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記録ID: 4607162
全員に公開
沢登り
日光・那須・筑波

【足尾】松木川無名沢遡行・大杉沢下降

2022年08月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:00
距離
12.5km
登り
1,023m
下り
1,017m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:46
休憩
0:08
合計
9:54
7:21
7:21
9
7:33
7:34
49
8:23
8:23
346
14:09
14:12
153
16:45
16:48
13
17:01
17:01
3
17:04
17:04
7
17:11
17:12
3
17:15
ゴール地点
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銅親水公園に駐車。トイレは対岸にあり遠い。
コース状況/
危険箇所等
・無名沢の源頭部はガレており巻いている記録も多いが、それほど酷いわけでもなく、ゴルジュを突き進んでも問題ない。
・大杉沢は比較的下降しやすいが景観はそれなりに良く、無名沢を登った後に時間があれば下降すると充実する。
その他周辺情報 ・無名沢は最近人気が出てきている沢。
・綺麗な写真が多く載っている無名沢の記録:ポムチムDIARY
https://fallove0413.com/2022/07/18/matsuri_mumei/
・大杉沢は極めて記録の少ない沢で、「足尾山塊の沢」以外に記録が確認できていない。
最初の9m滝をリードするkumassiy:この後、諦めて降りてきたのでtamoshimaが左壁から登ったが、落口でA1になった。kumassiyはフリーでフォローしたがVI+程度ありそうだった。
2022年08月20日 08:47撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 8:47
最初の9m滝をリードするkumassiy:この後、諦めて降りてきたのでtamoshimaが左壁から登ったが、落口でA1になった。kumassiyはフリーでフォローしたがVI+程度ありそうだった。
7m滝をリードするkumassiy:やや岩が脆いが快適なシャワークライム
2022年08月20日 10:09撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 10:09
7m滝をリードするkumassiy:やや岩が脆いが快適なシャワークライム
激シャワーの7mCS滝:難しくはないがシャワーがひどすぎて手探りで登る羽目に。
2022年08月20日 10:57撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 10:57
激シャワーの7mCS滝:難しくはないがシャワーがひどすぎて手探りで登る羽目に。
6mCS滝を登るS田:リードはA1したが、フォローはフリーで。
2022年08月20日 12:24撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 12:24
6mCS滝を登るS田:リードはA1したが、フォローはフリーで。
7m3段CS滝:岩をくぐって登るが、崩れないかと少し不安になる。
2022年08月20日 12:50撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 12:50
7m3段CS滝:岩をくぐって登るが、崩れないかと少し不安になる。
終盤のガレたゴルジュ:水は消えてもゴルジュが続く。さほど難所はない。
2022年08月20日 13:07撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 13:07
終盤のガレたゴルジュ:水は消えてもゴルジュが続く。さほど難所はない。
ガレたゴルジュを登る2人
2022年08月20日 13:16撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 13:16
ガレたゴルジュを登る2人
大杉沢の柱状節理が特徴的な2段7m滝:快適にクライムダウンできる
2022年08月20日 15:33撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 15:33
大杉沢の柱状節理が特徴的な2段7m滝:快適にクライムダウンできる
大杉沢の10m滝:結構悪めのガレのトラバースを含む巻きだった。
2022年08月20日 15:37撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 15:37
大杉沢の10m滝:結構悪めのガレのトラバースを含む巻きだった。
15m斜瀑:大きく高巻いて左岸のガレ場を下ったが、下から見るとクライムダウンも出来そうだった。
2022年08月20日 16:02撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 16:02
15m斜瀑:大きく高巻いて左岸のガレ場を下ったが、下から見るとクライムダウンも出来そうだった。
大杉沢最後の樋状ゴルジュ:立派だが通過は容易。
2022年08月20日 16:19撮影 by  SC-02H, samsung
8/20 16:19
大杉沢最後の樋状ゴルジュ:立派だが通過は容易。
遡行図(一部の滝の落差は実測、他は目測)
2022年08月23日 23:39撮影
8/23 23:39
遡行図(一部の滝の落差は実測、他は目測)

装備

備考 ・ラバーソール適
・ロープは30m1本で良い

感想

【計画の経緯】
この週末は天気が悪く、どこに行こうか悩んだ挙句、降る可能性が低そうな足尾に日帰りで行ってみることに。前から気になってはいたが、最近記録をよく見かけるようになった無名沢へ行き、ついでに大杉沢も下ってみることにした。

【山行】
○アプローチ
芦廼瀬川に続き、電動キックボードの出番。未舗装なのでがたがたうるさいが、それでも楽々と松木川一号砂防堰堤上流の工事現場に到着。同行者を寝て待つ。いやー、買って良かった。そこからは徒歩道と化した工事用道路跡を少し歩き、五号砂防堰堤を越え、無名沢へ。

○無名沢
最初の滝は巻くことも多いようだが、登れそうなので、まずは一番リードしたがっていたkumassiyが右から登ろうとしたものの、敗退。次にtamoshimaが左から登り、落ち口のみ厳しくA1したが、成功。フォローのkumassiyはエイドせずに登ってきたが、かなり厳しそうだった。
暫くフリーソロで登れる滝が続いて、7m滝で再びロープを出す。今度こそkumassiyがリード成功。この先でゴーロが出てきて、滝しかないとか書いてある記録もあったが、そんなことはない。
7mCS滝は激シャワーだが、臆せずS田が突っ込んでいく。tamoshimaは他のラインから登れないかと探ったがそれしかない。難しくないとはいえ手探り足探りで登るのは結構大変。
その後もフリーソロでよい滝がこれでもかと続いた後、水がちょろちょろになったところで6mCS滝。結構悪そうなのでロープを出し、今度はS田リード。A1して突破。後続はフリーで登ったが見た目ほど難しくはない。
ここでいったん水は涸れるが、ゴルジュの中にガレと滝が続く。詰めが悪いという話もあったが、何とかなるだろうとゴルジュを突き進む。天気が悪くなり小雨も降ってきたが、荒涼とした景観がなかなか素晴らしい。結局、岩は多少脆いが、大きな困難はなく、稜線に詰めあがった。

○稜線
稜線は概ねガスっていて、殆ど景色が見えなかった。残念。まあ、また来ることもあるだろう。少し歩くと大杉沢へ下れそうな場所があったので、雨もやんできたことだし、稜線を離れる。

○大杉沢
最初は、ガレと岩場と灌木とが混じったような斜面で、岩場を避け、ガレと灌木とを繋ぎながら下っていく。程なくして沢型がはっきりしてくるが、水はなかなか出てこない。懸垂下降した6m滝の下からようやく水が伏流しなくなり、沢らしくなってくる。
すると、クライムダウンできる滝がかなり多く、柱状節理の見栄えが良い滝もあって、なかなか良い渓相。一部ガレていて悪い高巻きはあったものの、沢の急峻さの割にはかなり下降しやすい。ゴルジュの中の滝もクライムダウンし、最後は堰堤上で水がまた伏流した。堰堤を巻くとすぐに松木川で、最後にちょっとしたモンキークライムをして工事用道路跡に復帰した。

○デプローチ
工事現場まで少し歩けば、電動キックボードが待っている。歩かずに楽々と車に戻れるのが、素晴らしい。

【総評】
無名沢はシャワークライムが多く夏向きの沢。小滝ばかりだが、滝登りが面白い。源頭まで続くゴルジュも見もの。大杉沢は遡行するとやや物足りなく、特に上部はつまらないだろうが、下降ルートとしては優れている。水は少ないので、遡行するなら春か秋が良いだろう。この2本を繋げられて充実の日帰り山行であった。

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コメント

こんにちは。茨城県の森永と申します。山レコではmayusawaというネームで投稿しています。
突然のコメント失礼します。
今度、単独での大杉沢の遡行を考えています。貴パーティーが下降時、懸垂下降をしている6mcsは高巻きも含めてどれくらいのれべるでしょうか。また、全体のレベルを教えていただければ幸いです。お忙しいところ、すみませんが、よろしくお願いします。
2022/9/29 14:28
こんにちは。
ご質問の6mCS滝ですが、詳しいことはよく覚えておらず、写真も撮影していなかったようで、明確な答えはできません。
が、それほど深いゴルジュというわけではありませんので高巻はそれほど苦労しないのではないかと思います。
全体としては、下降なので不正確かもしれませんが、2級下程度の沢ではないかという印象でした。
2022/9/29 17:00
返信、ありがとうございました。参考になりました。

できれは、今年中に行ってみたいと思います。
2022/10/3 10:23
プロフィール画像
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