シンセン沢敗退

2022年09月10日(土) [日帰り]

• GPS: 10:25
• 距離: 7.8km
• 登り: 1,132m
• 下り: 755m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:35
• 休憩: 5:58
• 合計: 12:33

5:27 谷川岳山岳資料館
5:32 5:32 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
5:38 5:38 西黒尾根登山口
5:57 5:57 巌剛新道登山口
8:48 14:28 シンセンのコル
17:18 17:18 巌剛新道登山口
17:37 17:39 西黒尾根登山口
17:42 17:53 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
17:53 17:57 谷川岳山岳資料館
17:59 17:59 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
17:59 18:00 谷川岳インフォメーションセンター
18:00 18:00 新道入口１
18:00 18:00 白毛門登山口駐車場
18:00 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白毛門登山口駐車場

コース状況／危険箇所等

厳剛新道からマチガ沢への下降は濡れた草付のため注意。シンセン沢は全体的に濡れており草付のため中間支点はハーケンで構築する必要がある。

写真

9/10 5:55

マチガ沢と東尾根が見える

マチガ沢へはこちらから入る

9/10 6:35

マチガ沢はナメ滝が続く

ナメ滝が続く

9/10 7:09

シンセン沢への分岐するスラブ。濡れていたが難しくはない。

9/10 7:33

9/10 7:48

シンセン沢への入り口。

最初は細い

細い沢を抜けると開ける

シンセン沢上部の草付を登る。この時点で左に行っておけばよかった

ここらへんで左に行くとは困難になっていた

無理やりリードして細い木で下降用の視点を作る。

撤退を決めたら晴れだした

ヘリが旋回している。手を振ってはいけないことを学んだ。

3回目くらいの下降

5回目くらい？ダブルで来なかったことを後悔した。

9/10 15:00

最後の懸垂下降を終えたところ。無事でなにより

9/10 16:14

シンセン沢への分岐するスラブを下降。あとは厳剛新道を下るだけ。

帰宅後の考察2
おそらくこんな感じであろう。
次は間違えない！

帰宅後の考察1
ヤマレコにこんな機能があったとは…
東尾根まであと少しだったことがわかる

撮影機器：

Redmi Note 9S 64GB SIMフリー Xiaomi

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 ツェルト ナイフ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード カム アッセンダー

感想

くま

谷川という山域自体今回が初であった。烏帽子岩奥壁南稜も検討したが最初はピークに立ちたいと思いシンセン沢左俣からの東尾根を計画した。
トポをみる限り谷川の中では比較的初級のアルパインである。
タイトル通り敗退したわけだが…。メンバーのけがもなく、日があるうちに下山出来たため、撤退としては上出来だとは思うが、備忘録的に原因を検討したい。
個人的には以下と考えられる。
1．下調べ不足
2．ハーケン未所持（そもそも打ち方しらない）
3．シングルロープで臨んた
1についてはトポに1級と記載されており、ヤマレコの過去の記録をみる限りでも難しい要素を感じることができなかったため「行けるだろう」と高をくくっていた。より谷川という山域について、マチガ沢、シンセン沢について情報収取を実施すべきであった。
2については今までの経験からカムを携帯しておけば支点がとれると想定していたがクラックが全くなくただの重りになってしまった。また、ピナクルや立木もなくリードしようにも支点がとれなかった。シンセンのコルまでのあと100mと切ったところで撤退を決めた一番の原因はここである。考えてみれば雪崩多発地帯で地形が磨かれてしまっていることは容易に想像できたと思う。
3については過去の記録からシングルロープで十分と判断した。しかしこれにより撤退時の懸垂下降の回数が倍増し、下山の時間が遅れてしまった。アルパインであればやはりダブルロープでの臨むべきであった。