葛根田川・北ノ又沢・明通沢


- GPS
- 23:25
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 944m
- 下り
- 914m
コースタイム
天候 | 1日目 晴れ後曇り 2日目 晴れ 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ランチ:焼肉と冷麺の店、髭。 |
写真
感想
toomyちゃんにお誘いいただき、平日休み2日を取って泊まり沢へ。当初は御神楽沢予定だったが、週末の天気予報は関東甲信越+南東北が壊滅状態(結果的に土日は持ち直したみたいだが)。残る晴天地域は、北東北しかない。というわけで、奥の手の代替、葛根田に急遽行くことになった。
出発地の滝ノ上温泉まで、車移動約7時間!前日22時半に出発、最初と最後だけ私が運転したけど、残りの約5時間はyutaが頑張ってくれた。本当に感謝。
葛根田川は、去年、今年と中止になっていた行き先。素晴らしい場所だと聞いてはいたが、スケールのデカい、癒しの光景は確かに素晴らしい。葛根田川パートはさしたる難所もなく、じゃあ早速竿を出しましょうかってことになったけど、全然釣れない・・・。このあたりは釣り師でも普通に来れる場所だから?ほとんど進んでいないのに、流れていく時間。さすがにヤバそうな気がしてきたので、一旦竿は仕舞って歩くことに集中。北ノ又沢に入ってしばらくしてからもう一度竿を出す。と、yutaの竿に当たりがあるものの、取り込みで逃す。それでも当たりが出始めたのでみんなで粘ると、toomyちゃんと私にも当たりがあり、イワナGET。この時点で16時半。私はここまで何回も根がかりして仕掛けの数が少なくなってきたし、ブドウ虫の数も少なくなっていたので、先行してビバーク地点を探すことにした。ガイド本では滝ノ又沢との出合にビバーク地点があるとのことだったが、それより一歩手前の条件が良さそうなところに決めた。この時点で17時。結局2人がビバーク地点までたどり着いたのは17時半だった。ほとんど寝てないはずなのに、なんたる粘り(笑) 幸い薪に困るようなことはなく、極上の焚火でイワナを焼いて食べることができた。2人が持ってきてくれた豪華食材もあり、最高の初日の夜だった。
2日目も、好天。この日の行程は長めなので、6時に出発。残り3匹しかブドウ虫がないこともあり、まずは行程を進めることに集中することにした。最初のポイントは、10m滝。これを巻くと非常に面倒なことになるという情報があったのでできれば登攀したいところで、見たかんじ右からはそう難しくなく登れそうな気がする。ここは、yutaが空身でリードし、後で荷揚げをすることになった。確かに、ルートが曲がっているわけではないので、それほど難しく見えなかったとしても、安全を見れば空身のほうがいい。ここで荷揚げ用に25mのフローティングロープが役に立ってくれた。後続のtoomyちゃんも難なくクリア。最後に私で、登攀自体は全く問題なかったのだけど、1ピン目のハーケンが決まり過ぎていて全く外れない。結構粘ったのだけど、最後は上からロープの合図があり、残置することに。これは非常に申し訳なかった(2ピン目は回収できた)。
次は5m滝。これは右から取り付いたが、下から見た予想通り、トラバースが結構悪い。最後の登る部分はゴボウ用のロープを垂らしてもらったが、そこまで行くのも荷物が重いので結構しんどい。どちらかというと、10m滝より、こちらのほうが難所のように感じた。
と、ここまでこなせば難所はないはずってことで、少し竿を出すことにした。といっても残りのエサは一人1匹。エサを温存するためにyutaだけ竿を出すと、昨日はあれだけ渋かったのに、あっさりヒット。ここで「これだけトンボ飛んでるんだから、これってエサになっているのでは?」ってことでトンボをエサにして釣竿を出したら、これもヒット。しかもかなり大きい。これはトンボを使ったほうが大きいイワナだけ取れるのでは?と私も竿を出してみたら、本当にデカいイワナが釣れた。捌くと釣り餌以外にもう一匹トンボがお腹に入っていたので、実際問題大きな個体はトンボを食べているんだろう。
流れは段々細くなり、ヤブが増えてくる。根曲がり竹がすごくて、気を付けていても目に入りそうになる。ヤブ漕ぎが多い時には、目を保護することを本気で考えたほうがいいな。湿原エリアは本当にあるんだろうかと疑いたくなってきた頃、やっと湿原にたどり着いた。急に現れる、草原みたいなエリアに心洗われる。湿原エリアはあっという間に終わり、ハッキリとした踏み跡みたいなものはなかったので、適当なところから下降を始める。しばらくはヤブが続いたが、やがて流れに行きつき、明確な沢となった。ここまでの一連はGPSがなかったら、非常に難しいだろうと思う。特に、湿原に出るまでは方角がよく分からなくなり、苦労した。
沢下降では15m滝が30m×2本で懸垂するような記録を見ていたが、実際に見てみると本当にできるか怪しいかんじ。結局左岸を巻きながら降りることになったが、ここが結構悪くて難儀した。降りてから下を見ると、確かに30m×2でいけそうな気が・・・滝のスケールが分かりにくいから、見極めが難しい。
なんだかんだと時間がかかり、この日もビバーク地点にたどり着いたのは16時半。ビバークポイントも出合のところには良い場所がなく、少し下降した場所で。ここで少しだけ竿を出したが、全くと言って魚影がなく、ヒットなし。薪はなんとか確保できたものの、なんとなく湿り気味なのか、大きくは燃えない。この日は大型のイワナが釣れていたので、立派な塩焼きができた。
最終日は下山のみ。一部流れに阻まれて渡りにくい場所はあったものの、コースタイム3時間どおりで下山。駐車場からそのまま温泉に入れ、駐車場の外水道で道具も洗えるのはポイント高い。帰りは雫石の有名焼肉屋で焼肉&冷麺。十分早い時間だったのでそのまま帰ろうということになり、渋滞もなく22時前に地元帰還。(予期せず首都高デビューすることになって、結構恐怖。yutaのナイスナビがなかったらどうなったことか。。)
初めての沢連泊、憧れのルートに最高の天気で入れ、毎日ワイワイ楽しく過ごせて良かった!相変わらずyutaの判断や行動には学ぶことが多く、勉強にもなりました。また是非お願いします!
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