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Yamareco

記録ID: 4610459
全員に公開
沢登り
栗駒・早池峰

焼石連峰 尿前川支流 フロ沢

2022年08月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:50
距離
10.8km
登り
684m
下り
673m

コースタイム

日帰り
山行
7:20
休憩
0:30
合計
7:50
距離 10.8km 登り 684m 下り 684m
6:25
25
6:50
20
尿前川本流入渓
7:10
41
フロ沢出合い
7:51
7:55
73
40m大滝
9:08
201
940m 20mスダレ滝
12:29
21
ハタシロ沢源頭
12:50
6
登山道合流
12:56
13:20
11
13:42
13:44
11
13:55
20
14:15
0
14:15
ゴール地点
沢中休憩 合計40分程。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中沼登山口駐車場
コース状況/
危険箇所等
北上川水系 胆沢川流域 尿前川支流 フロ沢

■体感3級 水量平水 SBなし ラバー○
歩きではラバーで問題ないが、滝の登攀ではヌメリがあるのでタワシは必須。

■アプローチ
中沼登山口から金明水避難小屋に至る登山道を進み、30分弱で尿前川本流に入渓。
本流を進み、730mでハタシロ沢出合、その次の750mで右岸から流れ込む沢がフロ沢である。

■フロ沢遡行
登攀要素が強いフロ沢だが、絶え間なく滝が続く訳ではない。ただ小滝に至っても一癖ある滝が多く油断出来ない。

核心は940mにある20m滝。
廊下の先がどん突きになっており、沢は右に直角に曲がるのだが、そのどん突きの右手からスダレ状となって落ちる滝である。
越え方はパーティーによって違うだろうが、我々は滝から少し戻った右壁を登攀した。この壁はとにかくヌメヌメ。一手一手タワシで磨きながら細かいホールドをつなげて登ったが、タワシがなければ絶対無理だったと思う。
ちなみに滝の左壁が登れるんじゃないかと思い取り付いたが、敢え無く撃沈した。

その他にもシャワーで登る大小の滝やナメ、ゴルジュや大滝の巻きなど短い区間に見所が凝縮されたような沢であり、遡行していて実に楽しい。
ただ所々に3級の片鱗が隠れており、初級者だけのパーティーだと痛い目をみそうである。
もちろんパーティーに初心者がいる場合や、大人数の場合はあっという間に時間は過ぎ去るだろう。

最後の詰めは、P1202の北側を乗っ越すようにルートを取り、そのまま少々の藪を漕いでハタシロ沢の源頭を下降。
1130m辺りまで下降したら右岸から出合ってる沢に入りこれを遡行。登山道が接近した辺りで斜面を登り登山道へ合流する。

記 mooree
1年ぶりの尿前です。今回は鶏氏とtakajanさんと3人でフロ沢に入ります。
2022年08月21日 06:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 6:25
1年ぶりの尿前です。今回は鶏氏とtakajanさんと3人でフロ沢に入ります。
尿前川本流に入渓。心配してた増水はまったくなし!
2022年08月21日 06:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/21 6:49
尿前川本流に入渓。心配してた増水はまったくなし!
相変わらず綺麗だなぁ。この沢は入渓した瞬間にいい沢だと感じれますね。
鶏)これは痺れる青だ
2022年08月21日 06:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/21 6:55
相変わらず綺麗だなぁ。この沢は入渓した瞬間にいい沢だと感じれますね。
鶏)これは痺れる青だ
水も冷たくなく気持ちいいです。
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水も冷たくなく気持ちいいです。
尿前川初入渓のお二人もテンション上がってます。
2022年08月21日 06:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 6:58
尿前川初入渓のお二人もテンション上がってます。
フロ沢出合いです。左へ入ります。一瞬このまま本流遡行に変えようかと思うくらい気持ちいい天気でした。
2022年08月21日 07:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:10
フロ沢出合いです。左へ入ります。一瞬このまま本流遡行に変えようかと思うくらい気持ちいい天気でした。
フロ沢のF1は釜が露天風呂みたいですね。
2022年08月21日 07:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:10
フロ沢のF1は釜が露天風呂みたいですね。
突っ張りで越えます。本格的な沢は久々なtakajanさんですが、さすが動きはスムーズです。
2022年08月21日 07:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:11
突っ張りで越えます。本格的な沢は久々なtakajanさんですが、さすが動きはスムーズです。
6mくらい。
2022年08月21日 07:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:13
6mくらい。
これは右から。中々渋かった。
2022年08月21日 07:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:16
これは右から。中々渋かった。
takajanさんは右岸巻き。
2022年08月21日 07:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:20
takajanさんは右岸巻き。
左岸から滝が落ちてます。
2022年08月21日 07:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:20
左岸から滝が落ちてます。
進むのはその左岸からの滝ですね。
2022年08月21日 07:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:21
進むのはその左岸からの滝ですね。
わたくし水線左から取り付きましたが、見事にセミになりました。巻き上がった二人にお助けをもらう。
2022年08月21日 07:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:23
わたくし水線左から取り付きましたが、見事にセミになりました。巻き上がった二人にお助けをもらう。
15mくらいかな。フリーで行けます。
2022年08月21日 07:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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8/21 7:45
15mくらいかな。フリーで行けます。
鶏氏はシャワー浴びながら右から。
鶏)朝からわざわざ浴びる必要もないシャワーですが。
2022年08月21日 07:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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8/21 7:46
鶏氏はシャワー浴びながら右から。
鶏)朝からわざわざ浴びる必要もないシャワーですが。
私は左から。
2022年08月21日 07:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:44
私は左から。
こうゆう小滝も微妙に渋いんだよね。
2022年08月21日 07:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:47
こうゆう小滝も微妙に渋いんだよね。
ショルダーで押し上げ。
鶏)微妙にヌメるところをフリクション勝負!
2022年08月21日 07:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
8/21 7:52
ショルダーで押し上げ。
鶏)微妙にヌメるところをフリクション勝負!
40m大滝登場です。迫力ありますね。
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40m大滝登場です。迫力ありますね。
下部に虹も架かって素晴らしい。
2022年08月21日 07:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:54
下部に虹も架かって素晴らしい。
滝上部。直登は無理ですね。
2022年08月21日 07:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:56
滝上部。直登は無理ですね。
左岸から巻きます。薄く踏み跡ありますが、腕力使います。
鶏)チェンスパが活躍
2022年08月21日 07:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 7:56
左岸から巻きます。薄く踏み跡ありますが、腕力使います。
鶏)チェンスパが活躍
いい間隔で滝が続きますよ。
2022年08月21日 08:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 8:08
いい間隔で滝が続きますよ。
ここはザイルを出して右壁から。
2022年08月21日 08:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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8/21 8:21
ここはザイルを出して右壁から。
後続の二人も問題なし。
2022年08月21日 08:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 8:28
後続の二人も問題なし。
お次はナメでーす。
2022年08月21日 08:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 8:51
お次はナメでーす。
ナメ滝を登るtakajanさん。
2022年08月21日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 8:52
ナメ滝を登るtakajanさん。
ナメ地帯を過ぎると二俣滝ですね。進むのは右の滝です。
2022年08月21日 08:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 8:56
ナメ地帯を過ぎると二俣滝ですね。進むのは右の滝です。
これは綺麗な滝!
2022年08月21日 08:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 8:57
これは綺麗な滝!
左の灌木から小さく巻きました。コンタクトライン登れそうですが、登るならザイルですね。
2022年08月21日 09:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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8/21 9:01
左の灌木から小さく巻きました。コンタクトライン登れそうですが、登るならザイルですね。
水線ド真ん中から攻めようとしてる人がいますね。
鶏)登れそうだけど途中で詰まったらこの高さは終わる
2022年08月21日 09:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 9:01
水線ド真ん中から攻めようとしてる人がいますね。
鶏)登れそうだけど途中で詰まったらこの高さは終わる
すぐ上には廊下の先に核心の20m滝が落ちています。ここの渓相は見事。
2022年08月21日 09:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 9:04
すぐ上には廊下の先に核心の20m滝が落ちています。ここの渓相は見事。
20m滝を真下から。いつも愛読している扉のページの酔いどれさんは、昔この右壁をノーピンで登ったらしいが、マジですかっ!?って感じです。
2022年08月21日 09:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 9:06
20m滝を真下から。いつも愛読している扉のページの酔いどれさんは、昔この右壁をノーピンで登ったらしいが、マジですかっ!?って感じです。
左壁のチムニーから登攀ラインを模索するmooree。
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左壁のチムニーから登攀ラインを模索するmooree。
これが左壁。なんか登れそうと思い取り付きましたが無理でしたー。力及ばす。
2022年08月21日 09:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 9:09
これが左壁。なんか登れそうと思い取り付きましたが無理でしたー。力及ばす。
この滝どっから取り付いてもほぼ垂直なんだよね。
2022年08月21日 09:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 9:09
この滝どっから取り付いてもほぼ垂直なんだよね。
色々足掻きましたが、疲れただけでした。
2022年08月21日 09:40撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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8/21 9:40
色々足掻きましたが、疲れただけでした。
という事で、ちょっと戻ったこの壁を登りますが、ここもヌメヌメで悪いです。磨き疲れた。
鶏)上の方から歓声とも悲鳴とも知れない雄たけびが聞こえてきた
2022年08月21日 09:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 9:58
という事で、ちょっと戻ったこの壁を登りますが、ここもヌメヌメで悪いです。磨き疲れた。
鶏)上の方から歓声とも悲鳴とも知れない雄たけびが聞こえてきた
左上の灌木に到達した時は、心底ホッとした。
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左上の灌木に到達した時は、心底ホッとした。
20m滝の落ち口から。垂直過ぎて下は見れず。直登しなくてよかった。
2022年08月21日 10:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:24
20m滝の落ち口から。垂直過ぎて下は見れず。直登しなくてよかった。
その上にもまだ滝は続きますが、難しい滝はもうありません。
2022年08月21日 10:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:32
その上にもまだ滝は続きますが、難しい滝はもうありません。
快適にシャワー登攀。とても気持ちいい。
2022年08月21日 10:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:34
快適にシャワー登攀。とても気持ちいい。
takajanさんも完全に沢の間隔を取り戻しましたね。
2022年08月21日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:36
takajanさんも完全に沢の間隔を取り戻しましたね。
ゴルジュの中に快適な小滝が続きます。
2022年08月21日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:36
ゴルジュの中に快適な小滝が続きます。
渓相も相変わらず素晴らしいままです。
2022年08月21日 10:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:37
渓相も相変わらず素晴らしいままです。
グングン行きます。
2022年08月21日 10:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:40
グングン行きます。
積極的に水に入りながら越えて行きます。
2022年08月21日 10:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:44
積極的に水に入りながら越えて行きます。
ここは左からへつり。
2022年08月21日 10:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:47
ここは左からへつり。
takajanさん気持ちよくドボン。思わず気持ち〜の声。
2022年08月21日 10:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:48
takajanさん気持ちよくドボン。思わず気持ち〜の声。
水線から豪快に登る鶏氏。
2022年08月21日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:52
水線から豪快に登る鶏氏。
ここも二俣滝。左の滝へ進みます。
2022年08月21日 10:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:56
ここも二俣滝。左の滝へ進みます。
フリーで快適に行けます。
2022年08月21日 10:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:57
フリーで快適に行けます。
上部はシャワーで。
2022年08月21日 10:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 10:58
上部はシャワーで。
小滝が続きます。
2022年08月21日 11:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 11:02
小滝が続きます。
沢の上部まで滝は出てきて楽しい限りですね。
2022年08月21日 11:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 11:45
沢の上部まで滝は出てきて楽しい限りですね。
これが最後の滝かな。
2022年08月21日 11:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 11:46
これが最後の滝かな。
少しだけ藪を漕いでハタシロ沢源頭を下降します。この辺りは熊の痕跡がかなりありました。
2022年08月21日 12:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 12:29
少しだけ藪を漕いでハタシロ沢源頭を下降します。この辺りは熊の痕跡がかなりありました。
最後の詰めはハタシロ沢の枝沢を登山道に向かって詰めますが、この枝沢が思ったよりちゃんとした沢で最後まで楽しませてくれます。
2022年08月21日 12:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 12:41
最後の詰めはハタシロ沢の枝沢を登山道に向かって詰めますが、この枝沢が思ったよりちゃんとした沢で最後まで楽しませてくれます。
開放的な滝もあります。
2022年08月21日 12:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 12:44
開放的な滝もあります。
あまりにも気持ちいい沢なので、気付いたら登山道と少し平行してました。
2022年08月21日 12:47撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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8/21 12:47
あまりにも気持ちいい沢なので、気付いたら登山道と少し平行してました。
慌てて沢から斜面に取り付き、5分くらい藪漕いで登山道へ。
2022年08月21日 12:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 12:51
慌てて沢から斜面に取り付き、5分くらい藪漕いで登山道へ。
はぁ〜、気持ちいい。今回も山頂は行きません。
2022年08月21日 12:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 12:51
はぁ〜、気持ちいい。今回も山頂は行きません。
銀明水小屋下で休憩して帰りますかぁ。
2022年08月21日 12:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 12:55
銀明水小屋下で休憩して帰りますかぁ。
中沼を眺める。
2022年08月21日 13:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 13:54
中沼を眺める。
下山は先頭のtakajanさんに必死で付いていきあっという間。早いよ〜💦
2022年08月21日 14:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/21 14:15
下山は先頭のtakajanさんに必死で付いていきあっという間。早いよ〜💦

装備

個人装備
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備

感想

 今年の夏は天気が安定せず どこの沢に行くかなかなか決められ無い。天気予報を睨みながら岩手のフロ沢に決めたのが前夜。バタバタ準備して慌ただしい出発でした。
 岩手は明け方まで濃いガスがかかっていましたが夜が明けるとともに青空が広がる最高のシチュエーション。入ったフロ沢は降雨の影響も無く 明るい渓相のキレイな沢で登って楽しい滝の連続する面白い沢。かなり良い気分で歩いて来ました。
 そしてこの日はヤマレコユーザーのtakajanさんと初めてご一緒でした。聞けばボルダリングやジムにトレランまでもこなすバリバリのエキスパート。その実力総合力の高さはまさに折り紙付き。楽しく濃厚な一日を過ごすことができました。
 この素晴らしい沢をご一緒いただいたお二方には深く感謝します。

mooreeさんは今週末も絶対沢へ行くだろうと思い、コンタクトを取って同行させて貰いました。どこの沢へ行くかは一任でしたが、素晴らしい沢のチョイスで、さすがmooreeさんです。簡単なユルユル沢じゃなくて良かったです!お初のchicken_manさんは、同世代で果敢に水流へ挑んでいくチャレンジャーでした。二人とも沢に対する熱いものを感じます。

私の指のケガもようやくリハビリ段階に入ったので、いよいよ今年初のチャレンジングな沢登りです。でも最初はどこかぎこちなく地に足が着いてない感じでした。ロープを出さない程度のそこそこの滝とかは、水流を避けてルートを取る傾向がありました。まだ強い水流に抵抗感があったってことですね。ロープを出す場面も全てmooreeさんトップで、楽をさせて貰いました。

最高の天気が後押ししてくれたのもありますが、尿前川風呂沢は、登攀要素が強くゴーロが少ない素晴らしい沢でした。またご一緒させてください。

この日はどこも青空が約束された一日だったのだが、沢登りの場合、前日までの雨の影響等で入る沢の選定が中々難しい場合がある。

今回も最初に予定してた沢は見送り、いつもの如く前日の夜までバタバタしながらようやく決めたのが尿前川のフロ沢である。
岩手は雨続きとの話があったが、水位グラフを見ると行けそうな雰囲気。
だが、去年大増水の尿前本流で撤退した過去があるので、この目で見るまでは不安であった。

いざ尿前本流に降り立つと、あの綺麗な尿前ブルーの綺麗な沢が目の前にあった。
増水はまったく無し。
天気も最高で、会心だった1年前の尿前川本流遡行が蘇る。
今回一緒に遡行するchicken_manさんとtakajanさんは初の尿前であり、二人を思うと、
「こんな日に尿前川本流を遡行したら最高だろうな、フロ沢じゃなくて本流遡行に変更しようか」と、喉元まで出かかった。
しかし突然予定を変更しても良くない事が起きる気がして、そこはグッと堪える。

予定通りフロ沢に入ると、こちらもさすが尿前の沢、遡行しがいのある素晴らしい沢であった。
一癖ある滝や巻き、飽きさせない渓相と痺れる登攀等、この沢にしてよかったと充分思わせてもらう事が出来た。

怪我からの復帰沢だったtakajanさんも、いきなり3級はキツイかなと思ったが、そこはさすが、元々地力がある方なのであっという間に感覚を取り戻しまったく問題なく遡行してくれた。
変に簡単なユルユル沢じゃなくて却ってよかったかもしれないが、そこは本人がどう思ったかはわからない。

なんにせよ、予定よりも早い時間で遡行出来て、3人で無事に楽しく沢を満喫出来たので本当によかった。お二人には感謝である。

そして尿前の沢には極悪系の狙ってる沢があと一本ある。
今シーズン、タイミングが合えばまた尿前にお邪魔したいと思う。


沢登り 地域別アーカイブ
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コメント

私もあの滝でセミになりました(笑)
2022/8/23 21:41
tbfさんこんばんは😊
何気に渋い滝でしたね笑
下に飛び込もうかと思いましたが、怖くてやめました😅
フロ沢楽しかったです。またお邪魔しまーす✌
2022/8/23 22:10
プロフィール画像
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