暖かい登山者に助けられた高妻山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 13:46
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 15:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下の岩場、岩の隙間に左足を滑らし転倒、捻挫しました |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2か月ぶりの登山で高妻山に出かけました。私にとって百名山75座目であり、ある意味本当の節目になった山行になりました。日帰り登山のつもりが、山頂近くで捻挫をして、避難小屋に一泊し、色々な人たちに助けて頂き、無事下山することができました。最後まで付き添って頂いた二人の登山者の方、途中声かけやテーピングやお薬を頂きいた方、キャンプ場の方にお知らせ頂き、何度も携帯てご連絡頂いた方、山岳救助隊の方への感謝と謝罪、反省を込めて記載します。
高妻山山頂には、11時半前に到着し、眺望が望めないので、昼食を食べて下山し始めました。山頂近くの岩場通過中に、足元が滑り左足が岩と岩の間に挟まり、捻挫してしまいました。しかし、なんとかストックを突きながら歩いていると、色々な登山者の方が声掛けてくれ、テーピングしてくれたり、傷み止めの薬をくれたりして、なんとか歩みが、遅いながらも下山して行きました。だんだん遅くなり、登山者が少なくなって心細くなってきた頃、声かけしてくれたKさんに携帯番号と免許証の写真を託し、その後から励ましと私の状況を戸隠キャンプ場の事務所の方に連絡してくれました。その後、山岳救助隊の方より連絡を頂きました。そのことが、事態を最悪な状況から救うきっかけになりました。
五蔵山からルートを間違えて一不動方向へ降りてしまい、辺りが暗くなってきた頃、冷清水でメガネを落としてしまい、ここでビバークするか山岳救助隊の方と携帯で相談した結果、避難小屋まで登り返すように強く勧められたため、コースタイム10分の所、40分くらい掛かって避難小屋に這うようにして辿り着きました。ありったけの衣類とエマージェンシー・シート被って寝ましたが、寒くて何度も目が覚めました。このような場合、バーナーがあったら、どんなに良かったかと思いました。
4時半頃起きだし、カロリーメイトで朝食を食べて、出発の準備して5時過ぎに出発。途中、岩の間を突いた時にストックが折れ、木の枝をストックがわりに下山をしていると冷清水に登山者の方々から声を掛けて頂きました。話しているうちにこの先は、鎖場や沢沿いが足場が不安定で、危険だから下まで付き添ってくださるとご提案されました。私自身、すっかり恐縮してしまい、こんな自分がせっかくのお仲間同士の登山を邪魔してしまっていいのか?と思いましたが、ご提案くださった方々の意思は固く、後ろめたを感じながらお言葉に甘えることにしました。また、なんとこの方々が、偶然メガネを拾ってくれた事も本当に幸運で、運命の出会いだったかもしれません。
お二方のサポートを得ながら、途中の難所を超え、無事下山できました。途中、テーピングをし直してもらったり、塩飴やビタインゼリーを頂いたたり、最後に登山口まで車で迎えに来て頂いたりして、すっかりお世話になりました。下山途中の優しい声掛けや何気ない気遣いなど、大変ありがたかったです。今思い出すと涙が出てきます。下山後、お世話なった方々に無事の連絡、お礼をしました。特に色々ご心配頂いたKさんには、大変感謝致しております。
今回、登山においてこのような事態は、誰にでも起こりうるものであるものの、この経験は全く予期していませんでした。振り返ると、捻挫直後は、驚きと傷みで一杯でしたが、その後はなんとか下山することばかり考えていました。しかし、一旦冷静になり、本当に今日中に下山できるのか?下山できない場合どうしたら良いか?を考えて行動すべきでした。Kさんからビバークも考えるように言われてましたが、その時は下山以外ないと思ってました。結果的に、下山をルートを間違えて、ビバークを決めた時に避難小屋が近くにあったことは、偶然であり、幸運でした。捻挫は治りますが、命はもどりません。このようなことがあっても登山は、続けていこうと思います。もし、自分のように困った人を見かけたら、今度は、自分のできる範囲でお手伝いできたらと思いました。今回は、登山者の思いやりと優しさに触れることができた感謝で一杯の山行でした。
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