鳳凰三山はハード!でも満足度も高い!(地蔵岳・観音岳・薬師岳)


- GPS
- 15:36
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,104m
- 下り
- 2,145m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:54
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ドンドコ沢コースは変化があって楽しめる反面、渡渉、綱場が多く、一部崩落箇所もあり注意して歩く必要がありました。 |
その他周辺情報 | 青木鉱泉は温泉だけ利用することも可能でした。自分は少し移動して武田乃郷 白山温泉を利用しました。とても良いお湯でした。 |
写真
感想
梅雨が明けたのに安定した晴天が訪れない中、予報をチェックしていたらほぼオールAのタイミングが。急遽南アルプスを目指すことにした。鳳凰三山か甲斐駒ヶ岳に絞ったが、甲斐駒ヶ岳の七丈小屋テント場がいっぱいだったので鳳凰三山に決定。
青空の下の山歩きを想像していたが、蓋を開けてみれば雨、雨、雨。むしろここまで雨に降られた山行は初めてだった。途中何回か撤退という二文字が頭をよぎったが、明日に天気が回復することを祈って鳳凰小屋を目指した。
登りに使ったのはドンドコ沢コース。名前だけ見れば可愛らしいイメージだが、実際には急騰続きのタフなルートだった。コース沿いにあるいくつかの滝を眺めつつ、渡渉や綱場も数カ所あって変化に富んだ面白いコースだ。ただし晴れていればだ。今回はずっと雨が降っていたこともあり、とにかく早くテントを張って横になりたい一心で山歩きを楽しむ余裕はほとんどなかった。道迷いしやすいポイントや荒れたポイントもいくつかあったので結構注意が必要だった。
鳳凰小屋に訪れたテント泊客としては自分が最後だったようで、テント場はほぼいっぱい。かろうじて空きスペースに張ることができた。設営が完了する頃にようやく晴れてきて、夕日を見に地蔵岳に向かう人もチラホラ。自分はビールで喉を潤し早めの夕飯を食べて明日に備えた。
2日目の朝。雨こそ降っていないが上空は一面の雲。少々残念な気分の中、地蔵岳へ向かった。地蔵岳までは1時間ほどのコースなのでそれほど苦ではなかった。確かに後半の砂場は足を取られるけど、牛歩のように少しずつ歩けば大丈夫。
かっこいいオベリスクが少しずつ大きくなり、ついに目の前に。最初は見て楽しむだけと思っていたが、オベリスクによじ登る人が結構いたので自分もチャレンジ。最後のひと登りが間違いなく危険だったので諦めましたが、その手前までならそれほど難しくないし面白いのでおすすめ。
ガスが早めに登ってくるという小屋番の人の話もあったので、このままピストンで下山も考えていたが、ドローンを飛ばすと観音岳とその先に富士山がよく見えていたので、予定通り鳳凰三山の縦走を決意。
昨日までの苦しい急登登りとは打って変わって楽しい稜線歩きがスタート。花崗岩が多いせいか北アルプスの燕岳のような雰囲気、美しさがある。地蔵岳から観音岳まではいったん下って登るのでちょっと大変だが、観音岳からの眺めは360度遮るものがなく最高だった。さっきまでいたオベリスク、この先登る薬師岳はもちろん、北岳、甲斐駒ヶ岳、富士山、八ヶ岳など、色々な山を眺めることができた。
続いて向かうのは鳳凰三山最後のピーク薬師岳。観音岳からはそれほど遠くなくあっという間にたどり着いた。目の前に北岳が鎮座しており、南アルプスの全容が想像しやすい山頂からの眺めだった。
カップラーメンを胃袋に流し込んで下山を開始。中道(なかみち)というコースを利用したが、これが大変だった。コースマップ上だとドンドコ沢コースと似たような距離なのだが、実際に歩いてみると、急登エリア、樹林帯エリア、林道エリア、全てが長かった。疲労が蓄積していたからそう感じたのかと思ったが、中道が長いのは有名なことらしい。
鳳凰三山はすごく素敵な山だったが、登りも下りも結構ハード。稜線ですれ違うのが軽装な人が多かったのは、鳳凰小屋か薬師岳小屋を起点に三山をピストンしていたのだと思う。自分ももし次来ることがあったら、変化の楽しいドンドコ沢コースでピストンするか、もしくは変化のない中道で登って、下りでドンドコ沢コースならまだ最後まで楽しめるかもしれない。
★今回の山行の様子をYouTubeにアップする予定です。チャンネル登録をして頂き、動画のアップを待って頂けたら嬉しいです!
【チャンネル名】槍ヶ岳を夢みて
【URL】https://www.youtube.com/c/YARIYUME
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