富士山(富士宮口)
- GPS
- 08:48
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
8'50(7.5km)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> 富士宮ルート。標高2400M地点からスタートできる山頂への最短ルート。基本的に登山道はザレ場続きの単調な道。分岐も特に無いので道に迷うことはまず無い。晴天ならゆっくり登れば非常に安全。ただし単調及び混雑のため非常に距離が長く感じる。足元も取られやすいため疲れ易いかもしれない。高所のため直射日光・紫外線が強いので日焼けには充分注意。個人的には、九合目辺りから息苦しさを感じた。 <アクセス> 車を利用。富士宮口新5合目駐車場に多数の無料駐車場があるが、平日早朝5時の段階でも本来の駐車場は満車だった。ギリギリ道路わきで迷惑を掛けないスペースが空いていたくらい。 <登山口> 新五合目に売店・トイレあり。 <道中> 山小屋が非常に多く、売店・トイレは豊富。 <下山後の温泉> 今回私達は、富嶽温泉花の湯を利用した。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
百名山チャレンジの12座目は富士山。山梨・静岡県最高峰制覇(剣ヶ峰)10/47。
昨年の秋から登山を始めるようになって、いろいろな人に登山の楽しさを語っていると、必ずと言っていいほど「富士山には行ったことがあるの?」と聞かれる。それに対し、「いや、まだ」と答えるのがなんだか悔しくて、今年の夏には絶対に富士山に行こうと決めていた。
本当なら7月初旬に行くつもりだったのだが、残雪が多かったことと予定していた日が2回とも雨だったので、8月までずれ込んでしまう。ただ、ETCの休日割引がお盆の特例で平日まで拡大したお陰で、交通費も安くあげられ且つそんなに混まずに行けたことは、とてもラッキーだったのかもしれない。
6月・7月は仕事の忙しさと山行を予定していた日がなぜか全て雨だったため、全く山に行けなかった。山を本格的に始めて、ひと月以上間が空くのは初めてで、富士山なのに、こんなにブランクが空いていることに一抹の不安を感じる。しかも京都深夜発の日帰り弾丸ツアーだし(笑)。
ちなみに今までの私はかなりの晴れ男だったのだが、なぜか今年は調子が悪い。特に5月以降は山に行こうとすると必ず雨が降る。九州遠征も石鎚山も雨だったし・・・。こんなに連続で雨に降られるのは今まで無かったので、おかしいなぁと思っていたら、なんと本厄だった(笑)!気づいてすぐの7月末に伊勢神宮で厄払いをしてもらったら、見事に晴れ男が復活(笑)!今回の富士山が快晴だったのは、伊勢神宮のお陰かもしれない・・・(笑)。
ツレと二人で京都を深夜12時に出発。関西方面からは一番便利で且つ最短ルートでもある富士宮口に向かう。新名神経由だと本当に早く、5時前には駐車場に到着。この日の早朝はマイカー規制もギリギリセーフで(今年のマイカー規制:8月7日17時〜8月16日17時、他もあり)、上まで上がれた。しかし、駐車場は早朝にもかかわらず、一杯だった。たまたま駐車場脇に迷惑にならないスペースが空いていたので、申し訳ないがそこに停めさせてもらうことにする。
少しだけ仮眠。久しぶり&寝不足で体が重く、なかなか行動開始ができない。しかし、朝から天気が非常に良く、五合目からでもすばらしい景色を見ることで、頑張ろうという気を奮い立たせる。ほかの人も同じ思いなのか、どんどんスタートし始めている。
レストセンターで一通りみやげ物を見た後、スタートする。五合目地点ですでに2400Mだ。7時スタートになってしまったが、すでに混雑し始めている。
さすが人気の山だけあって、いろいろな人がいる。特に目に付いたのが外国の方だ。良く考えてみると山で外国の方にあったのは、これが初めてかもしれない。
こちらは男2人なので、サクサク抜いて、ドンドン進む(笑)。
あっという間に六合目に到着。休憩する必要も無くスルーする。またすぐ今度は新七合目に到着。天気がよいので気持ちは良いが、かなり暑い。
順調に進んで3000Mを突破!今度は元祖七合目に到着。3000を超える事がこんなに簡単だなんて、富士山ならではだなぁとちょっと感動(笑)。そーいえば、新とか元祖とか七合目がなんで二つもあるの?とちょっと疑問(笑)。
八合目に到着。渋滞と単調な道のため、思っている以上に疲れを感じる。確かに2時間も黙々と歩き続けていれば疲れるか(笑)。日差しもかなりきついし。ほかの人達も結構辛そうだ。他の山なら八合目までくるとあと少しという感じだが、富士山ではここからが長く感じて、どんどん辛くなっていく(笑)。
九合目に到着。かなり辛かった。渋滞もあるが、足が上がらなくなってきてなかなか前に進まなかった。ここで驚いたことに携帯が鳴る。富士山は携帯がつながるんやと素直に感動するも、たわいも無い仕事の用事だったため、「今、富士山やから、後にしてくれ」と相手にしたらよく分からない返事をしてしまった(笑)。
九合五勺に到着。3500Mを超えて来て、かなり息苦しい。それは疲れなのか空気が薄いのか、もうすでによく分からない状態になってしまっている。そーいえば、ほとんど寝てないし(笑)。さらに、「五勺ってなんやねん!」とちょっとしたことにも怒りを感じるようにもなってしまっている(笑)。
あと少しがモーレツにシンドイ。山頂が見えているのに、なかなか到着しないのは精神的に辛い。結局、九合五勺から頂上浅間大社奥宮まで1時間近くかかることになる。ここでツレと「こんなにバテバテやったら、文太郎には到底なれないなぁ。ええとこ文九郎くらいやで」と話していると、後ろのおっちゃんが大笑いしていた(笑)。
無事に頂上到着!浅間大社奥宮や日本一高い郵便局に感動!当然景色もサイコーだ!
かなりバテバテだったので、ここで昼食にする。お湯がすぐ沸いたのには、かなりビックリした(笑)。やっぱり日本一の山で食べるラーメンは日本一の味のような気がした(笑)。
休憩して少し復活したので、いよいよ最高峰である剣ヶ峰に向かう。
途中の馬ノ背で何度も滑りそうになり、しかもかなりの急登にうんざりしながら、ようやく剣ヶ峰に到着!三角点を確認した時は、ものすごい感動だった。なんと言っても日本一の山だし、いままでに見たことのない世界が広がっているからだ。
さらに我が憧れの加藤文太郎氏や新田次郎先生ゆかりの気象観測所を見て、またまた感動(笑)!!思わず「これかー」と叫んでしまった(笑)!さらに、おまけで登った展望台に立った瞬間、「今この時点では日本一高い男だ」と子供のように喜んでしまった(笑)。
ひとしきり日本一高い場所を楽しんだ後、下山開始。本当ならお鉢めぐりをするはずだったが、私もツレもバテバテだったので、そのまま戻ることにする。元来た道を戻るだけなのが少し残念だ。
馬ノ背はザレ場なのでお互い注意しようと言ったすぐ後で、ツレがいきなりこける(汗)。確かに足元がフラフラなので、私自身もこの先の下り続きに一抹の不安を感じる。
単調な下りだが、気を抜くと滑ってこけそうになるので、かなり疲れる。さらに登りと下りが同じルートのため、ところどころ渋滞もある。登りで見所が終わってしまっていたので、下りは更に長く感じる。しかも下りの方が断然早いと思っていたが、意外とそうでもなかった。
無事下山。
日帰り強行軍のためかなり疲れたが、天気も良くサイコーの山行だった。日本一の山ならではの日本一の山行になった(笑)。
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