黒薙川北又谷 黒岩沢出合より上流


- GPS
- 56:36
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 2,693m
- 下り
- 2,722m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 9:42
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:49
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
そこから中俣新道登山口まで林道をMTB |
コース状況/ 危険箇所等 |
飛水峡林道落石で通行止め 高浪の池経由で迂回 小滝川沿い林道は中俣新道まで崩落なしでクリア 工事車両あり 中俣新道は藪だらけ 黒岩沢は滑りやすい |
写真
感想
中俣新道から入り、黒岩山山頂から黒薙川の北又谷上流に下り、釣りしながら遡行して源頭から犬ヶ岳へ出て周回して帰ってくるルートを考えていた。丸4日あればと思っていたが、3.5日しか取れず、何の下調べもなく入山して中俣新道の登りで激藪に襲われハード過ぎて、最終日ギリギリになると判断し、このときすでに北又谷で中日にのんびり釣りしてピストンで帰ってくる安全策に切り替えた。
黒岩山山頂はガスで視界がなく、下り口はどこも藪で簡単ではなく思っていたルートはやめて、山頂を越えて少し下ったところから藪に突入。しばらく藪を下ったら水の音が聞こえてきた。雨の後だったので水の流れが多かったのだろう、黒部の一滴に歓喜。水を殆ど持ってきてなかったので、登りで熱中症になりかけてた体に保水し生き返った。またしばらく藪の沢跡を辿ったらいくつか支流が合流し流れが復活し、いつの間にか立派な小沢に。暫くで足元にイワナが走りまたも歓喜。これで爆釣確定だろう。
滑りやすい沢なので沢靴に履き替えようとしたら片方どっかで落としてきた。詰めが甘い。仕方なく片方だけ履き替えて下ったたが滑りまくりで危なすぎる。結構な急勾配なのでここでミスったらやばい。神経をすり減らしてなんとか北又谷まで出合った。
幕場を探しながら竿出して北又谷を遡行していくと、暫くして大滝が。帰ってから調べたらサルガ滝というらしい。これまでの中で最も美しい滝だった。ここで4尾確保して、良い幕場が見つからなかったので、黒岩沢の出合いまで戻り幕営す。
この日は十五夜、中秋の名月。曇っていた空が割れ、お月さまが。昼のように明るい夜だった。
暑い夜で寝袋に入っていられず、夜通し蚊の大群に悩まされた。
2日目は幕場に荷物を残し、身軽に遡行した。なんと素晴らしい渓だろうか。溜まりに踏み入れるとイワナを踏みそうになるほど魚影が濃い。5寸、6寸の小型もいれば、良型も釣れる。豊かな証拠だろう。サルガ滝で尺が出て感謝の念がMAXに。人生の宝物を得た。
サルガ滝は簡単に巻けて、上流へ。難しいところは一つもなく、吹沢谷へ入って地図で見るよりかなり穏やかな谷で奥の二股まで来て引き返そうと思ったらそこに熊!30m先を上流に向かって優雅に歩いている。こちらには気付いていないようで良かった、すぐに身を隠し、もう一度岩陰からそっと覗いてやっぱり居る、観察していたい気持ちよりも恐ろしい気持ちが勝って踵を返して立ち去った。大急ぎで本流に戻り、さらに少し遡行。滝が出てそこで終了。尺も計5本出て大満足。最大33cm程でもっと巨大魚もどこかにいただろうが十分です。ありがとう。
カラカラに枯らしたイワナを飼犬の土産に持って帰ってやろう。
3日目は黒岩沢で少し竿を出し、昼前に黒岩山に戻った。この日は晴れていて、山頂から北又谷へ降りるルートが確認できた。黒岩平のお花畑から簡単に降りれそうなルートがありおそらくそっちが正解だった。次回はそっちから、ともう来ることはないと思う。中俣新道の藪が辛すぎる。帰りはお花畑の溝で足首をおもいっきり捻挫し、悲壮感の中アドレナリンの効果だけで下りきった。
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