『西滝ヶ谷ルート』水晶大滝〜有馬三山(有馬♨︎)


- GPS
- 10:55
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,075m
- 下り
- 945m
コースタイム
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:54
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
終点「エクセル東」行きのバスに乗り換え。 エクセル東から登山口にアクセス! *住吉台くるくるバスに乗車* |
コース状況/ 危険箇所等 |
初めは緩やかな登山コースから始まり、 沢のコースへと変わり、ハードな道なき道を進むことになる。 この季節は草が生い茂り、獣道を見つけれたらラッキーと感じるほど、 道がわからない。 よって、GPSかヤマレコの地図のダウンロードは必須。 それほど道に迷うコースである。 そして、沢登りや滝登り。クライミングに近い状況もある。 山のロープを掴み登ったときにロープが切れた。 なので、ロープにも気をつけること。 全体的に、岩場や沢・ダムと水場を歩くようなものなので、 滑る事。滑落に要注意!!! 初心者や単独でのこのコースの入山は避けた方が良い。 |
その他周辺情報 | 登山後は六甲というエリア的に「有馬温泉」一択である。 気軽に足湯が利用できたり、夜まで営業をする温泉もあるので 時間的な安心感もある。 しかし、夕方以降は閉まる商店も多いので気をつけるのが無難。 |
写真
感想
今回のコース。
まるでクラッシック音楽を聴くように、
起承転結がはっきりしていたコースに思える。
スタートは住宅街のバス停から始まる。
少し入ると森の中。
これは六甲という自然に近い立地の素晴らしさである。
とても歩きやすい道に舗装されている。
この石畳はいつの時代に整備されたのだろう。
立派な山道に思えるので、昔はとても重要な道だったのだろうなぁ、
と時代のロマンに浸る。
小川にかかる小さな木の橋を渡るときは北欧でのフィヨルドトレッキングを
思い出すほど、大変歩きやすくのどかだ。
そう、のどかだったのだ。
これが第一楽章の始まりで終わりである。
初めは小さくて優しい始まりなのである
定番のハイキングコースから急に降る脇道がある。
第二楽章の始まりだ。
かろうじて木々に赤いリボンや印がついているので進むことが出来る。
沢におり、川を登るシャケの気持ちになり小川沿いに上流を目指す。
川には11のダムがある。
このダム。。。
壁を越えていかねば次の問題、、、いや、次の道に続かないのである。
徐々に、道か獣道かの区別がつかなくなる。。。
第三楽章が激しく始まった。
道がない。
GPSを信じて突き進む。
地図が指し示す道というものがない。
この季節柄、人の出入りが薄いため草木が生い茂り道を隠しているのだと直感的に思う。
野薔薇の道のような隙間を歩く。
身体中擦り傷だらけだ。
沢の中を歩く。
枝と蔓のトンネルをくぐるが、荷物が引っかかる。
今回は2マンセルなので、相方に荷物を渡し木々のトンネルを土まみれになりながら通り抜ける。
それでも、道がない所だらけで行っては戻りの繰り返しだった。
ただただGPSを信じて進むしかなかった。
数あるダム攻略もどのようにこの壁を乗り越えるかの判断をその都度要求される。
薔薇の道、大きな壁を乗り越える。
まさに人生そのものを考えさせられるコースだ。
第四楽章
人生を考えるよりも、命懸けになっている気がした。
ダムを乗り越えた後、ほぼ崖のような坂を土まみれになりながら、木々を伝って降りる。
「水晶大滝」への到達時は滝の美しさと圧巻さに心をとられたものの、
この滝を登る必要性があり、ドキドキしながら登った。
現在、膝を痛めているので少し心配はあったものの、
少し前にボルタリングで動作確認をしていた経験が活きた。
思った以上に激しいコースが長く続く。
「水晶大滝」を越えた時点で、戻るも進むも同じ大変さは有るため、進むしかない。
終盤は道ではない山の傾斜を歩き続け、六甲の幹線道路の通過地点を目指した。
山中の中、不法投棄のタイヤに遭遇。
不法投棄に腹はたったものの、やっとの人工物の発見に喜んだ。
上を見ると少し空が広い。
しばらくして展望エリアの『極楽茶屋』に到着できた。
エンディングの第五楽章
『極楽茶屋』からは有馬三山『湯槽谷山』『灰形山』『落葉山』を歩く。
すでに予定の2時間遅れでヘロヘロな状態だったが、なんとなくまだ歩く事が出来そうだった。
理由は単純で簡単だ。
こんなに、膝の痛みが残るのに歩けたのは、今までが道という道が無くひたすら感覚的に突き進むしか
なかった分、この有馬三山は普通に道を歩くだけて良かったので気兼ねなく行く事ができた。
とはいえ、体力が低下をしていたのでゆっくり進むことにはなった。
激しい下の階段は流石に膝の負担になり痛みが走った。
19時前にやっと有馬に到着が出来、温泉で身体を綺麗にする事ができた。
と、今回は音楽の楽章で表現をしたが、いろんな事が順序よく体験のできるコースだった。
大変で怖い思いも経験した分、いろんな経験値が上がった気にもなった。
しかしながら、何もかも安全第一にこしたことはない。
これから向かわれる方も無理せず、怪我もせず楽しんで来ていただきたい。
ただ、登山や体力に自信がない方は避けた方が良い。
経験を積んだのちに楽しんでいただけら幸いです。
だって、楽しかったので!
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