焼石連峰 尿前川支流 フロ沢


- GPS
- 07:50
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 684m
- 下り
- 673m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北上川水系 胆沢川流域 尿前川支流 フロ沢 ■体感3級 水量平水 SBなし ラバー○ 歩きではラバーで問題ないが、滝の登攀ではヌメリがあるのでタワシは必須。 ■アプローチ 中沼登山口から金明水避難小屋に至る登山道を進み、30分弱で尿前川本流に入渓。 本流を進み、730mでハタシロ沢出合、その次の750mで右岸から流れ込む沢がフロ沢である。 ■フロ沢遡行 登攀要素が強いフロ沢だが、絶え間なく滝が続く訳ではない。ただ小滝に至っても一癖ある滝が多く油断出来ない。 核心は940mにある20m滝。 廊下の先がどん突きになっており、沢は右に直角に曲がるのだが、そのどん突きの右手からスダレ状となって落ちる滝である。 越え方はパーティーによって違うだろうが、我々は滝から少し戻った右壁を登攀した。この壁はとにかくヌメヌメ。一手一手タワシで磨きながら細かいホールドをつなげて登ったが、タワシがなければ絶対無理だったと思う。 ちなみに滝の左壁が登れるんじゃないかと思い取り付いたが、敢え無く撃沈した。 その他にもシャワーで登る大小の滝やナメ、ゴルジュや大滝の巻きなど短い区間に見所が凝縮されたような沢であり、遡行していて実に楽しい。 ただ所々に3級の片鱗が隠れており、初級者だけのパーティーだと痛い目をみそうである。 もちろんパーティーに初心者がいる場合や、大人数の場合はあっという間に時間は過ぎ去るだろう。 最後の詰めは、P1202の北側を乗っ越すようにルートを取り、そのまま少々の藪を漕いでハタシロ沢の源頭を下降。 1130m辺りまで下降したら右岸から出合ってる沢に入りこれを遡行。登山道が接近した辺りで斜面を登り登山道へ合流する。 記 mooree |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
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感想
今年の夏は天気が安定せず どこの沢に行くかなかなか決められ無い。天気予報を睨みながら岩手のフロ沢に決めたのが前夜。バタバタ準備して慌ただしい出発でした。
岩手は明け方まで濃いガスがかかっていましたが夜が明けるとともに青空が広がる最高のシチュエーション。入ったフロ沢は降雨の影響も無く 明るい渓相のキレイな沢で登って楽しい滝の連続する面白い沢。かなり良い気分で歩いて来ました。
そしてこの日はヤマレコユーザーのtakajanさんと初めてご一緒でした。聞けばボルダリングやジムにトレランまでもこなすバリバリのエキスパート。その実力総合力の高さはまさに折り紙付き。楽しく濃厚な一日を過ごすことができました。
この素晴らしい沢をご一緒いただいたお二方には深く感謝します。
mooreeさんは今週末も絶対沢へ行くだろうと思い、コンタクトを取って同行させて貰いました。どこの沢へ行くかは一任でしたが、素晴らしい沢のチョイスで、さすがmooreeさんです。簡単なユルユル沢じゃなくて良かったです!お初のchicken_manさんは、同世代で果敢に水流へ挑んでいくチャレンジャーでした。二人とも沢に対する熱いものを感じます。
私の指のケガもようやくリハビリ段階に入ったので、いよいよ今年初のチャレンジングな沢登りです。でも最初はどこかぎこちなく地に足が着いてない感じでした。ロープを出さない程度のそこそこの滝とかは、水流を避けてルートを取る傾向がありました。まだ強い水流に抵抗感があったってことですね。ロープを出す場面も全てmooreeさんトップで、楽をさせて貰いました。
最高の天気が後押ししてくれたのもありますが、尿前川風呂沢は、登攀要素が強くゴーロが少ない素晴らしい沢でした。またご一緒させてください。
この日はどこも青空が約束された一日だったのだが、沢登りの場合、前日までの雨の影響等で入る沢の選定が中々難しい場合がある。
今回も最初に予定してた沢は見送り、いつもの如く前日の夜までバタバタしながらようやく決めたのが尿前川のフロ沢である。
岩手は雨続きとの話があったが、水位グラフを見ると行けそうな雰囲気。
だが、去年大増水の尿前本流で撤退した過去があるので、この目で見るまでは不安であった。
いざ尿前本流に降り立つと、あの綺麗な尿前ブルーの綺麗な沢が目の前にあった。
増水はまったく無し。
天気も最高で、会心だった1年前の尿前川本流遡行が蘇る。
今回一緒に遡行するchicken_manさんとtakajanさんは初の尿前であり、二人を思うと、
「こんな日に尿前川本流を遡行したら最高だろうな、フロ沢じゃなくて本流遡行に変更しようか」と、喉元まで出かかった。
しかし突然予定を変更しても良くない事が起きる気がして、そこはグッと堪える。
予定通りフロ沢に入ると、こちらもさすが尿前の沢、遡行しがいのある素晴らしい沢であった。
一癖ある滝や巻き、飽きさせない渓相と痺れる登攀等、この沢にしてよかったと充分思わせてもらう事が出来た。
怪我からの復帰沢だったtakajanさんも、いきなり3級はキツイかなと思ったが、そこはさすが、元々地力がある方なのであっという間に感覚を取り戻しまったく問題なく遡行してくれた。
変に簡単なユルユル沢じゃなくて却ってよかったかもしれないが、そこは本人がどう思ったかはわからない。
なんにせよ、予定よりも早い時間で遡行出来て、3人で無事に楽しく沢を満喫出来たので本当によかった。お二人には感謝である。
そして尿前の沢には極悪系の狙ってる沢があと一本ある。
今シーズン、タイミングが合えばまた尿前にお邪魔したいと思う。
沢登り 地域別アーカイブ
https://www.yamareco.com/modules/diary/254860-detail-269270
コメント
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何気に渋い滝でしたね笑
下に飛び込もうかと思いましたが、怖くてやめました😅
フロ沢楽しかったです。またお邪魔しまーす✌
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