦走はタクシーで乗り付けていたので駐車場に不安がありましたが、さすがにカッコソウの時期には遅いせいか、所々に駐車スペースがありました。とはいえ、県外ナンバーの車やマイクロバスも待機している状態、さすが人気の山です。
早々に下山してきた方にお尋ねしたところ、カッコソウはまだ咲いているとのこと。俄然、山行意欲が湧いてきます。大滝山荘からの道は以前歩いたときよりもずいぶん荒れている様子で沢筋のような石だらけの道を上がります。道ばたの花は、早春のピークを過ぎたせいか、なんだか少なめ。でもカッコソウ見たさに急ぎます。
沢が源頭部のような場所に近づき斜度が急になってきた突き当たりに、その場所はありました。紐で囲われていますが、ちょこちょことピンクのかわいらしい花が咲いています。左の奥に1ヶ所、右奥にももう1ヶ所見頃の場所が。数は少ないですが、近くで見られるので大満足です。花もちょうど見頃な感じです。
カッコソウ復元地から稜線はすぐ目の前、神社脇の急な登りをあっという間に通り過ぎると山頂。いきなりの展望が広がります。山へ向かっている車窓からも、ここ数日で一番ではないかというような、乾燥して見晴らしのいい日でしたが、下界の期待を裏切らない眺望で、富士山やスカイツリーまで見ることができました。
山頂からはもうひとつの頂上を経て、北側のカッコソウ復元地に向かいます。尾根歩きは展望台が2ヶ所あり、咲いている花も暗い沢筋とは違っています。あと1週間くらい早ければ、ミツバツツジなども楽しめた様子。椚田峠の真下に北側復元地はあり、こちらは遠巻きながら大量のカッコソウが楽しめました。
ピークを過ぎたせいか閑散とした復元地、他に見物しているのは老夫婦が二人だけ。鳥のさえずりが森に広がり、木漏れ日がカッコソウの原をスポットライトのように照らします。時間を忘れて花を愛でた後は、コツナギ沢を下ります。こちらのほうが大滝側よりも花は多いようで、ときどき立ち止まりながらの下山です。
コツナギ橋からはしばらくの車道歩き、道が狭いので注意して大滝登山口に戻ります。途中にはニリンソウがかたまって咲いていたり、石仏・庚申塔のある場所があったりして、飽きさせません。しばらくで車を駐めた場所に戻り、桐生市内にある行きつけの喫茶店で遅いランチを食べた後、太田市新田町のイングリッシュガーデンに立ち寄りました。
自生している原種も、園芸種も、早春の花の時期が過ぎて、そろそろ大型で見栄えがする花の時期。7月くらいまでは標高や緯度を変えればいろいろな種類の花を楽しめるはずなので、ブログや役場のサイト等を見ながら、また違った花の山へ行きたいな、と思いを新たにした一日でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する