富士山 富士宮口より ロングシリセードが最高に面白い！

2014年05月24日(土) [日帰り]

• GPS: 07:37
• 距離: 7.7km
• 登り: 1,419m
• 下り: 1,427m

コースタイム

コースタイム：7時間20分（メンバーと足合わせるため各ポイントで15分程度休憩）
6:35駐車場宝永山方面登山口7:00→8:00新七合目8:15→9:00元祖七合目9:15→9:55八合目10:15→10:40九合目10:55→11:25九合五勺11:35→12:15富士宮山頂12:35→12:50剣が峰13:10→富士宮山頂13:25→九合五勺→六合目14:10→駐車場14:20

マップはEtrex20のGPSトラックデータです。

天候

晴れ　気温0℃以上　風も弱かった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東名の御殿場ICより下道で富士山スカイラインを使って富士宮口駐車場へ。
早朝まで通行規制があるという情報でしたが6:00通過時点で解除されていました。
駐車場のトイレ利用できますがペーパーはありません。

コース状況／危険箇所等

●参考資料
山と高原地図（御坂・富士山）
その他ヤマレコユーザー様の山行記録をありがたく読ませてもらいました。

●登り
宝永山方面の登山口から登り始めますが、最初から残雪ありアイゼン装着で登り始めました。
夏道とは異なり積雪があるため直登します。元祖七合目付近から風が出てきました。
何回か落石あり、上から「ラーク」の注意喚起がありました。当然自分もしましたが、皆さんしっかりしています。暗いうちは気をつけましょう。
九合五勺から富士宮山頂までが若干急斜面です。アイゼンがしっかり刺さる緩みようだったので問題はありませんでしたが、もう少し早い時期や天候不良の時は注意が必要でしょう。
総じて展望が利き隠れる場所がないため用を足すのが大変だと思います。登山口でしっかり出していきましょう。今回は珍しく一度もトイレ行かずに清んだので良かったです。

●下り
九合五勺より下はシリセードの絶好ポイントでした。ほぼ下まで滑れます。基本的にはスキーヤー、ボーダーの方が多かったです。時間にして1時間程度で降りてきました。
シリセードをするときにはピッケルで制動をしっかりとり、スピードが出過ぎないように注意。止まる時には滑落停止体制でしっかりと停止できるようにしました。また、下に人がいないルートを選んでから降りましょう。

●温泉
富士山スカイライン過ぎて御殿場で御胎内温泉にて汗を流しました。700円也。
http://www.otainai-onsen.gr.jp/
鍵つきロッカー、食堂、休憩所、自販機あり。
入浴施設は、露天風呂、サウナもあります。シャンプー、リンス、ボディーソープ、ドライヤーあり。

写真

早朝天気は良好、富士山スカイラインは新緑がきれいです。

富士宮登山口より

登山口のお手洗い。ペーパーはありません。

宝永山方面の登山口。禁止と書かれていますが、大半がスキー・ボードかついでました。

宝永山方面の登山口。最初からアイゼン装着。

駐車場。結構多く登山者がいてビックリです。

新七合目に向けてしょっぱなから急斜面。
雪道直登コースです。

富士山は下までバーンと見えるから高度感があります。

新七合目に向けて1箇所雪が切れているところがりました。

スキーヤーが結構多い。

新七合目から左方面に宝永山があります。雪はなかったな。

新七合目に到着。

だんだんと下界は雲がでてきました。

元祖七合目にむけて直登。

元祖七合目に到着。

落石もあるのであまり下を向いてばかりも危険。
でも、みんな落石があると大声でラークと伝達してくれました。

八合目もう少し。

八合目に到着。

八合目で1箇所目の鳥居ありました。

八合目付近から結構風が出てきました。ボーダーさんは大変じゃないですかね。

九合目に到着。鳥居は埋まってます。

九合目ほぼ屋根だけでした。

次は九合五勺に向かいます。

九合五勺到着。

まだまだ登ってくる人多数です。

九合五勺から若干斜面が急になります。
アイゼン刺さらないと怖くて登れませんね。

富士宮口山頂到着。

富士館前は休憩スポット。でも風はあります。

鳥居は半分埋まってます。

鳥居で登頂記念

富士宮口の鳥居から剣が峰。

剣が峰はもう少しです。

富士山火口。

お鉢を少し歩いて剣が峰へ。

最後の登り。

最高点にある気象観測所に到着。

富士山道標。最高点に到着。

南アが一望できました。

グレープフルーツを絞って水割りのスピリタスで乾杯。

名残惜しいですが下山です。

帰りはほとんどシリセードで下ります。

御胎内温泉でおそばいただきました。

感想

YAMA555

ヤマレコの皆さんの記録を見ていて残雪期の富士山登れるかなと意を決して計画しました。先週の沢登りとうって変わって雪山と今年の春は忙しいです。今回は3人で登ることになりましたが、2名は富士山初めての人。天気は良好できっと良い記憶に残るであろう登山が期待できました。

富士宮登山口に到着するとすでに半分くらいは駐車場に車が止まっていてビックリ。以前に比べて情報収集の手段が増えたので登ろうという意欲の人も多くなった影響だろうか。各言う自分もその一人。
事前情報のとおり宝永山登山口方面からアイゼンをはいて取り付く。今回は久しぶりに一緒に行く人がいたので少しyっくりめに歩き始めたつもりが、初回からの結構急な直登にペースをあわせられず、逆にペースダウンさせてしまった。どうしようか考えたが、富士山特有の下まで見えるため何かあれば確認できると思い、各自マイペースで登り、1合ずつ様子を見ながら待ち合わせて歩くことにした。結果、各場所で15分程度の休憩をとりながらで全員無事に登頂できた。

7合目付近までは風もなく暑いくらいだったが、さすがに弱いながらも8合目以上は風が出てきてウェアを着て登る。富士宮山頂直下が急斜面だがアイゼンの刺さり具合が良好だったので、この季節で日差しが強ければ、安全圏での登山だった。ただし、今回も小石、頭大の落石が転がっており頭上の注意は必要。でも皆さん了解していて、小さな石でも「ラ〜ク」の叫び声が、上のほうから順番にかかり確認もしっかりできた。

いよいよ剣が峰に到着。思ったより風もなく、この時期にしては遠望も効き、八ヶ岳、南アが一望できたのが嬉しい。そして下山はロングシリセード。今回の下山用に急遽購入したヒップソリ（スカイボード）を試す時が来た。九合五勺まで降りてきて、シリセード開始。以外に斜度がある富士山、ヒップソリを敷き滑り始めると、ピッケルで制動をかけるがスピードが出すぎて怖い怖い。ということで、九合目から新七合目まではソリ無しのシリセードでガンガン降りました。そして少し斜面が緩くなった新七合目から六合目まで再びヒップソリシリセード。下界まで展望が利く富士山ならではのロングシリセードを楽しみ、山頂まで6時間かかったのに下山は1時間たらず。シリセードするときには、最低限スピードを出しすぎない、下に人がいない、近くにいたら止まる、足をしっかり上げるを注意して実行。自分を守るのと他人を傷つけずに楽しむのがたしなみ。

ちょうどヤマレコをアップしているわけだが、昨日の夜から目が痛くて眠れず、涙も止まらない、赤目になってしまった。よくよく考えると半分くらいはサングラスしないで登っていたので紫外線にやられて雪目になってしまったらしい。今までここまでひどい雪目は経験したことがなかったが、この痛み半端じゃない。晴天の残雪期富士山恐るべし。これからはしっかりサングラスして目のケアもしっかりしようと思う。

大満喫の富士山登山でした。これで冬装備も来シーズンまでお休み。来年の冬シーズンはヒップソリを使った緩斜面登山ができる山探したいと思います。

コメント

kaz

私も登ってきました(^^)
YAMA555さんの楽しそうな富士山行 に触発されて、今日登ってきてしまいました
私も下山はロングシリセードしたんですが、楽だった代わりにカッパズボンのお尻部分が擦り切れてしまい、ちょっと凹んでいます。でも最高の登山日和でスッキリです。

YAMA555

記録読みました
こちらこそkazさんの記録参考にさせていただきました。今回ヒップソリデビューでしたがあまりの滑りの良さに怖気づき、途中はソリ無しで滑ったりしました。お尻はパンツまでビチョビチョでしたが･･･いい思い出になりました。
もう捨てようと思っていたカッパを持っていったのですが、こちらは破れもなくまた来年使ったら捨てようと片付けてなかなか物が減りません。