御嶽山


- GPS
- 26:15
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,136m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 6:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
田の原に下山し、バスで木曽福島駅に出た。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、数日目に降ったと思われる雹が所々残っていました。 田の原への山道は岩々の箇所がありましたが、下降に支障はありませんでした。 |
写真
若い頃、一度だけベルギーに出張し、出張先の会社の人に招待されたレストランで飲んだビールがフルーティーでした。ベルギーの人はビールの本場はドイツではなく、バルギーだと自慢していました。地域ごとに多種多様なビールがあるそうです。
感想
この年の夏山は立山、奥大日岳と四国の石鎚山、剣山と充実していた。9月に入って御嶽を目指した。
3000mを越えるだけあって雄大な景色に魅了された山旅ではあったのだが・・・、この2週間後に大噴火を起こすとは全く思いもよらなかった。
大阪を始発の新幹線で名古屋に行き、始発の特急しなので木曽福島へ。バスと御嶽ロープウェイ9で7合目・飯森高原駅まで行き、歩き始めた。1時間足らずで8合目・女人堂着。休憩後、山腹をトラバースする登山道で三ノ池避難小屋に出て、反時計回りに三ノ池を回り込んで五ノ池小屋に着いた。宿泊手続き後、継子岳を往復した。
ベルギービールがあったので、夕食までの時間に楽しんだ。小屋番の人は自家製のスモークチーズを出してくれ、これまた絶品だった。中津川の酒もあり、これも美味しかった。
夜、9時を過ぎても酒盛りをやっている数人のグループがいたので、注意して止めさせた。このグループは夕方から小屋前のテラスで盛り上がっていて、前後見境をなくしていたようだ。小屋の人は寝ていたのか注意しなかった。酒を沢山持ってきて、宴会するのを楽しみにしている常連さんが多いことは後で知った。
翌日は摩利支天山に登り、二ノ池から山頂に登った。山頂で昼食を採った後、社務所裏から地獄谷にすごい噴気が上がっているのを確認したが、まさか噴火するとは思わなかった。
王滝頂上から富士見坂を下って田の原に下山したが、このコースは思いのほか急で、岩々の箇所もありなかなか厳しい下りだった。
田の原からは路線バスで木曽福島駅に出た。
(2022年7月 記)
冒頭に記載したように、この山行の2週間後、9月27日(土)に大噴火が発生し、大勢の登山者が犠牲になられました。
改めてご冥福をお祈りいたします。
この時は、剣ヶ峰→八丁ダルミ→王滝頂上→九合目→八合目→田の原と下山したのですが、八丁ダルミは荒涼としたガレ場の急斜面で、遮るものが無い3000mの稜線なので、多くの方が犠牲になられたのでしょう。
この噴火までコバルトブル―の美しい水を湛えていた二ノ池が完全に消失したそうです。
千年以上前から存在していた池が、わずか10年余りで消えてしまい、少なからずショックを受け、感想を追記すると共に、10年間自粛していた写真を掲載しました。
(2025年8月 追記)
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