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Yamareco

記録ID: 4661736
全員に公開
沢登り
積丹・ニセコ・羊蹄山

余別川遡行~我呂の沢下降

2022年09月07日(水) 〜 2022年09月10日(土)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
20.0km
登り
1,137m
下り
1,042m

コースタイム

1日目
山行
8:15
休憩
3:00
合計
11:15
6:00
15
ゲート手前
6:15
60
新入渓点
7:15
150
ウカマンべ出合
9:45
15
51点
10:00
13:00
255
エコー沢
17:15
122点
2日目
山行
8:30
休憩
1:15
合計
9:45
5:30
135
122点
7:45
75
190点
9:00
75
3mWSF下
10:15
11:30
75
3mWSF上
12:45
150
運命の二股
15:15
お花畑
3日目
山行
6:45
休憩
0:00
合計
6:45
6:00
60
お花畑
7:00
60
850二股
8:00
105
上二股
9:45
135
中二股
12:00
45
下二股
12:45
F1先
4日目
山行
1:15
休憩
0:00
合計
1:15
8:00
30
F1先
8:30
45
我呂出合
9:15
最終人家
天候 7日:温帯低気圧通過後、Hの張り出し、午前中は晴れ、昼過ぎ曇り若干の霧雨
8日~10日:Hの張り出し、終日晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
余別川は林道のゲート100mほど手前に台風の影響と思われる倒木あり。
我呂の沢はゲートまで入れる
コース状況/
危険箇所等
7日:台風により7日未明は暴風の予報だったので過ぎ去る7日朝にデッパ。林道には若干の倒木がありその先に少し不安を感じる。
沢は思ったよりも広く明るい沢。その先が楽しみだ。一つ目の函は少し泳いでへつったりしながら。2つ目の函は歩く。3つ目は右岸へつる。左岸ジャンプとか怖すぎる気がする。4つ目は特に。49点、51点、56点と確認していく。どれも細い沢で拍子抜け。7mFは大きな木の手前から左岸捲き。掴むものはないことはないが、泥付きで登りにくいので細引垂らす。後続ほど大変。ザック運搬で無駄に体力消耗した。その先にも踏み跡あり辿る。下りは笹掴みながら下ろす。エコー沢見て、下の廊下へ。崩壊地があってから函地形に変わる。崩壊はだいぶ落ち着いていて少しずつ元の様子に戻っているような気がする。無駄に濡れすぎないようにへつったりして突破していく。なかなか面白い。最後の段差は左岸水流中かそのすぐ左。MⅡだけ水流中突破してた。えぐすぎ。ここを突破してほっとしてたら曇り始め少し雨がぱらつき皆凍え始める。滑り台Fは320の屈曲手前。中登るとかどうやってやるんだ。右岸に明瞭な巻道。そのあとまた4つの函。ちょっと覚えてないや。122点沢にテンバる。焚き火して寝る。

8日:今日からは圧倒的Hの張り出しにより快適。上の廊下は2つに分かれている。こちらも段差いくつかあり楽しい。若干倒木が目立つ。565はもちろん雪渓ないが、確かに残りやすそうな地形。190点沢から小滝3つ。1つ目は左岸直登だがHヌメり少し厄介。あとは印象に残ってない。30mナメは滑りやすいのでフリクションと笹で登っていく。3mWSFは左岸捲き。手前の1m段差の手前から。草が脆く滑る。ギリギリで登ってザイルをセッティング。プルージックでごぼうにして登る。後は笹の中をトラバって先の二股に降りる。滝の上からザックを吊り上げ。Lのみごぼうで気合いで中突破。確保してる側もなかなかきつい。運命の二股までまた小滝3つ。1つ目は右岸の側壁?直登。HS脆く上部は笹を掴んでフリクションで気合いで登る。全荷フリーだったのでトップはなかなか怖かった。後続は確保して空身。3つ目は二股直前。HS細かかったりして怖い。細引き垂らす。運命の二股は右股は巨岩、左股はナメ。右股取って詰めていく。二股が多数あり、コンパスだけを頼りにして失敗したらだるいのでGPSの手も借りながら確実に真コルに詰めていく。やや南にはそれた。かなり劣悪な笹でだいぶ苦労した。稜線に出た後ものの1,2分下せばお花畑。ブッシュ漕ぎから解放された喜びと余別岳、積丹岳の景色に感動。お花畑は斜度あり滑りやすいが、1箇所テント張れるレベルのスペースあり。6人用テントだからだが、1人用とか2人用ならいくらでもある。乗越を祝って写真撮って棒ラー食って寝る。

9日:ドライバーのこともあり、2日かけて下山すればいいのでのんびり降りる。我呂の沢へは適当に沢型下ろしていけば合流できる。850二股付近はかなり斜度緩くわかりやすい。上二股から先は崩壊している所が続く。足元は粘土質。中二股手前には樋状の滑の段差。人間ブリッジすれば濡れずに突破できるが面倒いから入水した。F3は左岸の流入の直後。流入少し詰めてから微沢地形の巻道を行く。F2は右岸ab。ピンのあるところが狭いし取り付くまでめんどくさい。下二股先、右岸の沢型あたりにF1。右岸CDはできるがもちろんダイブ。2つ目の右への屈曲手前にテンパってくださいと言わんばかりの砂浜快適テンバがあったのでそこで泊まる。人もいないので文明を忘れ布を全て脱ぎお昼寝。

10日:あとは帰るだけ。眠すぎてあまり調子が上がらなかった。淡々と歩いて左岸の流入のあるところの橋から出渓。林道はなかなか荒廃している。途中AACHと書かれた小屋があった。今は管理してないのかな。そもそもここの需要そんなないか。キャンプ場跡地みたいなのもあった。
その他周辺情報 再び余市の鶴亀温泉。そして山行中ずっと無性に食べたかった山岡家へ。温泉の隣にあるのでアクセス快適。
1つ目の函かな。
2022年09月07日 08:03撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 8:03
1つ目の函かな。
2つ目の函途中。左岸から滝となって落ちてる
2022年09月07日 09:07撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 9:07
2つ目の函途中。左岸から滝となって落ちてる
多分3つ目。右岸からへつる。
2022年09月07日 09:19撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 9:19
多分3つ目。右岸からへつる。
熊フン
2022年09月07日 09:53撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 9:53
熊フン
7mF。ここの釜に飛び込んでみたい。
2022年09月07日 10:09撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 10:09
7mF。ここの釜に飛び込んでみたい。
捲き終わり落口左岸から。飛び込み欲をそそらせる
2022年09月07日 10:55撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 10:55
捲き終わり落口左岸から。飛び込み欲をそそらせる
エコー沢にて。カエルくん。
2022年09月07日 11:28撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 11:28
エコー沢にて。カエルくん。
下の廊下手前右岸側に崖
2022年09月07日 12:00撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 12:00
下の廊下手前右岸側に崖
下の廊下が始まる。最初は崩壊のためか地味ー。
2022年09月07日 12:04撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 12:04
下の廊下が始まる。最初は崩壊のためか地味ー。
本来の下の廊下が見えて来る
2022年09月07日 12:26撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 12:26
本来の下の廊下が見えて来る
段差を気合いで突破していく
2022年09月07日 12:32撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 12:32
段差を気合いで突破していく
失敗
2022年09月07日 12:32撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 12:32
失敗
2022年09月07日 14:31撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 14:31
下の廊下後4つ目の函。寒いのでsLは左岸側出来る限りへつり右岸側に飛び込みとりつき右岸をそのままへつりあがり、濡れる時間を最小限にする。
2022年09月07日 15:22撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 15:22
下の廊下後4つ目の函。寒いのでsLは左岸側出来る限りへつり右岸側に飛び込みとりつき右岸をそのままへつりあがり、濡れる時間を最小限にする。
122点沢にて豚キムチとプレモル。ずいぶんと動いたのでビールが体にしみる。
2022年09月07日 17:48撮影 by  iPhone 8, Apple
9/7 17:48
122点沢にて豚キムチとプレモル。ずいぶんと動いたのでビールが体にしみる。
上ノ廊下。右岸から滝が流れ込む。下の廊下程難しい段差はない。
2022年09月08日 06:02撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 6:02
上ノ廊下。右岸から滝が流れ込む。下の廊下程難しい段差はない。
上ノ廊下。
2022年09月08日 06:05撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 6:05
上ノ廊下。
2022年09月08日 06:05撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 6:05
上ノ廊下後半部分。
2022年09月08日 06:24撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 6:24
上ノ廊下後半部分。
お花畑にて。日本海が見える。
2022年09月08日 15:29撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 15:29
お花畑にて。日本海が見える。
余別岳が見える。
2022年09月08日 15:29撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 15:29
余別岳が見える。
ザックが溜まっているところにテンバる。一張りが限界。
2022年09月08日 15:29撮影 by  iPhone 8, Apple
1
9/8 15:29
ザックが溜まっているところにテンバる。一張りが限界。
2022年09月08日 16:04撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 16:04
ペミと昨日の回鍋肉。
2022年09月08日 18:36撮影 by  iPhone 8, Apple
9/8 18:36
ペミと昨日の回鍋肉。
多分中二股手前の樋状滑。
2022年09月09日 10:53撮影 by  iPhone 8, Apple
9/9 10:53
多分中二股手前の樋状滑。
F33段目上から。左岸へつれると言われているが、なんかむずそう。WSになっていいなら行ける。
2022年09月09日 11:15撮影 by  iPhone 8, Apple
1
9/9 11:15
F33段目上から。左岸へつれると言われているが、なんかむずそう。WSになっていいなら行ける。
F31段目。
2022年09月09日 11:51撮影 by  iPhone 8, Apple
9/9 11:51
F31段目。
F3
2022年09月09日 11:52撮影 by  iPhone 8, Apple
9/9 11:52
F3
F2。右岸側からab。ab開始点まで脆い2,3mの段差が怖い。開始点も狭く溜まれない。一人ずつ降りていく。滝寄りは釜になっているので、より右岸側のbush中を降りる。
2022年09月09日 12:31撮影 by  iPhone 8, Apple
9/9 12:31
F2。右岸側からab。ab開始点まで脆い2,3mの段差が怖い。開始点も狭く溜まれない。一人ずつ降りていく。滝寄りは釜になっているので、より右岸側のbush中を降りる。
下二股の流入。ここは釜になっているが、左岸側のバンド状に乗れば泳がずに突破できる。
2022年09月09日 13:17撮影 by  iPhone 8, Apple
9/9 13:17
下二股の流入。ここは釜になっているが、左岸側のバンド状に乗れば泳がずに突破できる。
3夜目は快適なテンバで焚火。
2022年09月09日 18:25撮影 by  iPhone 8, Apple
9/9 18:25
3夜目は快適なテンバで焚火。
AACHと書かれた小屋。なんかのアジトじゃねとか冗談を飛ばす。
2022年09月10日 09:58撮影 by  iPhone 8, Apple
1
9/10 9:58
AACHと書かれた小屋。なんかのアジトじゃねとか冗談を飛ばす。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ 長袖インナー ズボン 雨具 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト ナイフ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング ハンマーバイル
共同装備
ポール テント ライター

感想

メンツの予期せぬアクシデントや台風接近など数々の災難を経てようやくpre2へ。台風一過のためかしっかりと晴れ沢日和に。ここまで泳ぐ沢は初めてだったので若干の戸惑いはあったが、すぐに慣れた。下の廊下の段差や小滝など、どれも登りごたえがあり、なかなか面白い。余別川はやはり少しでも増水したら遡行は難しくなるだろうなと感じた。下の廊下はもとより、下流部でも広い函地形なども怖いだろう。
恐らくこの沢を詰めあがって我呂の沢に乗越す人などワンゲル以外にそうそう存在しないだろうから、詰めあがりのbush漕ぎはきつい。もっと人が通って踏み跡がついてほしい。我呂の沢は巨岩多く、函地形もまあまああるので面白い。源頭部分はbush薄くそんなにしんどくはない。見ごたえのある滝も多い。巨岩は登るとなるとまあまあ難しいかも。

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