記録ID: 4590260
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾
日程 | 2022年08月15日(月) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | 薄曇りときどき晴(微風) |
アクセス |
利用交通機関
三峰神社有料駐車場:早朝6時過ぎ到着のため、無料(8時から有料)。数百台の大型駐車場だが、登山終了後の昼、満車。しかも、空き待ちの車がたぶん数百台渋滞待機。三峰神社は、お正月並の超人気スポット。
車・バイク
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 雲取山へのメジャーな登山ルートのためか、ルートや標識が明確。一部、石と木の根が絡む足場が不安定なところもあるが、勾配は緩やかで安全。妙法ヶ岳までのルートでは、頂上近くに急な岩場が何カ所かあったが、工事現場用のスチールの階段が整備されていて、スニーカーでも来れるほど。ただし、頂上直下だけ、数メートル、四つ手を使わないと上がれないヤバイところがありました。 |
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その他周辺情報 | 秩父市内に戻る国道140号は、帰路、すぐに大滝温泉の道の駅が。三峰口駅から少し先を小鹿野の方向に走ると、左手に両神温泉の道の駅があります。 |
過去天気図(気象庁) |
2022年08月の天気図 |
装備
個人装備 | Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ |
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写真
感想/記録
by eikobo
◎あこがれの雲取山ルートの探り
実はこの日、木曽の御嶽山に行くつもりでしたが、生憎天気予報では大荒れ(「てんきとくらす」の登山予報は連日ほぼ「C」)。山の天気予報でいくつか探ると、秩父や奥多摩あたりはほぼ終日「A」評価。そこで、かねてから一度は行っておくべき三峰神社の奥宮、妙法ヶ岳に決めました。登山口の三峰神社の駐車場は、雲取山への登山口です。妙法ヶ岳はそのルートから分岐しますので、できれば雲取山方面もちょこっと探りたい……と探すと、霧藻ヶ峰がありました。さらに先には白岩山、そしてその先に雲取山となります。妙法ヶ岳を参拝登山後、私の足でどこまで行って帰ってこれるか? 霧藻ヶ峰は行けそうです。往復で8キロ。が、白岩山は遠いです。雲取山は途中で一泊しないとほぼ無理。私の力では、テン泊の荷を担いで登れません。その手前の白岩山も、一泊必要なほど遠いです。霧藻ヶ峰を下って数百メートルも上がらないと辿り着けません。辿り着いたとしても、その日の内に戻るには、霧藻ヶ峰まで登り返しとなります。真夏の猛暑の中、往復十数キロの距離となって、やはり体力がもちません。そこで今回は、霧藻ヶ峰までと決めました。
◎歩き方の改善――腰と脚の大きな筋肉を使う(足首あたりの筋肉は使わない)
前回は小川町の低山、仙元山(標高約300メートル)から真夏の猛暑日にプチ縦走をしながら、山での歩き方を改善できるか試しました。歩き方を改善する理由というのは、これまでほとんどの登山で経験していたことですが、登り始めて数十分、足首からふくらはぎあたりの筋肉が、ひぐに痛みだしてぱんぱんになり、しばしば休憩して筋肉の張りと痛みを解放させてやる必要がありました。私は自分の足のその部分の筋肉が弱いのだと思っていたので、日々筋トレで動かしていたのですが、登山ではこの痛む症状が全くなくなりません。「なぜだろう?」とずっと考えていたのです。正直いいまして、私はスタジオのジムレッスンでは、足首やふくらはぎを使う跳躍が得意です。人より劣っているとは思えません。逆に、優れた筋力があると自負しています。なのに、なぜ? そこがすぐに痛くなるのか?
ある日、YouTubeで登山の歩き方を学んでいて、気づきました。山登りでは、筋肉は大きな筋肉(大腿四頭筋)を意識して使うこと、足首あたりの小さな筋肉はすぐに疲労するのでなるべく使わないこと、というアドバイスがありました。歩くときは、脚から先にださずに、腰のところを捩るように前に出し、その動きに従って下の脚が付いていくようにすること、腰を先に出して脚はぶらさがって付いていく感じ……こうすると、脚の負担が小さくなるというのです。
さっそくやってみました。
腰の大腿骨を右、左とくねらせて前に出し、脚をそれに従わせる。なんだかモンローウォークのようになって、「気持ち悪い」と家族に言われました。しかし確かに極端ですが、そうして歩くと、スタスタとあまり疲れず歩けました。
もう一つ、教えてもらったのは、身体を前に進めるのには、足や脚の下部の筋肉ではなく、お尻から太股の大きな筋肉(大腿四頭筋)で蹴りだすようにすることだというのです。極端にすると、蹴る力で身体を前に移動させ、足で着地をするという動きです。確かに、腰から前に動かしてお尻から太股にある筋肉で蹴りだしてやると、ポンポンという感じで歩けます。ダンスでリズムをとって弾むときにしている動作でした。
さらに、歩き方では靴の中の足の指の状態も重要です。これまではしばしば左だけ靴擦れを起こるとか、指が痛くなることがありました。原因は、歩くときに指を曲げたりして余分な力を靴の中で行っていたからのようです。指先をふつうに開いたまま、できるだけベタ足で、足裏を均等に地面につけることを意識します。すると、靴ズレがほとんど起きなくなることは、普段でも体験済みです。
1)腰で歩く
2)お尻から太股の筋肉(大腿四頭筋)で蹴りだす
3)靴のなかの足指はベタ足を意識(靴ズレ防止)
この三つの動作で山を登ってみたら、確かにこれまで感じていた足首やふくらはぎの痛みがほとんどなく、しかもスムーズにのぼることができました。仙元山の歩き方を、今回も実践しました。これでなんとか山をふつうに歩けるようになったと思います。
◎歩き方で気づいた目の使い方
私の健康上で一つ大きなトラブルを抱えています。右目が緑内障でほとんど見えない状態になっています。数年以上前から、右目の不調に気づいていましたが、自分で勝手に、白内障に違いないと思い込んでいました。なぜなら、全体が白っぽく見えたからです。実は、部分的に視野が欠落していたのです。2年前にびくびくしながら目医者に行き、緑内障診断にがっかりしました。右目、今生で終了したと思ったのです。医者で視野検査という、とてもイライラする検査があります。その結果、右目は中心部がドーナツ状に真っ黒、つまり、ピンポイントで見えているだけで、重要な視野が見えない目になっていました。以来、症状の進行を止める目薬の治療となりました。「なぜ緑内障になったのですか」と問うと、眼圧が強いからだけれど、「遺伝です」といわれ、つまりは、改善することはないと宣告されたのです。それで以降は、緑内障については後ろ向きになっていました。
ところがです。つい最近のこと、ひまし油という天然の油が目に効くという情報が入ってきました。緑内障は、目を温めると改善したという話しも入ってきました。私のようにかなり進行してしまった状態ではなく、初期症状が、ひまし油の目のまぶたへの湿布や、メガリズムという目をあたためるもので、治ったという例が報告されていました。初期症状であろうとなかろうと、緑内障になったら、治らないという医者の論拠がくずれる話しです。進行した症状でも、少しでも治るのではないか? そう考えることはできます。
やることは、ひまし油です。これを点眼するという、ヤバそうな方法もあるようです。が、推奨されるのは、まぶたへの湿布です。それを温めてやると効果が高まることがいわれます。もう一つ、視力回復のトレーニングも効果があると気づきました。なぜなら、右目の視力は、免許がぎりぎり通るレベルまで落ちていたからです。右目が、見たものを認識しようとしなければ、視力はどんどん後退するでしょう。だったら、右目で、見えないながらもなんとか見たものを認識する努力をすれば、視力回復に寄与するのではないか? そしてその意欲で、ひょっとしたら視野が、つまり死んでしまんた視神経が少しずつでも蘇るのではないか? 医者が否定はしても、そんな奇跡的なことが起きるのではないかという気がもりもりと湧いてきたのです。
スマホやPCの画面ばかりを見ていると、目の焦点か固まってしまうので、目の視力を調整する筋肉を柔軟にするために、三つのトレーニング法があります。
1)毛様体筋トレーニング(ピントを近くと遠くに変更する方法)
2)八の字トレーニング(目を8の字にぐるぐる回す方法)
3)八方向トレーニング(目を周囲に動かす方法)
これらのトレーニング法を基本に、山歩きで応用してみました。
1)まず自分の鼻先を見て、視点を登山道の先を遠望します。しっかりと道のルートを確認すると同時に、視野に入っている周辺にも気をくばります。空の天気の状態、木の葉っぱや木立、などなどを全体を目の焦点の外側にも気を配ると、ピンクリボンの在り処がすぐにわかったりします。
2)目を足元の登山道に移し、木の根や石、泥濘や段差など、目先の情報を確認します。
3)そして次、目の焦点を自分の鼻先に寄せます。そしてすぐに、遠方の登山ルートの方向を確認します。
4)ときどきその目を、登山道の左、そして右を見て、木立の状態、緑の重なり、山の斜面や木立を通して見えるせせらぎの流れなどを確認します。
5)そしてまたすぐに自分の鼻先にぎゅっと寄せ、そのあと足元を確認して足の運びを選択しながら、視線を遠方の登山ルートの方向に投げて、進路の全体を確認します。
以上のようなことを、山を歩きながら、意図的にくり返しました。
この方法今回、主に下山でやってみました。目のトレーニングになったことは言うまでもありません。それ以上に、山の道のルートをできるだけ正確に視力で確認できることがわかりました。ピンクリボンの発見もスムーズにできました。これまで私は、もっと漫然と、どちらかというと道の目先ばかりを見て、ときどきルートをはずしてしまうことがありました。道筋の変化の気づきが遅れるために、大事な分け道に気づかず、遭難の方向に迷い込んでしまうことすらありました。が、今回のように、足元はもちろん、左右と全体を確認し、常に道の行方の先の先を意識していくと、ルートをはずすリスクは格段に小さくなることがわかりました。
登山の歩き方で、目の配り方も大事なことを学びました。
◎登山でかならず悩まされる汗
登山を始めて最初に驚いた、自分の汗処理です。ジムで動いていても、1時間もするとTシャツはびしょんびしょん。ヘッドバンバをしていないと、大量の汗の雨がメガネを伝って視界はぐちゃぐちゃ。ジムではシャワーを浴びて着替えができます。ところが、登山では着替えができません。汗の量はというと、おそらくジムで運動しているときよりも大量の汗を地味〜〜〜にかいています。
汗対策で最初にやったのは、リュックです。リュックの背充て部分に背中の汗がびっしょりと付着。風がぬけないので乾きません。その対策に、リュックに風のとおる隙間ができるものをとりつけました。その後には、リュック自体が風が通る隙間があるドイター製に変更しました。それでも解決できたのは、リュックの背中の部分だけです。担いだり、前で止めたりする部分は、いつも大量の汗でびっしょりとなってしまうことは、全く改善できていません。
汗は身体が暑いので出てくるわけです。だったら、寒い時期なら問題はないか? というと、そういうわけではなく、冬でも登山をする労働量というものは大きなエネルギーを生じるもので、上半身は、冬でも汗まみれにならないことはありませんでした。
その対策として、ミレーというアミアミの下着があります。これを使うと、汗を外部に排出し、肌の部分はさらりとします。かといって、外に排出された汗は、びしょびしょです。強い風が吹いているときは、この汗をどんどん乾かしてくれるので、快適にはなりますが、そんな強い風がある日の登山は、危険です。
汗でびっしょりになるのは、やはり真夏の登山です。これまで、真夏の登山では、パンツはもちろん、その上のズボンの下までが、ほぼ確実にびっしりとなります。そのため、私は、登山に行くには、着替えができる車でしかいけません。
みなさん、汗対策はどうされているのでしょうか? 今回も、下山して、駐車場で、車の前と後ろのドアを開けたまま目隠しをつくり、なんとか人目をごまかして着替えました(見られても全然平気ですが、見せるものではないですからね。通報されちゃいますからね)。
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