Platthorn・Wisshorn(ツェルマット西部周遊)

- GPS
- 08:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,975m
- 下り
- 1,984m
コースタイム
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
ハイキング@スイス 4日目
今日はツェルマットの西側を攻めてきました。こちらはロープウェイがない上、昨日までの疲労もありなかなかキツかった…
朝食後、綺麗に見えるマッターホルンを横目に8時過ぎにスタート。まずは街並みを抜け、エーデルワイス小屋を目指します。川や崖に沿った急登を過ぎ、300mほど高度を上げたところで小屋着。ツェルマットがよく見渡せました。そこから谷沿いの登山道をのんびり歩くとTriftへ。Zinalrothornなどの名峰や氷河を見渡せる素晴らしい谷でした。
そこから更に登っていくとPlatthorn/Mettelhornに続く登山道に出ます。ここからはマッターホルンやブライトホルンも見え、景色を楽しみながら標高3150mのところにあるPlatthorn直下の分岐まで登ります。特に危険箇所もなく、ただただ体力が要求されるルートです。
問題はこの先です。この分岐からMettelhornとPlatthornの間のコルまでは氷河を水平距離で数百mほど歩かなければなりません。斜度も緩いので例年であればアイゼンが無しで行けるとのことです(スイス人同僚&他の登山者談)。しかし、今回はそうはいきませんでした。今年はかなり氷河が溶けるのが早いらしく、この氷河も例外ではありません。一部を除いてキックステップを切れるような白い雪の部分はなく、氷河の基盤部にあたる氷(?)の層が露出してました(写真の黒っぽい部分)。試しにキックステップを切ろうとしましたが、ガチガチで全く切れませんでした。100mほど滑ると氷河の窪地に落ちてしまうので、リスクも侵さず撤退。他の登山客もアイゼンが無い人は撤退していました。アイゼンを持っている人は少なくとも6-8本爪以上でした。足を置いた感じは多分4本爪の軽アイゼンじゃ心許ないと思いますので、準備は万端で(自戒)
というわけでMettelhornは諦め、分岐から200mで登れるPlatthornへ。他の登山者曰く、景色はMettelhornとほぼ同じらしいです。ツェルマットを囲むあらゆる山々が一篇に見渡せるオススメのピークです。長だるみの後、2750m地点まで降り、東に伸びる登山道からWisshornへ。動物(マーモット?)の糞が大量にあることを除けば、ここも素晴らしい景色を楽しめる良ピークでした。ここからは地獄の1300mの下り。ツェルマットの西部に落ち込む急斜面についた九十九折を降り、2時間ほど後に息絶え絶えでツェルマットに帰りつきました。夜はかの有名なホテル・モンテローザのEdward's Barで締め。ビールも牛肉も五臓六腑に染み渡りました。
これにてツェルマット周辺での登山は終了です。ここまでの4日間、アイゼン・ピッケル・ロープが無くても体力さえあれば完遂できる登山をしてきました。もしマッターホルン付近で本格的なハイキングをすることがあれば、是非この4日間の記録を参考に楽しんでもらえれば幸いです。
YAMAPでも同様の記録を公開してます(一部写真が異なります)
https://yamap.com/activities/19424076
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