守門川アバラシ沢

2022年09月19日(月) [日帰り]

• GPS: 02:28
• 距離: 2.2km
• 登り: 97m
• 下り: 95m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:28

距離 2.2km 登り 97m 下り 95m

10:17 スタート地点
12:45 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

『吉ヶ平フィッシングパーク』に向かう県道183号線、途中の1台停められるスペースに駐車。通常は『吉ヶ平フィッシングパーク』の駐車場(登山者用なのかどうか不明ですが、フィッシングパーク利用者とは別の広いスペースに停められるはず)に停めた方がトラブルはないと思います。
入渓点を考えれば吉ヶ平まで行くと20分くらいは歩くことになりそう。
この周辺はヒルいませんでした。

コース状況／危険箇所等

今回遡行の範囲では沢登り的には難しい滝もありません。
但しヌメはあるのでそこは注意が必要です。

写真

(ka)今日はここから！

どうも！カスティーナです！
今日はねー、ノーヘル、ハーネスなしの沢歩きの予定。

米子沢後遺症に加えて、どうやら腕を痛めてしまいロープを出すような沢に行くのはちょっと……

(S)前半三連休最後の日、思い悩んできてみました、守門川アバラシ沢。思い悩んだのは、カスティーナさんの腕のため…

9/19 10:19

(S)魚を釣るつもりもありませんし、あまり仰々しい看板から入渓するのは何か釈然としない感じはしますが…。

(ka)ニイガタってこういうのは割と強めに案内出てるよね。
「山菜採り禁止」だとか。

(S)まぁ空身で帰って来れば問題なかろうよ。

(ka)ま、散歩だからね。

これ、ずいぶんちっちゃいけどオトコエシかな？

(S)入渓地点から下るととりあえずは守門川。

(ka)なかなかの急傾斜。
濡れてたらずるずるしそうよ！

(S)泥壁の女王がなにをおっしゃいますの。

9/19 10:25

(S)守門川に出て少し水流を歩き、その後広くなった河川敷を下ります。

(ka)見よ！このハイカー然とした姿を！

アバラシ沢の記録は少ないのだけども、どうもかなりのゆる沢。
行けるとこまで行ってみよー(*´∀｀*)

(S)時間に煽られることなく登れる沢というのもまた、いいものですね。

9/19 10:28

(S)流れに沿って曲る河川敷を歩けば、やがて左にアバラシ沢の合流点が見えてきます。藪が発達していると見逃す可能性があります。

(ka)そのまま右へ守門川を下降していくと堰堤があったみたい。

9/19 10:29

(S)アバラシ沢の合流点から少し遡ったところ。
良い雰囲気！

(ka)すごいね、とたんに沢の様相。

(S)ヌメりは多少ありますが、総じて快適な遡行になりそう。

(ka)そうは言っても、着いてくのに精一杯( *´ω`* )

9/19 10:30

(S)カメバヒキオコシだっけか。なんだかケマンとかに似ている。

(ka)ほんとね。
ケマンはケシ科のスプリング・エフェメラル。ヒキオコシはシソ科。

9/19 10:33

(S)今日はゆるゆるなので、表情も明るいカスティーナさんでござる。

(ka)うっきうきの水際ハイク！

9/19 10:34

(S)これはキュウリグサの白バージョン？

(ka)さすがに時期と植生はキュウリグサじゃないだろうなと調べてみたら「ミズタビラコ」みたいだね。

どちらにせよこのムラサキ科の花は激カワ(,,>᎑<,,)♡

9/19 10:35

(S)日本庭園っぽい！と2人で喜んだ場所だけど、写真を確認したらただの藪沢であったの図。

(ka)めちゃくちゃ日本庭園っぽかったんだけどなあ。

どう撮影したら見たときのイメージ通りに写るんだろ。

(S)写真は奥が深いということですねぇ。

9/19 10:36

(S)ものすごい大株で見事でしたね！

(ka)こんな大きなダイモンジソウ、あるんだねー(⁎˃ᴗ˂⁎)♡⤴︎⤴︎

9/19 10:38

(S)陽があまり当たらないところは苔むした神秘的な雰囲気。

(ka)これぞロックガーデン♡

9/19 10:38

(S)特筆するような滝は出てこないけど、沢を遡上してる感は十分に感じて進みます。

(ka)いいのよ、今日はノーガチャなんだから( ^ω^ )

9/19 10:39

(S)とにかく水はきれい。なにかの要因ですごくブルー。

(ka)うまく伝わらないなー。

9/19 10:40

(S)こんなふうに。

(ka)会社の若い子に見せたら「めっちゃインスタ映えですねっ！」って言われたけど……よい子のインスタグラマーさんたちは気軽に入ってこない方がいいぞ！

一応、沢だからね(´ー｀*)

9/19 10:44

(S)光の加減だとかそういう要因ではなく、沈殿した砂泥そのものが青い。不思議な感じがします。

(ka)そうなの！砂が青い！

9/19 10:46

(S)40cmくらいある大イワナが悠々と泳いでいたのがここだっけ？

(ka)ここで正解よ。
とんでもない大きさで悠々と泳いでたね。

9/19 10:50

(S)腕を痛めているカスティーナさんは少し悩んだ小滝。

(ka)ここでやめとく？ってSMセンセイに問いかけられた。

まだ歩き出して間もないのにそんなのがまんできない！

9/19 11:00

(S)突破するとしばらくは平和に歩いていけた。

(ka)ふいー。やっぱカラダの一部が痛いとたいへんよねε-(•́ω•̀ )

9/19 11:08

(S)沢床が青く、そこを踏めばぬーっと足首くらいまで沈む砂泥。しかし見た目はとても美しい！

(ka)セメント沼かと思うような箇所もあって、そりゃもう大騒ぎ( ꒪ͧд꒪ͧ)

9/19 11:09

(S)時折水流から離れて登ったり。

(ka)でも楽しくってたまらないヾ(´∀`♡)ノ♬

9/19 11:15

(S)シシウドっぽい花を撮ってみたりしながら。

(ka)この沢、お花たくさーん！

9/19 11:16

(S)沢水は極めて透明度が高いのだ。

(ka)これまでやった沢の中ではここがいちばん神秘的だなあ(人´∀`♡)

9/19 11:24

(S)やがて左岸にこんな崩壊地が見えてくる。ここでは一部青く見えるところもあるけど…

(ka)丹沢の沢レコでよく見た「青ザレ」ってやつ？

9/19 11:25

(S)この砂泥が青く見せている要因のようですが、写真に撮るとなぜか青く映らない！

(ka)あちゃー(ノ∀`)

ほんと、びっくりするほど青かったのにね！

9/19 11:30

(S)大きめのゴーロがほとんどで、それがヌメっているから油断出来ないね。

(ka)ちょっとずつ慣れてきた気もするけど、何度かバランス崩したね。

9/19 11:31

(S)熱帯の沢を遡行しているかのようなところもある。

(ka)水も冷たすぎず、気持ちいい♡

9/19 11:34

(S)ここまで来て、ハテどうしましょう。藪沢になってしまった感じ。巻いていこうにも右も左も堆積物が溜まっていたり、蜜藪で行きたくない雰囲気。
装備も貧弱だし無理して登る理由も全くないので、ここで引き返すことにしました。

(ka)ノーガチャ、ノーハーネス、ノーヘルですし。

9/19 11:45

(S)下る途中にまた撮ってみたら、これはそこそこ青っぽく写っていた(´ω｀)

(ka)けっこう青いけど、実物はもっとずっと青いのです。

9/19 11:46

(S)キツリフネは少なく、普通のツリフネソウは山ほど咲いていたかな。

(ka)そうね、もう撮る暇もないくらいツリフネソウまみれっ！

9/19 12:15

(S)陽が当たるとより青が浮かび上がります。

(ka)足場が良ければ何時間でも眺めていたい(ღˇᴗˇ)。o♡

(S)ここも実際は写真よりもずっと青いんだけどなぁ。

(ka)だよね。悔しいなあ。

(S)とにかく沢水の透明度・青い沢床がとてもきれいな沢でした。

(ka)ここの雰囲気がほんとにすばらしくて何度も振り返る。

9/19 12:26

(S)台風？そんなのなんの影響もないよ！って三連休でした。

(ka)これもニイガタパワー？

9/19 12:29

(S)沢筋に咲いていたアカバナ。

(ka)まんなかにお餅が付いてる！

9/19 12:32

(S)ニガナの一種なのでしょう。

(ka)この手の花も死ぬほど同じような花があるからなあ(*´-`)

ニガナ……
オニタビラコ……
ヤクシソウ……

9/19 12:34

(S)イヌタデの花が開いたところを撮影するなんて初めてである！

(ka)おほっヾ(*´∀｀*)ノ
こいつはすごいぞ！

9/19 12:40

(ka)橋が見えてきた。脱渓。

9/19 12:40

(S)さらに遡上すれば滝もあるらしいけど、これはこれできれいな沢を満喫し、満足して脱渓。

(ka)ここはさ、また来ないとだね。

9/19 12:41

(ka)上がり切るとススキがいっぱい！

9/19 12:44

(S)道中咲いていた花シリーズ：これはなんだろ。

(ka)ハギなんだろうけど……

(S)今ごろのギボウシはイワギボウシなのかな？

(ka)と、思うよ。
それにしたって、こんな真っ白の子もいるんだね！

(S)気持ちよさそうにもりもり咲いていたキバナアキギリ。

(ka)わたしの大好きな子♡
この紫のお髭を見ると秋だなあ、と思うのです。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone XS Apple

感想

SM100C

腕の筋肉なのか、痛めてイマイチ不安のあるカスティーナさんだが、それでも本人は沢に行きたくて仕方がない様子。
手を使わないで済みそうな沢を自ら提案してきたので、アバラシ沢に行くことにした。

なるほどほとんど手は使わないし、めぼしい滝も今回の範囲ではなかったが、ヌメリはあって少し気掛かりではあった。
が、特にトラブルもなく、無理せず何の心残りもなく下って来れたのでとてもよかったと思う。

部分的に青が際立つ美しい沢。
水質や陽の入り方でもそう見える沢はあるのだろうが、ここは家から1時間前後で着き、また気軽に来れる距離にあるので、時期を見てまた条件の違う時に来てみたいと思わせる沢だった。

痛めた腕を悲しそうに見つめる彼女、最もいい時期に腕の痛みと天気の巡り合わせで行きたいところに行けないでいる。
同じような山をやる人間として、見ていて切ないものがあるが、いろんな意味で、ここで無理させるわけにはいかないのである。

kastin52

青い沢のアバラシ沢。
その青さは想像を超えていて。

その青さはいかにも脆そうな青い泥壁のためだと思う。

こんな青い泥、見たこともなくて帰宅してから調べてみるとそれはどうも蛇紋岩のようだ。

こんなふうに地質について調べたことは初めてのことだった。

思えば串田孫一もハードな登攀を退いてから、石ころ集めをしていた様子が窺える。

いやきっと、第一線で活躍していた頃も、もしかしたら岩質を見極めることでその岩壁の弱点を探ったり、未踏ルートの開拓をしたりしたのかもしれない。

腕を傷めた。
岩も沢も心許ない。
それでも沢に行きたいわたしは、こんなゆる沢で核心部に到達することもできない。

だけども山はその深い懐で、わたしにまた山の楽しさを教えてくれた。

コメント

桃奈々

岩魚、釣りて〜(*'▽')
今年、未だ一回もルアー投げていません(ﾉД`)ｼｸｼｸ

SM100C

おはようございます(´_`)
今回目撃した大イワナは刺身サイズでした…いつでも出来ると思っていた沢のイワナ刺身、なかなか出来ませんね。
はやいとこ調子を戻して刺身釣りに行きましょうo(´ω`o)

kastin52

桃奈々師匠、こんばんは！
ルアー投げるどころか、復帰したと思ったらとんでもない沢遊びじゃないですかー！

あの沢ね、ハイカー時代、いっつも下から眺めて「行ってみたいなー」って思ってたの。
行かなくて良かったー｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

てか、越沢バットレス、上から見学しに行っとけばよかったなー。

そろそろみんなで行きたいねー、変な岩。

桃奈々

kastin52さん
こっちの記録にコメントしてよ〜(ﾉД`)ｼｸｼｸ
コメント、拍手、少なくて・・・

kastin52

桃さんのレコにコメントいれとくー！

サラホ

SMさん、kastin52さんこんばんは♪
20年位前まではそこらへんで釣りしてました！
そんなに釣れなかったな…。
何度かブヨの大群に襲われて逃げ帰った記憶が強いです。

久しぶりに釣りでもしたくなりました♪
物置の竿探そう！
あ…でも、もう禁漁でした…。

SM100C

salad-hopeさんおはようございます。

以前は渓流釣りされたましたか！
海釣りと較べるととても難しいので心折れがちですが、沢の愉しみはそれだけじゃないので、ウデが悪いのはあまり気にしないことにしています(´_`;)

大きなイワナが悠々と泳いでいるのを見るのだけでも癒されますねぇ。

kastin52

salad-hopeさん、おはようございます。

原信のおやつコーナーで「サラダホープ」を見かけるたび、salad-hopeさんのことを思い出し、ヤマレコでsalad-hopeさんを見かけるたび、「サラダホープ」のことを思い出すカスティーナです！

アバラシ沢、いい沢でした。
でもたしかに、虫はたくさん出そうな雰囲気ですね。

どなたかのレコで「メジロ（アブ）いるところにイワナあり」との名言を読みました。

ブヨじゃだめなのかな……

ちなみに未だ「サラダホープ」を食べていないニイガタ県民失格なわたくしですが、今後ともよしなに。