行き掛けの駄賃「田代岳」

2022年08月19日(金) [日帰り]

• GPS: 06:07
• 距離: 10.6km
• 登り: 604m
• 下り: 606m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:48
• 休憩: 0:17
• 合計: 6:05

距離 10.6km 登り 604m 下り 606m

7:02 田代岳登山口（大広手登山道）
8:17 8:19 四合目分岐
8:40 8:41 五合目分岐
9:42 九合目分岐
9:58 10:04 田代岳
10:16 九合目分岐
10:22 10:23 マンダ岱分岐
11:29 五合目分岐
11:48 四合目分岐
12:59 13:08 田代岳登山口（大広手登山道）
13:08 ゴール地点

天候

晴れ一時曇り
南西の風 湿原から上は強目
周辺の山は雲を被る

アクセス

利用交通機関：

自家用車

青森側の県道129号は通行止め
秋田側の県道68号から五色湖を目指す
五色湖の先から砂利道11kmで大広手登山口
3ヶ所に合わせて15台くらい
巾の広い道でストレスは無い
まとまった落石は1ヶ所(降りずに通れたし 帰りには片付けてあった)
路面に土が流れた跡は数ヶ所有ったが 大雨に強い道だと感じた
トイレ有り 登山ポスト無し
auがつながるのは五色湖まで 後は山頂で△

コース状況／危険箇所等

整備の良い道で 道標・マークは豊富
一と月ほど前に笹刈りされている
2合目手前は沢沿いのゴロタ道で踏み跡を慎重にたどる
大雨直後で 川になった道・ぬかるみ有り 長靴が正解
湿原周回の南東は 廃道と言う表示をみたが 問題無く歩ける
湿原に密集する池塘がこの山のハイライトで山頂に至る坂から見下ろすのが圧巻 笹の背が高いのは少し残念

その他周辺情報

少し離れた湯ノ岱温泉を利用した
微硫黄臭で薄い緑の上質泉を掛け流す 320円
近くなら たしろ温泉ユップラが有る

写真

8/19 3:49

青森側は
相馬の集落の先で通行止め
情報も予告も無かったような

8/19 5:34

秋田側 矢立峠の先から
田代岳・五色湖を目指す

8/19 5:44

五色湖の橋を渡って左
この先から砂利道11km
巾広ですれ違いの不安は無い
auは圏外になる

8/19 5:56

糸滝 この水量で
糸と言うより 布です
ダムから上は水勢はすごいが
濁りは無い さすが白神山地

8/19 6:02

落石は一ヶ所
帰りには片付けてあった

8/19 6:17

車道を塞ぐ倒木も処理済み
おが屑を見ると最近の作業です

8/19 6:58

大広手登山口 いきなり1合目
これで 1合得したと思うのは
限定とか特別価格に弱い
私のような人間です

8/19 12:48

田代岳を愛する会の橋です
ついでに来たなどと
失礼なことは言えない
朝は逆光なので下山時に撮影した
この付近 ゴロタに踏み跡を探して歩いた

8/19 7:19

さっそく2合目 でも1/9登っただけです
いきなり特典を使ってしまったような
どうせなら9合目で ここが山頂ですと言われたほうが嬉しいんでないか

8/19 7:52

高さ30cmの木に
花が付いてる
なんだろう？

8/19 8:16

道は川と化し
長靴だから問題無い

8/19 8:16

4合目 荒沢登山口分岐

8/19 8:19

ブナを見ると嬉しい

8/19 8:30

最近の倒木が道を塞ぐ
2ヶ所有ったが苦労する程で無い

8/19 8:32

5合目 上荒沢登山口分岐

8/19 8:40

アケボノシュスラン

8/19 9:07

7合目付近は
刈り払い1ヶ月で伸びた笹が
濡れて無かったのは救い

8/19 9:28

9合目で湿原に飛び出る

8/19 9:33

池塘に影を映す山頂

8/19 9:35

本物の虫除け効果は抜群
この後オニヤンマ君と対面
「おい でかいの ちゃんと仕事してるか？」
「・・」「なんとか言えよ」

8/19 9:38

神の田から
山頂へ

8/19 9:51

時期的に花はわずか
オトギリソウ

8/19 9:53

山頂には新しい避難小屋
神像が祀って有った
ここを使った人は
綺麗に掃除して帰るだろう

8/19 10:02

山頂を後に
圧巻の眺め

8/19 10:13

反時計回りで湿原を一周
振り返る山頂

8/19 10:17

方向は
藤里駒ヶ岳ですが？

8/19 10:19

薄野コース分岐

8/19 10:19

進みたい方向は
廃道とある？
少し荒れてるけど
普通に歩けた

8/19 10:23

岩木山の雲は
ここまで取れた

8/19 10:26

熊の糞に花を添えて
だいぶ古い

8/19 10:27

ミズギボウシ
最終

8/19 10:35

三叉路で周回終わり
湿原をあとにする

8/19 11:27

5合目 上荒沢登山口分岐
車が入れればここまで300m
この先でNHK一行と会った
いい笑顔を見せてもらった

8/19 11:46

アケボノシュスランの蕾
たくさん有った
収録が間に合えば
番組に花を添えるだろう
10月の放送は見れるかな？

8/19 12:35

2合目まで降りた
わかっていても
あとひとつと思うと嬉しい

8/19 13:47

五色湖の橋から見た
たぶん田代岳

8/19 14:53

湯ノ岱温泉
秋田にも いい湯有り

撮影機器：

Canon EOS RP Canon

感想

つうぶう

行き掛けの・・・ こんな言葉が今でも通用するのか？分からないけど、要するに北海道遠征の帰り ついでにどこかの山に寄って行こうと目論んだ。
白神岳を目指したが、大雨の通行止めで 近寄ることもできない。
どこか他に無いか？と見た地図で目に止まったのは 田代岳だった。
その字面を見ただけで 草原に点在する池塘の光景が目に浮かび、これは面白そうだと訪ねることにした。
なんとか登山口にたどり着いたが、不安なのは道中見た沢の増水で 本格的な渡渉が有れば、そこまでにしようと考え 念のため長靴で歩いたのは大正解！登山道は川になり ぬかるみに足を取られてたどり着いた山頂の湿原は 池塘が散らばる別天地でした。
大雨あがりの平日で 誰にも逢わないかと思ったら、三人連れが上がって来て、聞けば NHKの日本100低山と言う番組の下見で 地元のガイドが番組スタッフを案内して来たと言う。
「どちらから？」と問われるので
「岐阜から」と答えると大いに驚かれ ついで「いい山ですね」と付け加えると 最近見たこともないような 満面の笑みになる。
口が裂けても 行き掛けの駄賃などとは言えない。
通行止めが無ければ、田代岳を知ることも無かったと思えば ラッキーな一日だった。
10月にNHK総合で放送するそうです。