中川川水系 モロクボ沢から畦ヶ丸山(大滝沢本谷下降はカット)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 768m
- 下り
- 771m
コースタイム
9:35白石沢キャンプ場跡地奥の入渓点10:00
10:30モロクボ沢大滝
11:20水晶沢出合
13:00苔むす庭園(ここからツメ)13:10
14:05畦ヶ丸山頂14:35
16:20西丹沢自然教室
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新松田駅7:30→西丹沢自然教室8:43 富士急湘南バス http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosen_time/time01_h.html 【帰り】 西丹沢自然教室16:25→新松田駅17:34 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中川川水系白石沢モロクボ沢 遡行グレードは1級。けれど、大滝の巻きはなかなか高度感はある。 シーズン初めの沢としてはちょうどよかったです。 登山届は西丹沢自然教室で提出。入渓点までは初め林道歩き。途中左手の橋を渡って白石沢キャンプ場跡地へ。そのまま車道跡を進みさらに橋を渡ってモロクボ沢の右岸に出る。車道は行き止まりになるけれど、そのまま左岸を進んで橋から2つ目の堰堤を過ぎたあたりで入渓。 【入渓点〜水晶沢出合】 入渓後の堰堤は右岸から巻く。大滝は滝から10mくらい手前の右岸のルンゼから。ホールドはしっかりしているものの、高度感はあるのでロープを出したほうが無難。今回はロープ無しでそのまま通過。ルンゼを登ったら、あとは落ち口まで右にトラバースして沢床へ。その後は全ての滝が登れて大きな危険箇所はなし。 【水晶沢出合〜畦ヶ丸山頂まで】 水晶沢出合以降は前半に比べ少々退屈な感じもするが、小滝とナメが連続する。 苔むした岩が点在する辺りで水流が途絶える。ここまでは水量の多いほうを忠実に辿った。 苔むす谷のところで二俣があり、ここを左へ。沢筋を忠実につめて、次の二俣を右に進み、腐葉土が堆積して足場の脆いガレ場を詰める。これ以上進めなくなったら、左手の支尾根に登って、その後は尾根筋を忠実に辿ると、畦ヶ丸山頂手前30mくらいの登山道に出る。 下山は善六ノタワ経由で西丹沢自然教室バス停へ。 |
写真
感想
5月は日和田山、越沢バットレス、小川山とクライミングまみれで沢初めのきっかけを逃してしまい、結局今シーズンの沢初めは6月第2週。メンバーの1人が5月のクライミングでの怪我からの復帰戦ということもあり、今回は丹沢の「癒し系」モロクボ沢に向かうことに。
新松田から西丹沢自然教室までの長いバスに揺られて、登山届を提出してスタート。青空で天気がよく、絶好の沢日和。用木沢出合まではハイキングの登山客も多かったけれど、ゲートをくぐる頃には誰もいなくなる。
林道からキャンプ場跡への橋を渡って、車道跡を進めるところまでいって、沢床に下りて、いざ入渓。
最初は快適な河原歩き。昨年10月の毒水沢以来の沢の感覚を取り戻しながらゆっくりとスタート。まだ沢に足が慣れないせいか、歩き方もちょっとおっかなびっくりな感じ。特に腰まで浸かって水線際を攻めるなんてときは、ちょっと躊躇してしまったり。
それでもモロクボ大滝につく頃には沢の感覚も取り戻して、今回1番の核心部分へ。
右岸のルンゼの登攀はホールドもしっかりしていて登りやすい。ただ高度感はあるので、ロープを出したほうがよかったかも。ランナーも立ち木からとれそうだったし。
大滝は近づくと風圧を感じて、マイナスイオンたっぷりな感じでした。日差しもまぶしい。
その後は快適できれいなナメとスラブの連続。丹沢にいることを忘れるようなナメの連続に歓喜しながら進み、一番楽しいところの大きな釜のある4m滝へ。水は冷たいけれど果敢に半分泳いで取り付く。できる限り水流の中を進むのが沢登りのときの自分ルールです。
この滝の上の堰堤を越えると水晶沢出合。ここで小休止をとったあとは水流が消えるまでナメとゴーロ帯をひたすら歩いていく。そして苔のついた大岩がたくさんある谷に着いて遡行終了。
ただ、ここからの詰めが大変だった。支尾根に乗り越す途中のルンゼの岩壁は砂岩で脆く崩れやすく、腐葉土で覆われた沢筋は簡単に崩れて、なかなか進めない。竹を掴んでやっとのことで支尾根に乗りあがる。
このあとの藪こぎも含めて、結局詰めに1時間くらいかかってしまった。
畦ヶ丸の山頂に着いてのは14時前になってしまったので、この後予定していた大滝沢本谷の下降はカットして、このまま登山道を下ることに。当初は16時25分のバスは厳しいかなと思っていたけれど、いざ歩いてみたら快調に飛ばして無事にバスに間に合い、充実感を味わいながら新松田駅前で打ち上げを行い、今度こそ小田急線で帰京するのでした。
今回の山行、朝寝坊してしまって新幹線で駆けつけるという慌しいスタートでしたが、始まってみれば天気もよし、沢もよし。充実のシーズン1発目の沢登りになりました。
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