ゆっくり登る 天子山塊毛無山 大人のアスレチック
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
5:37 毛無山一合目
5:42 はさみ石
5:53 毛無山二合目
6:13 毛無山三合目
6:34 毛無山四合目(小休止 スポーツドリンク)
6:42 レスキューポイント
6:53 毛無山五合目(立ち話)
7:13 毛無山六合目
7:30 毛無山七合目(小休止 スポーツドリンク 立ち話)
7:54 毛無山八合目
8:09 富士山展望台
8:18 毛無山九合目
8:22 分岐
8:23 北アルプス展望台(帰りに写真を撮る)
8:31 毛無山山頂(小休止 どら焼き アンパン1個 レモン水)
8:43 北アルプス展望台(写真撮影)
9:29 第二地蔵峠
9:37 第一地蔵峠
10:10 金鉱石を焼いた窯
11:02 比丘尼の滝(小休止 アンパン3個 レモン水 スポーツドリンク)
11:20 分岐
11:31 毛無山駐車場
天候 | 朝、快晴。気温11度。しかし徐々に気温は上がった、Tシャツ3枚、タオル2枚使った。 徐々に雲が出てくる、午後は曇りで下界からは富士山は望めなかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その後、毛無山駐車場に駐車。 1日500円(帰りに管理人さんに払った。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
行き 毛無山登山道 岩多くロープ場が結構ある。三点支持ができれば何なく登れると思う。 でも、それを楽しむことができれば、まるで大人のアスレチックである。 登山靴は必須である、決して運動靴やサンダルで登らないように。 安山岩がむき出しになった登山道である。 2.2kmで標高差1100mを登るため基本ずっと急登である。 ピンクリボンが多くついており迷うことはなさそう。 帰り 地蔵峠経由 地蔵峠までは基本的に緩やかに下る。土は滑りやすく、石は砂利状で滑る。 石は安山岩が熱変性を受けているようで、色は茶色っぽい。 地蔵峠後は、ピンクリボンの確認に時間を費やすことが多かった。 特に沢を何度もわたるが、いつの間にか対岸にピンクリボンがあり、ルート確保に難儀するところもあった。 数か所にロープでの下りがある。 |
写真
感想
毛無山、富士山の眺望が良い山として知っていた、いつかは訪れる山だということもわかっていた。本来、今日来るはずではなかったが、諸般の理由で今日来ることになったのだ。一つは本来私が今日登ろうと思っていた山は雨が降ると山ビルが出るとのことである。木曜日に雨が降ったので避けたのである。あとは、富士山の山開きが1ヶ月後なので、雪の富士山を眺められる山がいいなと思っていたことである。
なお、3週間諸般の用事で山に行けなかった。GW以来の山である。そんな中、自分でもきつい山を選んでしまったと思う。私が知っていたのは、2.2kmで1100mの標高を登るため、急登であることのみであった。こんなにロープ場があることはリサーチできていなかった・・・。私はロープ、鎖、急な岩場は苦手である、行ってみてから後悔したけれども、すべて安全に上り下りができたので少し自信が持てた。両神山なども行ってみたい山から、行ける可能性がある山になったかもしれない。
金曜日の仕事が終わってから車を出し、道の駅「朝霧高原」で車中泊。大泉洋と劇団ひとりのオールナイトニッポンを聞きながらアルコールを飲み寝てしまう。
そして、朝4時半に起床。道の駅からは富士山がくっきりと見えている。今日はいい山行になりそうだ。車を出し、サークルKでカレーライスを買いそこで食べ、駐車場に向かう。駐車場は2台目であった。その後数台やってくる。話を聞くと私より早く来ている一台の持ち主は、富士山を1000回登った80歳の男性なのだそうだ。きっと、同じ道を降りてくるから出会えるはずだ、と話してくれた。
話してくれた人は私よりも遅くスタートしたが2合目で抜かされ、先に向かった。「ここを登れたら富士山は登れるよ、2回登れれば全国どこでも日帰りできるよ。」ともおっしゃっていた。
4合目と5合目の間に、その80歳の方は降りてきた。2本の生木を杖にしてつづら折りの登山道を一直線に降りてきた。
「あの、富士山1000回登った伝説の方でしょうか?」
「まあそうですよ。あなたも頑張ってください。」
「私はゆっくり登ります。」
「そう、それが一番です、ペースを守るのが大事です。」
伝説の方との会話は、これで終了。また私は無言で頂上を目指す。
5合目ではまた別の人と会話をする。
地元の方で、富士山には毎年登っているが、ここは初めてだそうだ。しかし、私を抜いて登って行った。
7合目で休憩していると、2人連れがやってきた。
一人は○○ヒュッテと書かれたTシャツを着ている。「今日はトレーニングですよ」と言っていた。もう一人の人は私に温泉事情についていろいろ教えてくれました。この2人組の方とは頂上でもご一緒した。(私の方が先に頂上を去ったが)
9合目を超え、北アルプス展望台(5m位の岩)に登ろうとするが足場が見つからず歯が立たない、しょうがなく諦め山頂に向かう。
山頂は本当に毛無山だ。なぜかここだけ木がなく富士山の展望が素晴らしい。私はここで行動食や水分をとり出発する。地蔵峠から下山の予定である。そこで考えると、北アルプス展望台は、空身であれば登れるかもと思う。結局ザックとダブルストックをデポして登った、北アルプスは見えなかったが南アルプスが一望であった。毛無山から西方面を見ることができるのはここのみであった、ぜひ登ってほしいと思う。ここを登るかどうかで山行の価値も高まると思った。
地蔵峠までは、基本的に楽な道。ゆっくりと降下していく。砂利と土の道、土は湿ってたこともあって滑りやすい。1度滑ってしまった。登りと同じくらい気を遣いながらここまでやってくる。
地蔵峠からは、さらに気を使う。またロープ場が数か所出てくる。特にミニ蟹の横這いのようなところが2箇所ほどあり、滑落したら大怪我するだろうと思う。そして、沢を渡る個所が何箇所もあり、ピンクリボンが見つからず対岸を見つめてやっと沢渡りの必要を感じるとか・・・。そして浮石が多く、落石や転びなどにも慎重に気を使う。体力も結構使う。沢の音、たまに見える絶景、たまに見える花をやる気として降りてきた。
今回は3週間ぶりの山行であるので私はコースタイムよりも、自分の呼吸と足に神経を使い、とにかくオーバーペースにならないように気を使った。
事前リサーチ通り、ずっと急登であり、下りも緩くなかった。しかしながら、随所に見える眺望はよく、満足させられた。富士山を中心とする眺望、1か所だけ見ることができる八ヶ岳・南アルプス。本当に晴れていれば北アルプスも見えたかもしれない。でも大満足であった。
来週は、土曜日が職場の一大イベントで、月曜日が代休である。月曜日に山に登るが、休日は混むけど平日は混まない山のチョイスに今週は務めようと思う。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する