軍荼利山長尾尾根から草木尾根 〜濃霧のバリルート〜

2022年09月15日(木) [日帰り]

• GPS: 06:07
• 距離: 9.6km
• 登り: 947m
• 下り: 955m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:31
• 合計: 6:06

距離 9.6km 登り 952m 下り 973m

8:01 南郷バス停
9:50 10:00 844m峰
10:44 10:51 軍荼利山
11:01 11:03 熊倉山
11:15 軍荼利山
11:21 軍刀利神社元社
11:40 三国山
11:44 生藤山
11:48 11:49 丸山
12:02 12:08 茅丸
12:26 12:31 連行峰
14:07 和田バス停

天候

小雨、濃霧

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き　JR武蔵五日市駅から南郷バス停(スタート)
帰り　和田バス停(ゴール)からJR藤野駅

コース状況／危険箇所等

軍荼利山長尾尾根、草木尾根はバリルートです。しかも、濃霧が立ちこめ、慎重なルートファインディグが求められました。
【軍荼利山長尾尾根】
この尾根は、軍荼利山から北に延び、矢沢と熊倉沢の合流点に没する尾根ですが、取り付きに難儀しました。尾根末端から取り付く予定でしたが、落合橋前後から沢に降りることができず、わずかに矢沢林道を進んだ地点から矢沢に降りようとしました。ただ水嵩が増しており、この時点で尾根末端の取り付きは諦めました。
そこで熊倉林道をしばらく進み、何とか対岸に渡ることのできる場所があり、そこからかすかな踏み跡をたどりました。
【草木尾根】
濃霧のなかのバリルートの下りになりました。特に冒頭は、広がりのある地形の急下降であり、慎重な地図読みが求められます。後半で山道を横切りましたが、直進ではなく、山道を左にたどるのが正解のようです。

写真

9/15 8:04

南郷バス停で降り、矢沢林道に入ります。

9/15 8:11

車両通行止めがあります。暗い林道歩きです。

9/15 8:15

矢沢と熊倉沢の合流点ですが、矢沢林道は落合橋を過ぎて直進、熊倉林道は右に分かれます。

9/15 8:20

長尾尾根の末端はこの合流点から身を起こし、対岸に踏み跡のようなものも確認できました。沢への下降点は見つかりましたが、水量が増しており、対岸に容易に渡ることができません。

9/15 8:28

そこで熊倉林道をしばらく進み、何とか対岸に渡ることのできる場所がありました。

9/15 8:31

うすい踏み跡をたどり、ぐんぐん登っていきます。

9/15 8:44

勾配が緩んだ所で、ひとまず足を止めて小休止です。

9/15 9:02

写真は標高550m付近ですが、かなり歩きやすくなりました。

9/15 9:15

鳥のさえずりも聞こえ、天気の回復を期待しました。

9/15 9:17

でも期待外れのようで、小雨は止みそうで止みません。コナラなどの自然林が優勢になり、気分は少しばかり晴れやかになりました。

9/15 9:24

尾根が南に向かう所に「自然環境保全地域特別地区」の表示がありました。

9/15 9:44

霧は濃くなり、視界は10m程度になりました。雲のなかにいる実感です。

9/15 10:08

巨木が墨絵のように浮かび、すべてが濃い霧に沈んでいます。

9/15 10:21

所々で「南郷共益会所有地」のプレートが目に入ります。

9/15 10:34

霧は「緑淡」を演出してくれます。

9/15 10:38

笹尾根の軍荼利山に飛び出しました。笹尾根をいったん西に進んで熊倉山を踏み、そのあと生藤山方面に向かいました。

9/15 11:01

【熊倉山】

9/15 11:21

【軍刀利神社跡】

9/15 11:38

【三国山】

9/15 12:03

【茅丸】

9/15 12:27

【連行山】

9/15 12:48

草木尾根に入りますが、冒頭は地図読みの真価が問われます。

9/15 13:03

所々に「水源の森林」のポールを見ました。

9/15 13:07

あいかわらず霧は晴れませんが、見方を変えれば、「清々しい風情」と言えなくもないです。

9/15 13:47

山道が横切りましたが、ここは山道を左にたどるのが正しいルートのようです。

9/15 13:54

木祠を見たあと、お墓の脇を過ぎて道路に出ました。

【道ばたで出会った花】
シモバシラ（霜柱)

【道ばたで出会った花】
キバナアキギリ（黄花秋桐)

【道ばたで出会った花】
カシワバハグマ（柏葉白熊)

【道ばたで出会った花】
ノハラアザミ（野原薊)

【道ばたで出会った花】
ヤマハギ (山萩)

撮影機器：

SO-01L Sony

感想

OLTA

久しぶりにバリエーションルートに挑戦しました。晴れの予報でしたが、終日、細かな雨や濃霧という天気でした。
長尾尾根と草木尾根ではルートファインディングに慎重を期しました。特に最初の長尾尾根の取り付きに手間取り、出鼻をくじかれた感がありました。沢の水嵩が増していたのが想定外でした。
ただよう霧が、すべてをほの白く染め上げ、振り返ってみますと「清々しさ」が印象的な一日となりました。