榛名山で絶賛お花見（ゆうすげの道〜オンマ谷）

2022年08月11日(木) [日帰り]

• GPS: 05:53
• 距離: 9.7km
• 登り: 561m
• 下り: 553m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:51
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:50

距離 9.7km 登り 561m 下り 561m

9:23 県営松の沢グラウンド駐車場
10:04 10:05 磨墨峠
10:26 10:49 相馬山の鳥居
11:12 11:13 黒髪山神社の鳥居
11:40 オンマ谷駐車場
12:27 12:54 雄岳
13:08 13:15 七合目避難小屋
14:17 オンマ谷駐車場
14:39 ヤセオネ峠
14:45 ゆうすげ入口バス停
15:13 県営松の沢グラウンド駐車場

天候

午前中はカルデラ周辺はガス気味。午後は晴れ。終始風があってさわやか。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・松の沢グラウンド駐車場は，朝も午後もすいていました。
・駐車場のトイレは，「冬季閉鎖中」とでっかく書いてあるんですが，みなさんすいすい使われてました。(・・?

コース状況／危険箇所等

・相馬山周辺はハイカーさん多数でしたが，ヤセオネ峠より先はほぼ無人で，2組3名の方しかお会いしませんでした。榛名山の一角を貸し切りでした。

その他周辺情報

・水上ICから下道移動の途中で通過した「道の駅・中山盆地」は，駐車場の巨大さとひらけた展望のロケーションが印象的でした。

写真

8/11 15:00

レジェンドのiiyu大先輩をはじめ，群馬のお山に詳しい方々のレコを拝見しているうちに，この時期の榛名山のお花見がたまらなくしてみたくなりました。checheriさん/umiminさんの最近のレコを参考に行き先を決めました。皆様ありがとうございます。

8/11 9:23

ゆうすげの道から歩き始めることにし，あとは相馬山・オンマ谷を念頭に，成り行きにまかせました。お花の名前は，yamaonseさんの貴重なレコをおおいに参考にしました。ありがとうございます。

8/11 9:53

昼くらいまではガス気味で涼しくてよかったです。相馬山もかすんでいます。ゆうすげの道を抜け，相馬山に接近しつつオンマ谷に向かいました。過去レコでよく見たスルス峠の入口の「朽ちた鳥居」は，もうなくなってしまったようでした。

8/11 11:36

楽しみにしてきたオンマ谷。駐車場手前のベンチですでにわくわくです。ここで二ツ岳に登ってみる気になって，谷に入らず左折します。

8/11 12:13

二ツ岳は榛名山のなかで一番新しい噴火でできた溶岩ドームのお山です。その激しい噴火はなんと6世紀(°▽°)！，つい最近です。こんな大岩や，

8/11 12:02

岩塊ごろごろの斜面を横目に見て，真っ赤な溶岩が噴煙とともにごりごり噴き出しては流れる光景を想像して，歩きます。はい妄想家なんです私(^^ゞ

8/11 12:27

二ツ岳・雄岳の山頂は小さい露岩があるだけのごく狭い空間で，数人でいっぱいになります。ほぼ眺望はありませんが，唯一，

8/11 12:30

カルデラ内部を見渡す方角はよく見えます。榛名富士をめぐる峰々がどーん◎　雲の感じがちょうどよくて迫力です。東宝の特撮映画（60年代）の舞台になりそう…？　

8/11 12:41

△榛名富士「今日の帰り，いっぱいやってこうよ♪」
凸掃部ヶ岳「お，いいねー」
と言ってるツーショット。はい妄想家なんです私(^^ゞ

8/11 13:50

オンマ谷は，独特の雰囲気のある妖精の森っぽい場所でした。数か所の岩々箇所で区切られた，いくつかの平坦な窪地を歩きます。ときおりすごい冷たい空気が流れてくるのは，見知らぬ風穴からの冷気でしょう。神秘感ありあり。

8/11 14:15

オンマ谷を抜けて駐車場に出る直前の道脇に，風穴があります（写真左手の斜面）。冷気で霧ができてました。

8/11 14:38

戻る道から振り返る雄岳。ここから見たら小さい丘みたいなんで甘く見てました。登りはけっこう長かったです（私の遅足で約40分）。それにしても，なぜにここでソーラー作る？？（右上）

8/11 14:50

道端で元気に伸びたタケニグサのむこうにスルス岩。

8/11 11:13

榛名山はきわめて信仰色の濃いお山です。

8/11 12:40

そこここに，石の形で祈りがあらわされていました。江戸時代を通じ，天台宗・寛永寺の勢力下にあったようです。

まずは草原の花々。

夏の榛名山を代表するレモンイエロー，ユウスゲ。

ワレモコウを前にはべらせてウエーイとなってるユウスゲさんたち。楽しそう*\(^o^)/**/

夏休みの高原といえばマツムシソウ。秋の予感。宿題やらなきゃ…

そこらじゅうで咲いていたのは，チダケサシと，

ミヤマタムラソウ。長いのもあれば，

短いのもあり。

憶良の七草から二種，オミナエシと

キキョウ。

タカトウダイ，ちょうど咲いてます。

おんや？　ヤエムグラなのに葉がほっそーい...

カワラマツバというそうです。

ヤマホタルブクロ，白くないです(;・∀・)　※新潟では普通，白いです。

このアザミ，葉の裂け方を別の写真で確認すると，ニッコウアザミでなく母種のノハラアザミのようです。ジャノメチョウが訪問中。

目立つルックスのコウリンカ。ぴょんぴょんしてます。
環境省絶滅危惧II類，群馬県絶滅危惧IB類だそうです。

ノギランツインズ。新潟の里山のノギラン（もっと花穂が長く，色も濃くないです）とだいぶ印象が違う...

咲く前のヒヨドリバナ。たくさんありました。

ママコナ。実物はもちっと赤く見えました。

源氏物語後半のスーパーイケメン「匂宮」もお香として使っていたらしいワレモコウ。

小さく黄色なオトギリソウ。

クサコアカソ（またはコアカソ）でしょうか。赤が濃ゆいです。

くるくるクルマバナ。

背の低いシモツケ。

足元の草陰のあちこちにヒメヤブラン。黄色のおしべが主張してきます。

ここから林間の花になります。

まずはタマガワホトトギス。二ツ岳の周囲にたくさん咲いていました。まだつぼみが多かったです。こんなにたくさんあちこちで咲く花なんですね...

森に光るともしび，な雰囲気。...と書いて，ヘンゼルとグレーテルの悲しい話を思い出してしまった(;・∀・)

ヤマジノホトトギスはひと株だけ見れました。

ツレサギソウ属もはっけん。

側萼片・距・苞・唇弁などの形からして，オオヤマサギソウと思われます。

また会おうな。

イワタバコと目が合いました。けっこう咲き始めてました。

見られてる感じ…森の超小型監視カメラか〜(>_<)。

林間のほぼあらゆる場所で咲くホツツジ。

集まると華やかです。

小さなミヤマカラマツ。榛名山のはどれも花が小ぶり。

咲きかけのアキカラマツ，なんかわちゃわちゃしてて元気です。

半分花の落ちたメタカラコウ。姿勢がまっすぐで良きです。

しっとりむらさきのタマアジサイ。

パンパンはじけてそうなシシウド。

カエデの多いゾーンもあり。秋はきれいそう。

きわめて涼しげなソバナ。葉っぱのこのスイっと澄ました感じもたまらねーです。

濃い赤紫がきれいなシュロソウ。

うわ。「3gで致死量」のカエンダケです〜(◎_◎;)

うっすらなパステルカラーと涼しい姿がお上品さきわまるキバナノヤマオダマキ。こんなきれいな存在がこの世にあるんだね〜，となります。

もうキバナアキギリ咲いてました。

三回三出複葉のトリアシショウマ。

足元をずっといろどっていたダイコンソウ。

つぼみ三題。モミジガサは咲きそうになってました。

つぼみ熟成中のオヤマボクチ。怪獣映画だと先端からビーム出そう(/・ω・)/

森にはトウヒレン類が多数見えました。花はまだ先のようです。つぼみの感じからして，アサマヒゴタイでしょうかね〜。

森を抜けた日当たりの場所にボタンヅル＋イタドリ＋キオンの三段染め。

ほそっこい葉のこまかいギザギザがそそってやまないキオンです。

を，アサギマダラ様のご降臨。小枝でご休憩です。こんなしがない私にもお姿を拝させていただきあr...まで（心で）唱えたところでひらひら飛び去っていかれました。

大トリに，申すまでもないこの時期のにんきもの，私も撮影会に参加です。

ひらけー，

ごまっ。( ^ω^ )

などとおちゃらけるのもはばかられるこの妖精感。蜂さんたちにも人気です。まだつぼみがたくさんありました。

関越トンネルを越さないと見れないレンゲショウマのお姿，タンノウできました。

ちょっと散歩，のつもりで来てしまったかも，の夏の榛名山。多種多様多数のお花におなかいっぱいでありがとうございます。

撮影機器：

CX3 RICOH

DMC-GF5 Panasonic

感想

blueblu

皆さんのレコを参考に出かけ，たくさんのお花を楽しめました。こんなお山がすぐ近くにある群馬のみなさんがちょっと（かなり）うらやましいかな〜，となりました。気ままにルート取りしたら，「ダブル8の字」っぽいログになったもよう。