記録ID: 4527966
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沢登り
金剛山・岩湧山
1839跋渉記#38 中葛城山クソマル谷
2022年07月28日(木) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:11
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,159m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
振り返ると、斜面一面に広がる水田の向こうに大峰の堂々とした山並が連なります。なんだか中央アルプス山麓から、伊那谷の向こうに堂々と聳える南アルプスを眺めているようなそんな感覚がして、かつて住んでいた南信州・飯田の風景を思い出します。
その標高710mの二俣を過ぎると、ようやくクソマル谷主役達の登場です。最初に現れたのは4段になったクソマル斜瀑。名前がいいですね(笑)。高さは15m程でしょうか。途中倒木やブッシュがうるさかっただけに、ここは快適に登ります。
モミジ滝のすぐ上は二俣になっていて、久留野峠に近い左俣へ進みます。少し先で流れは小さな崖状になって落ちていて、高さは2m程ですがザレていて登れず、その先も沢には倒木盛りだくさんになっているのが見えたので、ここから尾根へと取り付きます。
途中踏み跡に合流して標高差150m程登ると、ダイトレに合流しました。単純に登山口へ戻るだけなら久留野峠から久留野道を下るのが一番手っ取り早いですが、自分がダイトレの中で一番好きな中葛城山へ向かいます。
中葛城山の三角点は、山頂からダイトレを久留野峠方向へ少し戻り、テープを目印に右手の深い笹の中に続く道を辿ると、笹が途切れた森の中にポツンと現れます。山名は中葛城山ですが、点名は「北山」で標高937.55mの三等三角点です。
地形図には登山道の表記がありませんが、三角点から山麓の五條市北山町へと続く龍伝説の道を辿って下りていきます。かつて村を荒らしていた龍が修験者によって退治され、龍は頭、胴、尾の3つに切れて落ちたそうで、それぞれ落ちたとされる場所に今もひっそりと小さな石碑が祀られています。
龍伝説の道を標高500m付近まで下って来ると、突然パッと視界が開け、山の斜面に棚田が広がります。五條の町や遠く大峰の山並を見渡す田んぼでは、緑の稲がまるで高原を吹き抜けるような爽やかな夏の風に揺られ、なんだか桃源郷のような雰囲気です。
感想
金剛山のすぐ南方にありながらも訪れる人は少なく、山頂部には杉木立に囲まれた深い笹原が広がる中葛城山。その中葛城山の東側を、麓の五條市久留野町からダイトレの伏見峠と久留野峠の間にある1022ピークに突き上げるのがクソマル谷で、ようやく今シーズン初めて沢靴を履いてのミニ沢登りを楽しみ?ます。
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