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Yamareco

記録ID: 459812
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北ア「常念岳」一の沢から雪渓直登修行

2014年05月31日(土) [日帰り]
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itsupei その他1人
GPS
--:--
距離
16.8km
登り
2,552m
下り
2,548m

コースタイム

0:10 駐車場着
- 仮眠 -
3:00 準備開始
3:50 駐車場出発
4:10 ヒエ平登山口
4:30 山の神
5:40 エボシ沢。。。クマ!
6:30 笠原、前常念と常念岳の稜線に登ってしまったコーススタート
   (目の前の雪渓につられて夏道に気づかず。)
    軽アイゼン装着
9:30 前常念と常念岳の稜線に到着(大疲労)アイゼン解除
10:45 常念岳(穂高、槍の景色に感動)
- 休憩、写真撮影 -
11:30 常念小屋へ移動
12:45 常念小屋(穂高、槍の景色に感動2回目)
13:15 下山開始、アイゼン装着
16:15 ヒエ平登山口
- お猿さん祭り -
16:39 駐車場
天候 一日中晴天でした。(晴天を喜ぶ元気は、登頂時ほぼありませんでしたけど。。)
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一の沢ルートの登山者用駐車場利用。
5月31日0:10時点で3台でした。。当日下山時はもうちょっと多かったです。(かなり余裕がありました)
コース状況/
危険箇所等
笠原(標高1,900m)付近までは雪無しノーアイゼンで行けます。
今回勘違いして登った、笠原からの雪渓部分からは、正規の夏道コースのほうも軽アイゼン付けたほうがいいです。(夏道コースは途中、小川や石を踏んで行きますが、雪渓部分もありますので)
前常念と常念岳の稜線に出る雪渓直登は徐々に傾斜がきつくなり、最後はかなり急傾斜です。
キックステップでじっくり上がれば軽アイゼンとポール使用でも大丈夫かと思いますが、そこは自己責任で。。
出発です。まだ薄暗いです。
2014年05月31日 03:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 3:54
出発です。まだ薄暗いです。
ヒエ平登山口
2014年05月31日 04:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 4:11
ヒエ平登山口
まだまだ元気99%
2014年05月31日 04:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/31 4:17
まだまだ元気99%
山の神。
「行ってきます」「無事に戻りました」と往復お祈りしました。
2014年05月31日 04:30撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 4:30
山の神。
「行ってきます」「無事に戻りました」と往復お祈りしました。
エボシ沢一歩前。
へー、石だらけなところがあるなぁ、と上の方を眺めてみたら。。。
2014年05月31日 05:42撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/31 5:42
エボシ沢一歩前。
へー、石だらけなところがあるなぁ、と上の方を眺めてみたら。。。
黒いのが動いてました!
ズームで撮っていますが、およそ50mぐらい先に居ました。クマさん。
こちらが風下だったので気づかず林の中に消えました。うごきは可愛いんですが、やっぱり怖い。。
この後、笠原雪渓まで、ザックに付けていたクマ鈴を手に持って「チリリリ!!」と鳴らしながら歩きました。
2014年05月31日 05:43撮影 by  DSC-HX60V, SONY
19
5/31 5:43
黒いのが動いてました!
ズームで撮っていますが、およそ50mぐらい先に居ました。クマさん。
こちらが風下だったので気づかず林の中に消えました。うごきは可愛いんですが、やっぱり怖い。。
この後、笠原雪渓まで、ザックに付けていたクマ鈴を手に持って「チリリリ!!」と鳴らしながら歩きました。
2014年05月31日 05:49撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 5:49
2014年05月31日 05:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 5:58
笠原の雪渓です。指先方向が、通常夏道ルートだと勘違い。2名先行者が居たのでさらに確信w
よく写真を見ると右のほうに棒でルート表示してたんですね。。
2014年05月31日 06:30撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
5/31 6:30
笠原の雪渓です。指先方向が、通常夏道ルートだと勘違い。2名先行者が居たのでさらに確信w
よく写真を見ると右のほうに棒でルート表示してたんですね。。
雪渓、雪渓♪と苦しいながらもちょっとずつ登り。。なんだか徐々に急傾斜に。。
2014年05月31日 07:14撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 7:14
雪渓、雪渓♪と苦しいながらもちょっとずつ登り。。なんだか徐々に急傾斜に。。
まっすぐ立って撮って見ました。この先さらに急に。。
2014年06月03日 22:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
6/3 22:07
まっすぐ立って撮って見ました。この先さらに急に。。
軽アイゼンでキックステップ、ポール使用で、数回スリップしましたが、それほど恐怖ではありませんでした(個人的意見)。
2014年05月31日 08:18撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 8:18
軽アイゼンでキックステップ、ポール使用で、数回スリップしましたが、それほど恐怖ではありませんでした(個人的意見)。
前常念と常念岳との稜線上に到着。
数歩登って立ち止まるを繰り返し、さんざん時間をかけてやっと到着しました。きつかった!!
雪渓下部から3時間かかりました。。
2014年05月31日 09:19撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 9:19
前常念と常念岳との稜線上に到着。
数歩登って立ち止まるを繰り返し、さんざん時間をかけてやっと到着しました。きつかった!!
雪渓下部から3時間かかりました。。
稜線到着の直後で、まだ位置が分かっておらず、常念乗越だと勘違いしたままだったので、なぜ左方向(南方向)の山が低いの?とか思いました。
2014年05月31日 10:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 10:09
稜線到着の直後で、まだ位置が分かっておらず、常念乗越だと勘違いしたままだったので、なぜ左方向(南方向)の山が低いの?とか思いました。
あ、北アにもにゅうみっけ!
2014年05月31日 10:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 10:21
あ、北アにもにゅうみっけ!
あ、鳥みっけ!
2014年05月31日 10:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 10:32
あ、鳥みっけ!
ルートミスしていたことに気づき、ちゃんと常念岳に向かい、到着しました。
2014年05月31日 10:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 10:47
ルートミスしていたことに気づき、ちゃんと常念岳に向かい、到着しました。
2014年05月31日 10:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 10:53
穂高。近い。
2014年05月31日 11:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 11:17
穂高。近い。
槍アップ。近い!
2014年05月31日 11:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 11:17
槍アップ。近い!
常念岳からの下山途中で常念小屋を撮影
2014年05月31日 12:19撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 12:19
常念岳からの下山途中で常念小屋を撮影
常念小屋の手作りヘリポート
2014年05月31日 12:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 12:45
常念小屋の手作りヘリポート
常念小屋に泊まって、ゆっくり穂高と槍見れば良かった。。
2014年05月31日 12:46撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 12:46
常念小屋に泊まって、ゆっくり穂高と槍見れば良かった。。
通常の夏道ルートで登ってくると、こんな感じで常念乗越に到着します。小屋前で休憩している間、登ってきた人たちが必ず「おぉぉ♪」って感動してました。
2014年05月31日 13:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 13:11
通常の夏道ルートで登ってくると、こんな感じで常念乗越に到着します。小屋前で休憩している間、登ってきた人たちが必ず「おぉぉ♪」って感動してました。
夏道ルート下りです。雪が残ってましたので、軽アイゼン付けたほうがいいです。
2014年05月31日 13:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 13:16
夏道ルート下りです。雪が残ってましたので、軽アイゼン付けたほうがいいです。
最後の水場まで下り、看板が倒れていたので、なんとなく飲むのを躊躇してしまいました。。
2014年05月31日 13:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 13:54
最後の水場まで下り、看板が倒れていたので、なんとなく飲むのを躊躇してしまいました。。
笠原まで戻ってからの再撮影。道標、ちゃんとあったんですね。
2014年05月31日 14:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 14:31
笠原まで戻ってからの再撮影。道標、ちゃんとあったんですね。
帰りには雪が解けて小川が見えていました。
行き帰りともここより上にある大きな石を踏んで渡りました。
2014年05月31日 14:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 14:34
帰りには雪が解けて小川が見えていました。
行き帰りともここより上にある大きな石を踏んで渡りました。
2014年05月31日 16:15撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/31 16:15
ヒエ平登山口から駐車場に戻る途中で、サルがくつろいでいるところに遭遇。
気づいてほしくて、クマ鈴をガンガン鳴らしました。
気づいたら「そそそ」と斜面に移動してくれました。
2014年05月31日 16:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/31 16:17
ヒエ平登山口から駐車場に戻る途中で、サルがくつろいでいるところに遭遇。
気づいてほしくて、クマ鈴をガンガン鳴らしました。
気づいたら「そそそ」と斜面に移動してくれました。

感想

初めての常念岳でした。
ヤマレコで予習したつもりが、笠原で壮大な雪渓を目の当たりにし、そして遠くにその雪渓を登っている2名の方を発見。そこまでのルート上もあまり登山者を見かけず、きっと冬は雪渓登りなんだねぇ、と勘違い。
帰ってから写真をみたら、ちゃんと夏道ルート行きの棒が立っているではないですか。。。
ということで、勘違い雪渓登りしました。
軽アイゼンとポール使用で徐々に傾斜がきつくなる中、先行者の踏み跡に助けられつつキックステップで登りました。
数回スリップしましたが、ゼーゼー言いながらゆっくり登りきりました。
登り切った稜線が、まさか前常念と常念の中間だとは知らず、通りすがりの方に確認してびっくり。
常念小屋どこにも見えないし、槍もどこだか分からないし、という状態でした。
常念岳まで行き、視界に入った穂高と槍の風景はとても素晴らしかったです。
日帰りしてしまいましたが、小屋に泊まって、夕暮れ朝焼けを見たかったと後で思いました。
カメラもコンデジを持って行きましたが、これも一眼にしとけば良かったと後悔。
また行こうと思います。

それと行きのエボシ沢で、黒い物体を遠くに発見。クマ!でした。
柵も檻も、自分とクマとの間に遮蔽のない状態で遭遇するのって怖いもんだと実感。
こちらが風下だったので、ぎゃー!という声もにおいも気づかなかったようで、林の中に消えていきましたが、そこから笠原までは、クマ鈴を手に持ってぶんぶん鳴らして歩きました。

今回ルートミスと言えばミスですが、雪渓直登ルートを選んでしまいましたが、帰り道の夏道ルートを登ったとしたら、先の見えない状態で進んでいくことになり、雪渓も頂上は見えないものの視界は開けていましたので、冬の特権ということで、雪渓直登ルートもありかなと思いました。
雪面の状況によって危険度は変わりますので、そこは慎重な判断が必要だと思います。

これまで燕岳から眺めていた槍さんですが、常念岳からの間近に見る穂高、槍の風景は想像以上に絶景でした。

オマケ
ヒエ平登山口から駐車場までの舗装路上にこれまた野生生物発見。
お猿さんたちが毛繕いしてたり、子猿が遊んでいたり。。。これも遠目で見ている分には楽しいのですが「あそこ通過するの?(汗)」と数分立ち止まり。やはりクマ鈴でしょう、ということで「チリリリ」と鳴らしながら接近したところ、気づいてくれて、そそくさと立ち去ってくれました。
通過後振り返ったら、またみんなゾロゾロ道路に出てくつろいでました。
食べ物をあげていないからなのか、登山者を襲うということはしないのかな、と思いました。

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コメント

こんにちは!!
僕も同日登りました(^∇^)!!

そして、他の方から熊情報貰いましたよ(^.^)♪
ありがとうございます!!

そして、、
多分、前常念岳北ルンゼを登りきったところでお会いしたと思います(*^^*)♪

良かったら、blogやってるので良かったら覗きに来てください(^.^)♪
http://ramuko11o.blog116.fc2.com/blog-entry-263.html
2014/6/7 9:56
Re: こんにちは!!
rumuko0110さん、こんにちは。
そちらも雪渓直登したんですよね、稜線に上がってきたときの荷物の立派さにビックリした記憶がw
そちらは一眼が壊れ気味だったようで残念でしたね。こちらは持って行きさえしなかったので失敗でした。
ちょっと重くても一眼の描写力って大事だなと痛感しました。
ブログも拝見しましたよ。いい星空見せていただきました。ありがとうございました。
2014/6/7 22:31
ブログ訪問ありがとうございます(^^)!!
山頂での写真撮影もありがとうございました(*^^*)

荷物はいつも多めで修行してるんです(^^;)
ザックの中身は夢と希望で溢れてます♪♪

ご夫婦での登山羨ましかったです(^∇^)
2014/6/8 23:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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