比良山/八ツ淵の滝から八雲ヶ原@5年ぶりに滝をめぐる
- GPS
- 06:09
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 637m
- 下り
- 626m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 6:07
八ツ淵の滝は滋賀県で唯一「日本の滝100選」に選ばれた素晴らしい滝群です。
以前は比良登山をするものだけが知る秘境の滝でした。名峰武奈ヶ岳のバリエーションルートとして古くから開かれていたルートですが、一般ルートではなく、よって滝に訪れる者は多くはありませんでした。
今では、滝入口のキャンプ場(ガリバー旅行村)が整備され、休日ともなると多くの家族連れで賑わい、散策ルートとして八ツ淵の滝(大摺鉢まで)に訪れる人も多くなりました。
そもそも「日本の滝100選」は、1990年4月、環境庁と林緑の文明学会、グリーンルネッサンス、緑の地球防衛基金の3つの団体の主催による日本の滝選考会により、滝を含めた周囲の自然景観も考慮し、未来にわたって子孫に受け継いで行くべき環境を重視して選定が行われた訳ですが、残念ながら選定された滝の中には観光開発によって自然が悪化してしまった滝もたくさんあります。
その中ではこの八ツ淵の滝は、過度な整備は行われておらず、環境は保たれてはいます。
八ツ淵の滝の読み方は「ヤツブチノタキ」「ヤチブチノタキ」ですが、古く地元では「ヤチノタキ」と呼ばれていました。
滝名は連続する8ツの滝と淵という意味で、その名の通り下流から順に「魚止」「障子」「唐戸(空戸)」「大摺鉢」「小摺鉢」「屏風」「貴船」「七遍返し」というの8ツの滝があります。「大摺鉢」「小摺鉢」を除いては、「貴船滝」「貴船淵」などと「滝」という言い方と「淵」という言い方両方されています。
「魚止」から「七遍返し」までの間、8つの滝だけでなく名前のない滝もたくさんあり、中でも「障子」と「唐戸」の間、「貴船」と「七遍返し」の間には、8つの滝同様名前があってもおかしくない素晴らしい滝も多数あります。
さらに「七遍返し」より上流にもさらに滝は続いています。
これらの滝は八池谷の浸食作用が激しく、もともとスゲ原から八雲ヶ原へと流れていた現在の奥の深谷の水を奪ってしまったためできた滝群です。
スゲ原の標高と八雲ヶ原の標高を見ると昔の川の流れが想像できます。ナガオと北比良峠は尾根で繋がっていたわけです。
急に大量の水が八池谷に流れ込んだため、深い峡谷ができ滝ができたのです。
余談ですが、現在の奥の深谷はいずれ正面谷が侵食されて水を奪われ、八雲ヶ原から金糞峠を突き破り直接琵琶湖に流れ込むことになることが想像されます。
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
八ツ淵の滝に涼みに行く。
ジャブジャブ目的で、最初からフェルト底の靴を履く。両手に不安があるので滝や難所は登山道で巻く。
障子滝は右側上部の山肌が崩壊しており下段は消滅、周辺には大岩が無造作に積み重なっている。谷に下りて鎖場に取り付くがビショビショになる。
何とかこのくらいの鎖場なら体重を支えられそう。
イワタバコがたくさんあるが、すでに終盤、きれいに咲き揃っているものが少ない。
まだ大摺鉢には人がいない。三脚を立ててゆっくり撮影。
今日は三脚、履き替えの登山シューズ、水分たっぷりを持ってきているのでザックが重たい。
屏風滝は以前と比べて木が遮り全景をはっきりと見ることができなくなっている。
長い間八ツ淵の滝に通い続けているが、今回は5年ぶり。今までで一番間隔が長い。その加減もあって随分と様子が変わっている。
5年前のレコ/https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1189520.html
貴船滝の鎖場ではやはり手が痛む。落口で休憩。ここからまたジャブジャブ再開。
涼しくて気持ち良い。
七遍返し下流の滝にもジャブジャブで近寄る。七遍返しでは三脚を立てて撮影。
谷を離れる箇所で登山シューズに履き替え、まぼろしの滝展望所より八雲ヶ原へ。
曇っており風も少しあって涼しい。ここで昼食。
八ツ淵の滝では単独行の女性1人だけ、ここでも数人の登山者に出会っただけ、思ったよりも今日は人が少なめ。
イブルキノコバから広谷へ。
武奈ヶ岳に登る余裕はあるが、来年のXデーに記念の100回目としたい、また道路が混む前に帰りたいと思ったので、今日はやめておく。
大摺鉢でたっぷり写真を撮って、キノコを探しながらガリバー旅行村へと戻ってゆく。
吸血虫には好かれるので、オニヤンマくんを2匹連れて行き、露出部には虫除けを何度もスプレーしているのですが、障子滝下降点手前の水場で汗を拭って、もう大丈夫だろうとスプレーしなかったら、直後アブに右手中指を刺されてしまいました。
人より反応が強く出るので、現在パンパンに赤く腫れて、人差し指・中指・薬指3本が完全に曲がらない状態です。あと数日は痛痒いのが続きそうです。
一日違いでしたね。
オウギ谷ならHB1214さんも楽しめそうです。
きついのは巻けますから。
機会があれば是非行きましょう・・
広谷左俣、言って貰えば何時でも行きますよ。
あそこはミニ渓谷のジャブジャブ渓歩きコース・・😁👌
ところで、タマゴタケがあったのですね。 見たかった😮
もう少し下の方ですか・・残念。😢
良いカメラで撮ると景色が違って見えます。😊👍 もう一度八渕を楽しませて貰いました。😌
コロナワクチン接種してから、腰痛が取れなくて。(酷くはないですが)
関係あるかどうかわかりませんが・・でも3or4回目接種は、重症化率を下げる報告もあるそうです。
ブースター接種には問題点があるのかも知れません。
JR西日本で「サイコロ切符」と言うのを販売しています。
サイコロを振って行き先を決める。(スマホ画面で)
一番遠いのは博多。 他にも芦原温泉・白浜・東舞鶴・倉敷・餘部・尾道などがあります。
5000円で往復チケットと特急指定席等を得られます。
場所によったら新幹線もありです。
興味本位で試したら、芦原温泉になりました。(残念ながら滋賀県からでは近い場所でした)
近いうちに行ってきます。🖐️😁 これもJRのコロナで落ち込んだ景気対策でしょうか。
一人二回チャレンジ出来るそうです。
またジャブジャブよろしくおねがいします。
腰痛ですか。いやですね。特に山人間にとっては。早く治るといいです。
わたしは2回目接種以降手が痛み出し、3回目でひどくなりました。
免疫系疾患ですからやっぱり疑わずにいられません。4回目はする予定なしです。
タマゴタケはガリバー出てすぐの林道沿いの目立つところです。誰か採取したんじゃないでしょうか。もうちょっと見かけたら採って帰るつもりでした。チチタケは食べた感想も聞きたかったです。
サイコロ切符おもしろそうですね。楽しんできてください。
まさかですが、昨日バスに乗っておられた男性2人組のかたですか?
私は女性と一緒でほぼ同じコースでしたが貴船の滝上やまぼろしの展望コースまえで会話させてもらったのなら間違いないですね・・・
それにしてもヤマレコレポは何時も拝見していますがもしご本人だったとしたらチャンと挨拶したのにと残念です!
夏8月は八つ淵の滝は定例コースなので今度お会いしたら挨拶させてもらいます。
ではではいずれ!!!🌸
きのうは八淵だったのですね。一度ゆっくりお話ししたいと思っていましたが
残念ながら483264さんが会われた方とは違いました。
車でガリバーまで行きました。その後女性の方とは七遍返しで追いつき、登山道が右岸に渡るところまでほぼ一緒でした。
わたしは紺色帽子にオレンジか黄色のザック、黒パンを履いていることが多く、ひょろっとした無精髭の男です。こちらこそ483264さんではないかと思う人を見かけたら手当たり次第声をかけてみます😁
済みません。。。まちがっていたようですね。
申し訳ないです!
それにしても少しの時間の差です。私らがゲレンデ跡に着いた頃、八雲からイブルキノコバへ向かわれていますね・・・
ではでは、今度こそ期待して8月比良詣でします🌸
もう少し八雲ヶ原にいれば会えたようです。
以前は一度比良駅前でニアミスをしていました。
次回はぜひです。その時を楽しみにしています。
気持ちよさそうですね〜 久しぶりに八淵の滝ルートを歩いてみたいです。
三脚も担がれて重装備で上られたんですね。すごいな〜 涼しそうなんですけど結構疲れて、北小松まで歩く予定がイン谷口下山になったりするんですよね。私の体力では。
JR近江高島から畑行きのコミュニティーバスで黒谷BSまで行ってから、下流から入るもので余計に時間の関係もあるんですけどガリバー旅行村まで車で行けば、巧く歩けますね。
時間も早めに歩き出せるし、帰りの湖西線で気を遣うこともなさそうです。
ただ、一つだけ気になることがあるんですよ。「自己責任」という言葉はよく出てくる件。
「通行止め」は、この自己責任で通ることも多いのですが、「通行禁止」となると原則入らないようにしているんです。
大摺鉢から小摺鉢へ向かうポイントに、この「立入禁止」が大津市か滋賀県名で立っていたんで歩くことを断念してから行けていないんです。現在はもう立っていないのでしょうか。
管理者が責任回避にて立ててあるとは聞くんですけどね。以前にも聞いたことがあるかも??
暑い夏は谷筋コースに限りますね。天気予報にも気を配りながら、なるべく涼めそうなコースを歩くようにしています。
コミュニティバスは土日と夏休み期間ならガリバーにも行きますが、時間が遅めですね。
車の場合161号線が夕方には混むので早めに帰りたいところです。
自己責任という言葉、簡単には使えないと思っています。もしもの時は人に迷惑かけますしね。
私も最近は使わないようにしていますし、禁止の指示には原則従っています。ただ登山自体が自己責任ということになりますし難しいところではあります。
八ツ淵は現在「通行禁止」になっている箇所はないと思います。障子滝横は下り禁止で上からはロープが張られて注意喚起しています。
ルートは全般に以前より険しくなった感じがあります。七遍返し下の橋は朽ちてきていますし、障子滝下の部分は崩落した大岩が積み重なっていて注意が一層必要です。
2018から歩いていないので様子もだいぶん変わったでしょうね。
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