ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4742006
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

尾瀬いいとこ撮り〜孤高のアヤメ平と尾瀬沼一周

2022年09月30日(金) 〜 2022年10月01日(土)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:33
距離
31.3km
登り
916m
下り
1,501m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:38
休憩
0:22
合計
5:00
10:41
60
11:41
11:43
35
12:18
12:18
29
12:47
12:47
12
12:59
13:13
10
13:23
13:23
4
13:32
13:36
11
13:47
13:48
14
14:02
14:02
8
14:10
14:10
11
14:21
14:21
10
14:31
14:32
16
14:48
14:48
27
15:15
15:15
26
2日目
山行
4:50
休憩
0:33
合計
5:23
9:16
13
9:29
9:29
10
9:39
9:40
34
10:14
10:14
17
10:31
10:32
2
10:34
10:36
42
11:18
11:18
37
11:55
12:19
36
12:55
12:56
11
13:07
13:07
5
13:17
13:17
29
13:46
13:47
1
13:48
13:48
14
14:02
14:02
20
14:22
14:23
7
14:30
14:30
9
天候 2日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
・戸倉(1日目)及び大清水(2日目)〜沼田駅間 路線バス
・戸倉〜鳩待峠(往路のみ)及び大清水〜一ノ瀬(往復) シャトルバス
コース状況/
危険箇所等
・危険個所なし 整備は良好 ルート明確 迷う個所は皆無 全域にわたってほとんどが木道が設置されている。
・強いて言えば、木道のごくわずかの部分が破損しており、注意が必要。ほぼすべての木道は乾いていたが、三平峠〜尾瀬沼の古い木道のみ乾いておらず下りで滑りやすかった。なお、各所で次々に木道の更新が行われている。
その他周辺情報 ★片品温泉宿に宿泊した「日帰り×2」である。
●1日目は片品温泉(土出)の温泉旅館泊 アルカリ性単純温泉
●2日目の下山後は、鎌田の日帰り温泉「寄居山温泉ほっこりの湯」 アルカリ性単純温泉
鳩待峠休憩所。アヤメ平への登山口はこの裏にある。金曜日だが良い天気とあってシャトルバスが次々に到着する。
2022年09月30日 10:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 10:39
鳩待峠休憩所。アヤメ平への登山口はこの裏にある。金曜日だが良い天気とあってシャトルバスが次々に到着する。
アヤメ平への登山口。ほとんど誰もこちらには来ない。
2022年09月30日 10:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 10:41
アヤメ平への登山口。ほとんど誰もこちらには来ない。
早速、ブナの黄葉のお出迎えだ。
2022年09月30日 10:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 10:45
早速、ブナの黄葉のお出迎えだ。
ナナカマドの赤い実も迎えてくれている。
2022年09月30日 10:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 10:49
ナナカマドの赤い実も迎えてくれている。
下層は、でかいササ。チシマザサだろう。
2022年09月30日 10:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 10:55
下層は、でかいササ。チシマザサだろう。
黄葉のブナ林は美しい。
2022年09月30日 10:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 10:57
黄葉のブナ林は美しい。
ササも豊かだ、
2022年09月30日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:02
ササも豊かだ、
だんだんと針葉樹も混じってくる。
2022年09月30日 11:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:06
だんだんと針葉樹も混じってくる。
あの針葉樹は何だろうか。
2022年09月30日 11:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:22
あの針葉樹は何だろうか。
十字架だ。俗説によるとオオシラビソ(アオモリトドマツ)の印だと言うが、意外に当たっている。
2022年09月30日 11:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:22
十字架だ。俗説によるとオオシラビソ(アオモリトドマツ)の印だと言うが、意外に当たっている。
こちらも十字架。念のため、葉を調べてみたが確かにこれはオオシラビソのようだ。実際に尾瀬の亜高山針葉樹林帯はオオシラビソが優占するという。
2022年09月30日 11:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:30
こちらも十字架。念のため、葉を調べてみたが確かにこれはオオシラビソのようだ。実際に尾瀬の亜高山針葉樹林帯はオオシラビソが優占するという。
オオシラビソの森を行くと。。。
2022年09月30日 11:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:42
オオシラビソの森を行くと。。。
やがて視界が開ける。
2022年09月30日 11:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:51
やがて視界が開ける。
うわー。ここが横田代。鬱蒼としたオオシラビソの森から急に開放的になるので感動的だ。
2022年09月30日 11:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:51
うわー。ここが横田代。鬱蒼としたオオシラビソの森から急に開放的になるので感動的だ。
池塘もあり。。
2022年09月30日 11:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/30 11:52
池塘もあり。。
この草原は傾いているんですね。回りがオオシラビソの樹に囲まれているのもわかる。オオシラビソの前衛の低木は紅葉している。黄色はミネカエデ、赤はドウダンではなかろうか。
2022年09月30日 11:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:54
この草原は傾いているんですね。回りがオオシラビソの樹に囲まれているのもわかる。オオシラビソの前衛の低木は紅葉している。黄色はミネカエデ、赤はドウダンではなかろうか。
振り向くと至仏山。素晴らしい景観、来てよかった。左のピラミツドみたいのは笠ケ岳みたいだ。ここは行ってみたい。【解像度高】
2022年09月30日 11:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 11:56
振り向くと至仏山。素晴らしい景観、来てよかった。左のピラミツドみたいのは笠ケ岳みたいだ。ここは行ってみたい。【解像度高】
ここでゆっくり、昼食をとる。ちなみにここまですれ違ったのは、数名のみ。教師が引率した学生たちと、後は単独のお年寄り。長らく来ていて往時を忍んでいる感じでした。
2022年09月30日 12:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:13
ここでゆっくり、昼食をとる。ちなみにここまですれ違ったのは、数名のみ。教師が引率した学生たちと、後は単独のお年寄り。長らく来ていて往時を忍んでいる感じでした。
昼食をとっている間に、鳩待峠からやってきた単独ハイカーさんは、竜宮経由で尾瀬ヶ原の山小屋に泊まるという。なるほどその手があったか。鳩待峠から真っすぐに山の鼻に直行するのは、もったいない。
2022年09月30日 12:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:18
昼食をとっている間に、鳩待峠からやってきた単独ハイカーさんは、竜宮経由で尾瀬ヶ原の山小屋に泊まるという。なるほどその手があったか。鳩待峠から真っすぐに山の鼻に直行するのは、もったいない。
何度も至仏山を振り返る。やはりピラミツドみたいのは尾根が続いているので笠ケ岳のようだ。先に進もう。
2022年09月30日 12:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:23
何度も至仏山を振り返る。やはりピラミツドみたいのは尾根が続いているので笠ケ岳のようだ。先に進もう。
黄色く紅葉していた低木は、やはりミネカエデのようだ。
2022年09月30日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:29
黄色く紅葉していた低木は、やはりミネカエデのようだ。
さて、再びオオシラビソの森。
2022年09月30日 12:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:32
さて、再びオオシラビソの森。
東側の視界も開ける。日光白根だろうか。こちらはよくわからない。
2022年09月30日 12:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:35
東側の視界も開ける。日光白根だろうか。こちらはよくわからない。
続いて、ササ原を行く。
2022年09月30日 12:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:39
続いて、ササ原を行く。
また、小さな草原。
2022年09月30日 12:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:41
また、小さな草原。
尾瀬ヶ原方面だが、尾瀬ヶ原は見えそうで見えない。見えるスポットがありそうだが、詮索しなかった。
2022年09月30日 12:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:42
尾瀬ヶ原方面だが、尾瀬ヶ原は見えそうで見えない。見えるスポットがありそうだが、詮索しなかった。
ここがピークかな。中原山山頂1968.9m。考えてみれば鳩待峠から400m登ったわけだが、周りの風景に夢中になって登ったという気がしない。
2022年09月30日 12:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:45
ここがピークかな。中原山山頂1968.9m。考えてみれば鳩待峠から400m登ったわけだが、周りの風景に夢中になって登ったという気がしない。
またオオシラビソの森をいくと。。。
2022年09月30日 12:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:48
またオオシラビソの森をいくと。。。
出ましたアヤメ平です。
2022年09月30日 12:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:50
出ましたアヤメ平です。
広ーい。
2022年09月30日 12:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:51
広ーい。
湿原っぼい。水もある。しかし、、
2022年09月30日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:52
湿原っぼい。水もある。しかし、、
復元作業中のようだ。
2022年09月30日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:52
復元作業中のようだ。
1960年代。ここアヤメ平は当時の尾瀬ヶ原への登山口の富士見下からの途中にあったため、人が大挙して押しかけで湿原中を歩き回り、湿原が喪失したという。数十年にわたる復元の努力が続けられて、かなり回復してきたという。しかしまだ回復途上のようだ。
2022年09月30日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:52
1960年代。ここアヤメ平は当時の尾瀬ヶ原への登山口の富士見下からの途中にあったため、人が大挙して押しかけで湿原中を歩き回り、湿原が喪失したという。数十年にわたる復元の努力が続けられて、かなり回復してきたという。しかしまだ回復途上のようだ。
見えるは、燧ヶ岳。それにしても素晴らしい風景だ。
2022年09月30日 12:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:53
見えるは、燧ヶ岳。それにしても素晴らしい風景だ。
何枚も撮ってしまう。
2022年09月30日 12:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:53
何枚も撮ってしまう。
ここまで復元されて感謝しよう。この風景は永遠に残したい。【解像度高】
2022年09月30日 12:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:54
ここまで復元されて感謝しよう。この風景は永遠に残したい。【解像度高】
でも、完全に元に戻るには何百年もかかるんだろうな。
2022年09月30日 12:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:54
でも、完全に元に戻るには何百年もかかるんだろうな。
「天空の楽園」とはここアヤメ平のためにあると、写真を撮りながら思う。【解像度高】
2022年09月30日 12:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
9/30 12:55
「天空の楽園」とはここアヤメ平のためにあると、写真を撮りながら思う。【解像度高】
尾瀬ヶ原より高い場所にあるので、尾瀬ヶ原とは違う素晴らしさがある。ここで二度とボール遊びとかしてはいけない。その気持ちはわかるけど。
2022年09月30日 12:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
9/30 12:56
尾瀬ヶ原より高い場所にあるので、尾瀬ヶ原とは違う素晴らしさがある。ここで二度とボール遊びとかしてはいけない。その気持ちはわかるけど。
回りの山を見下ろす感じになる。
2022年09月30日 12:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:57
回りの山を見下ろす感じになる。
見飽きない。
2022年09月30日 12:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 12:58
見飽きない。
名残惜しく振り返って。
2022年09月30日 13:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:14
名残惜しく振り返って。
さて、先に進もう。
2022年09月30日 13:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:15
さて、先に進もう。
ここからは、富士見平に降りる。戸倉方面。
2022年09月30日 13:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/30 13:17
ここからは、富士見平に降りる。戸倉方面。
振り返って、あの尾根がアヤメ平か。
2022年09月30日 13:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:17
振り返って、あの尾根がアヤメ平か。
木道を降りていく。
2022年09月30日 13:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:23
木道を降りていく。
竜宮への分岐を過ぎると、小田代。
2022年09月30日 13:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:27
竜宮への分岐を過ぎると、小田代。
富士見小屋は解体作業中だった。この晩に泊まった片品温泉宿の主人の話によると、ここをスノーシューの基地にする計画だという。雪の上なら、植生保護的には問題なさそうとはいえ、複雑な気分。
2022年09月30日 13:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:32
富士見小屋は解体作業中だった。この晩に泊まった片品温泉宿の主人の話によると、ここをスノーシューの基地にする計画だという。雪の上なら、植生保護的には問題なさそうとはいえ、複雑な気分。
トイレは使える。
2022年09月30日 13:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:32
トイレは使える。
あとはひたすら林道を降りる。眺望が良い道とはいえ、見どころはないので急ぎ足となる。どうやら戸倉で1時間前のバスに乗れそうなので、飛ばし過ぎてかえって疲れてしまった。
2022年09月30日 13:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 13:45
あとはひたすら林道を降りる。眺望が良い道とはいえ、見どころはないので急ぎ足となる。どうやら戸倉で1時間前のバスに乗れそうなので、飛ばし過ぎてかえって疲れてしまった。
富士見下の駐車場は車はほとんどない。
2022年09月30日 14:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 14:45
富士見下の駐車場は車はほとんどない。
舗装された車道となり戸倉へ。スノーパーク戸倉まで人家は全くなかった。山村歩きも楽しいものだが、人家もない車道はさすがに飽きる。
2022年09月30日 14:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 14:47
舗装された車道となり戸倉へ。スノーパーク戸倉まで人家は全くなかった。山村歩きも楽しいものだが、人家もない車道はさすがに飽きる。
戸倉に到着。鳩待峠までピストンで戻ってシャトルバスに乗った方がよかったかも。
2022年09月30日 15:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/30 15:49
戸倉に到着。鳩待峠までピストンで戻ってシャトルバスに乗った方がよかったかも。
1本前のバスに乗りゆったり入浴。片品温泉のうち土出温泉の宿は、ツルスベのアルカリ性単純泉。温泉宿は温泉を独り占めできるのが〇。車道歩きの疲れを癒す。
2022年09月30日 17:15撮影 by  KeyMission 80, NIKON
1
9/30 17:15
1本前のバスに乗りゆったり入浴。片品温泉のうち土出温泉の宿は、ツルスベのアルカリ性単純泉。温泉宿は温泉を独り占めできるのが〇。車道歩きの疲れを癒す。
2日目は、ここからバスの始発で大清水へ。今日も良い天気だ。
2022年10月01日 08:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 8:25
2日目は、ここからバスの始発で大清水へ。今日も良い天気だ。
シャトルバスで一ノ瀬に到着。大清水からは林道とは違う散策道があるようでシャトルバスを使わない手もあったが、日帰りだと帰りのバスが早くて時間的に厳しいのだ。
2022年10月01日 09:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 9:16
シャトルバスで一ノ瀬に到着。大清水からは林道とは違う散策道があるようでシャトルバスを使わない手もあったが、日帰りだと帰りのバスが早くて時間的に厳しいのだ。
蓑傘の方の後を行く。大清水から尾瀬沼を経て七入(会津)までの道を沼田街道というが、沼田城主の真田信幸が整備したものという。かつては群馬側では会津街道と呼ばれていたらしい。かつて秘境と呼ばれていたという尾瀬も尾瀬沼東岸は物資が行き交っていたわけだ、と往時を偲びながら歩く。
2022年10月01日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 9:24
蓑傘の方の後を行く。大清水から尾瀬沼を経て七入(会津)までの道を沼田街道というが、沼田城主の真田信幸が整備したものという。かつては群馬側では会津街道と呼ばれていたらしい。かつて秘境と呼ばれていたという尾瀬も尾瀬沼東岸は物資が行き交っていたわけだ、と往時を偲びながら歩く。
この登りは意外にきつい。こちらは紅葉には間があるようだ。
2022年10月01日 09:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 9:44
この登りは意外にきつい。こちらは紅葉には間があるようだ。
針葉樹林帯となってしばらくして。
2022年10月01日 10:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:06
針葉樹林帯となってしばらくして。
やっと三平峠だ。1970年代にここから尾瀬沼を経て沼田峠までの道路計画があり、このあたりまで工事区間だったという。計画が中止になってよかったと思う。
2022年10月01日 10:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:12
やっと三平峠だ。1970年代にここから尾瀬沼を経て沼田峠までの道路計画があり、このあたりまで工事区間だったという。計画が中止になってよかったと思う。
後は尾瀬踏まで下る。この木道は、濡れていて滑りやすい。慎重に降りる。
2022年10月01日 10:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:19
後は尾瀬踏まで下る。この木道は、濡れていて滑りやすい。慎重に降りる。
尾瀬沼が見えてきた。
2022年10月01日 10:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:20
尾瀬沼が見えてきた。
尾瀬沼山荘に到着。時計回りで尾瀬沼を一周しよう。
2022年10月01日 10:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:30
尾瀬沼山荘に到着。時計回りで尾瀬沼を一周しよう。
だから左に入る。その先は森だ。
2022年10月01日 10:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:36
だから左に入る。その先は森だ。
この森は、ダケカンバのようだ。
2022年10月01日 10:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:37
この森は、ダケカンバのようだ。
暫く尾瀬沼は樹に妨げられて見えにくい。しかし樹木越しの風景も良いものだ。
2022年10月01日 10:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:40
暫く尾瀬沼は樹に妨げられて見えにくい。しかし樹木越しの風景も良いものだ。
やっと、燧ヶ岳が見えた。この"やっと"というのが良いものだ。明治38年に尾瀬を探検(?)し紹介した武田久吉さんは、「森林をともなわない沼くらい、まのぬけたものははない」と言っているが、むべなるかな。
2022年10月01日 10:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
10/1 10:46
やっと、燧ヶ岳が見えた。この"やっと"というのが良いものだ。明治38年に尾瀬を探検(?)し紹介した武田久吉さんは、「森林をともなわない沼くらい、まのぬけたものははない」と言っているが、むべなるかな。
これもオオシラビソだろう。いいね。
2022年10月01日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:51
これもオオシラビソだろう。いいね。
沼の周回路もおおむね木道が設置されている。南岸の木道は狭いため、すれ違いができない。それなりに人は歩いているので、待ち時間も多い。
2022年10月01日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:51
沼の周回路もおおむね木道が設置されている。南岸の木道は狭いため、すれ違いができない。それなりに人は歩いているので、待ち時間も多い。
おっと。崩壊地か。しっかりと左にう回路がある。
2022年10月01日 10:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 10:54
おっと。崩壊地か。しっかりと左にう回路がある。
沼の周りはかなり切り立っているので崩壊や倒木も多いのだろう。
2022年10月01日 11:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:12
沼の周りはかなり切り立っているので崩壊や倒木も多いのだろう。
燧ヶ岳が近づいてくる。鬼怒沼は、次々に表情を変えて、飽きることがない。
2022年10月01日 11:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
10/1 11:18
燧ヶ岳が近づいてくる。鬼怒沼は、次々に表情を変えて、飽きることがない。
いいねえ。
2022年10月01日 11:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:19
いいねえ。
これも。
2022年10月01日 11:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:23
これも。
ここが唯一の危険個所と言えるが、そう危険ではない。道は広いので雨でも大丈夫だろう。
2022年10月01日 11:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:29
ここが唯一の危険個所と言えるが、そう危険ではない。道は広いので雨でも大丈夫だろう。
やはり森と沼のコラボがいいね。
2022年10月01日 11:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:30
やはり森と沼のコラボがいいね。
原生林的な感じもする。この森と沼のコラボは、圧倒的に西〜南側に多い。
2022年10月01日 11:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:33
原生林的な感じもする。この森と沼のコラボは、圧倒的に西〜南側に多い。
これも。
2022年10月01日 11:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:34
これも。
似たような写真が多すぎるかな。
2022年10月01日 11:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:37
似たような写真が多すぎるかな。
森が途切れ開けてきた。右側は、クロベのようだ。
2022年10月01日 11:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:41
森が途切れ開けてきた。右側は、クロベのようだ。
小沼湿原だ。
2022年10月01日 11:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:42
小沼湿原だ。
これもクロベ。クロベは大木になるが、今後成長していくのだろうか。
2022年10月01日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:46
これもクロベ。クロベは大木になるが、今後成長していくのだろうか。
再び森に。
2022年10月01日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:46
再び森に。
オオシラビソの森。
2022年10月01日 11:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:49
オオシラビソの森。
左側には、森の中に沼が見えるが、道はない。明治時代の武田久吉さんは、こんな森の中をさまよったのだろう。
2022年10月01日 11:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:52
左側には、森の中に沼が見えるが、道はない。明治時代の武田久吉さんは、こんな森の中をさまよったのだろう。
開けてきた。
2022年10月01日 11:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:53
開けてきた。
沼尻休憩所だ。
2022年10月01日 11:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 11:55
沼尻休憩所だ。
尾瀬ヶ原や燧ヶ岳への分岐であり、多くの人がいる。といってもさほどの人数ではない。ここで昼食。
2022年10月01日 12:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:11
尾瀬ヶ原や燧ヶ岳への分岐であり、多くの人がいる。といってもさほどの人数ではない。ここで昼食。
シラサギが飛んでいる。
2022年10月01日 12:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:15
シラサギが飛んでいる。
燧ヶ岳への道。燧ヶ岳がものすごく近く見える。
2022年10月01日 12:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:20
燧ヶ岳への道。燧ヶ岳がものすごく近く見える。
ここは右へ。沼の北岸を行こう。
2022年10月01日 12:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:20
ここは右へ。沼の北岸を行こう。
ここからは、森と沼のコラボというより、沼自体の水生植物の光景が美しかった。
2022年10月01日 12:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:22
ここからは、森と沼のコラボというより、沼自体の水生植物の光景が美しかった。
オオシラビソの森にはコメツガも混ざっているようだ。
2022年10月01日 12:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:25
オオシラビソの森にはコメツガも混ざっているようだ。
これも美しい。【解像度高】
2022年10月01日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:28
これも美しい。【解像度高】
これとか。
2022年10月01日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:29
これとか。
これも。光線の具合だろうか。素晴らしい光景。
2022年10月01日 12:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
10/1 12:30
これも。光線の具合だろうか。素晴らしい光景。
ときたま湿原がある。北岸の木道は広くて、すれ違いができる。歩きやすいのは、圧倒的に北ー東岸だ。
2022年10月01日 12:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:43
ときたま湿原がある。北岸の木道は広くて、すれ違いができる。歩きやすいのは、圧倒的に北ー東岸だ。
ここは広そう。
2022年10月01日 12:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:51
ここは広そう。
草紅葉のグラデュエーション。
2022年10月01日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:52
草紅葉のグラデュエーション。
池塘かな。
2022年10月01日 12:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 12:56
池塘かな。
シカ柵。ニホンジカは尾瀬でも被害が心配されているようだ。
2022年10月01日 13:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:01
シカ柵。ニホンジカは尾瀬でも被害が心配されているようだ。
大江湿原に出た。左に行くと沼山峠。沼田街道に戻ってきたわけだ。
2022年10月01日 13:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:03
大江湿原に出た。左に行くと沼山峠。沼田街道に戻ってきたわけだ。
大江湿原は、枯れたさまざまな野草が残っていた。花が多そうだ。
2022年10月01日 13:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:07
大江湿原は、枯れたさまざまな野草が残っていた。花が多そうだ。
東岸は、沼田街道というメインストリートだけあって、さまざまな施設があって観光地のようだ。
2022年10月01日 13:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:19
東岸は、沼田街道というメインストリートだけあって、さまざまな施設があって観光地のようだ。
このあたりで、燧ヶ岳が見えてくる。
2022年10月01日 13:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:22
このあたりで、燧ヶ岳が見えてくる。
これは絵になる燧ヶ岳。
2022年10月01日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
10/1 13:30
これは絵になる燧ヶ岳。
尾瀬沼山荘に戻ってきた。
2022年10月01日 13:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:32
尾瀬沼山荘に戻ってきた。
尾瀬沼に別れを告げる。
2022年10月01日 13:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 13:39
尾瀬沼に別れを告げる。
ここからは、ピストンの帰りとなるので、ひたすら足を速める。前後の方と競争みたいになってしまった。結果はもちろん、、。前のペアに何とかついて行こうとして、登りは後につけたが、下りになってあっという間に引き離される。それでも追いかけようとしていたら、後からヒタヒタと来る。意地になって足を速めて、一緒に相当数を抜き続けるも、ヒタヒタさんについに抜かされる。こんな次第を終点まで続けてしまった。それだけ道の整備状況が良いということだ。
2022年10月01日 14:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 14:22
ここからは、ピストンの帰りとなるので、ひたすら足を速める。前後の方と競争みたいになってしまった。結果はもちろん、、。前のペアに何とかついて行こうとして、登りは後につけたが、下りになってあっという間に引き離される。それでも追いかけようとしていたら、後からヒタヒタと来る。意地になって足を速めて、一緒に相当数を抜き続けるも、ヒタヒタさんについに抜かされる。こんな次第を終点まで続けてしまった。それだけ道の整備状況が良いということだ。
一ノ瀬のシャトルバスは随時出発なので、大清水に予定より1時間早く付いたのはいいが、予定時間までバスはない。
2022年10月01日 15:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 15:13
一ノ瀬のシャトルバスは随時出発なので、大清水に予定より1時間早く付いたのはいいが、予定時間までバスはない。
バスの待ち時間に、大清水の「山の神」に、感謝の祈りを捧げる。よい自然をありがとう。
2022年10月01日 15:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
10/1 15:13
バスの待ち時間に、大清水の「山の神」に、感謝の祈りを捧げる。よい自然をありがとう。
大清水から沼田駅行きのバスを途中下車。これは尾瀬大橋、
2022年10月01日 16:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 16:37
大清水から沼田駅行きのバスを途中下車。これは尾瀬大橋、
鎌田の街を散策する。遠くに見えるは笠ケ岳だろうか。山に囲まれた街だ。
2022年10月01日 16:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 16:44
鎌田の街を散策する。遠くに見えるは笠ケ岳だろうか。山に囲まれた街だ。
目的1は、ここ。日帰り温泉「寄居山温泉ほっこりの湯」。アルカリ性単純泉だが、こちらはサッパリ系。イモ洗い状態だが、汗を流すには充分。
2022年10月01日 16:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
10/1 16:53
目的1は、ここ。日帰り温泉「寄居山温泉ほっこりの湯」。アルカリ性単純泉だが、こちらはサッパリ系。イモ洗い状態だが、汗を流すには充分。
目的2は、村のスーパー。地元産の野菜を買い込んだ。
2022年10月01日 17:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 17:38
目的2は、村のスーパー。地元産の野菜を買い込んだ。
これで1000円。県民割の地域商品券を活用したのです。
2022年10月01日 20:02撮影 by  SHV45, SHARP
2
10/1 20:02
これで1000円。県民割の地域商品券を活用したのです。
沼田駅では暗くなっていた。あとは普通列車で4時間トコトコと。すばらしい尾瀬2日間でした。ちなみに「天空の城下町」とは、アヤメ平のことではない。沼田街道を整備した真田氏の沼田城とその城下町が河岸段丘の上にあるためだ。
2022年10月01日 18:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/1 18:58
沼田駅では暗くなっていた。あとは普通列車で4時間トコトコと。すばらしい尾瀬2日間でした。ちなみに「天空の城下町」とは、アヤメ平のことではない。沼田街道を整備した真田氏の沼田城とその城下町が河岸段丘の上にあるためだ。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 熊鈴

感想

素晴らしい天気に恵まれた「尾瀬いいとこ撮り」。要は、つまみ食い的に、「アヤメ平」と「尾瀬沼」に狙いを定めました。尾瀬ヶ原の山小屋を避け、麓の片品村の温泉宿に泊まって「日帰り×2」の旅です。花の終わった尾瀬なので、そもそも今回は、温泉で心身を休めるのが目的だったのです。

ところが、なんということ。花のない尾瀬がこんなに素晴らしいものだったなんて。つくづく来てよかったと思いました。来てみなければわからないとは、こういうことなんでしょう。

アヤメ平は噂だけは耳にして、いくら復元の努力が続けられているとはいえ、そう期待はしていなかったのです。1960年代に、当時は尾瀬の入り口だったアヤメ平は、オーバーユースで見る影もなくなった。何十年という長きにわたって湿原の復元作業が続けられているという話です。しかし、そう簡単に自然が復元されるはずはない。ほんの試しに見てみようという気持ちでした。実際には、まだまだ植生的には復元されていないのでしょう。しかし、景観的には、ということは見た目だけということではありますが、それはそれは見事でした。尾瀬ヶ原より500mも高度が高いことからくる、燧ヶ岳や至仏山をはじめとした山々を背景にした草紅葉は、まさに「天空の楽園」です。しかも、来る方が少ないので、ほとんど独り占め状態でした。正直、あまり知られたくないというのが本音です。

尾瀬沼は、武田久吉さんの著作『尾瀬と鬼怒沼』(平凡社ライブラリー)が心に残っていました。オオシラビソの森に囲まれているからこその尾瀬沼。「森林をともなわない沼くらい、まのぬけたものははない」。この6月に日光中禅寺湖畔の、アーネスト・サトウ記念館(元サトウの別荘のち英国大使館別荘)を訪ねました(★)。サトウは、英国大使館の日本語通訳として、幕末維新期に、若き西郷隆盛や伊藤博文と個人的な交友を結び時代の目撃者となりました。のち英国公使ともなり、日光を始め日本の登山の紹介にも努めた人です。
★ヤマレコには未登録。記録は→https://shoukame3.myportfolio.com/03-3

武田久吉さんは、日本における尾瀬と鬼怒沼の紹介者として著名な植物学者なのですが、彼は、アーネスト・サトウの次男であることをアーネスト・サトウ記念館で知ったのです。英国人と日本人のハーフというわけです。親に連れられ日光によく行ったのでしょう。日光湯元と鬼怒沼と尾瀬は歩いてすぐですからね。さっそく、日光の後に、鬼怒沼にも行きました。この流れで、尾瀬沼も見て見たかったのです。

尾瀬沼も素晴らしかったです。ここは、ぜひ一周されることをお勧めします。これほど次から次へとさまざまに光景を変える湖も珍しいと思います。

写真の説明で、オオシラビソに拘ったのは、7月に蔵王に行って、どうもかなりオオシラビソの森が衰退していることを目にしたからです。樹氷が、オオシラビソですね。尾瀬の亜高山針葉樹林帯は、オオシラビソが優占しているといいます。シラビソとか似た針葉樹は多いけど、雪に一番強いのがオオシラビソといいます。果たして、オオシラビソが多かったと思います。

以下は、今回の計画の経緯です。参考までに掲げておきますが、いかに「それほど期待していなかった」が、わかるかと思います。

<計画経緯>
尾瀬は私にとっては花の尾瀬だったので、秋の山と温泉旅計画には含まれていなかった。秋旅第3弾はスポーツの日の連休を予定していたが、そうなると旅の間が2週空くし、9月30日が県民割りの最終日(当時)。群馬か埼玉の温泉旅を企んだ。草津か伊香保か。草津白根山も榛名山も行ったことあるし食指が動かない。埼玉もめぼしいのはない。ふと検索で出てきたのに片品温泉があった。尾瀬だ。

そうか尾瀬があったな。尾瀬に行くなら尾瀬ヶ原か尾瀬沼の山小屋がベスト。しかし、殆どが福島だし、まだコロナが心配なので個室が欲しい。片品村の片品温泉の宿とした。秋の尾瀬なら前から行きたかったアヤメ平は即決定。午後近くに入る半日コースに丁度良い。

そして尾瀬沼。群馬から入って会津に抜けるのが、お気楽コースとして薦められている。しかし、それだと県民割りの商品券を使えないのである。群馬県民割りは市町村毎に商品券が出て、片品村の場合はチェックアウト日まで村内限りなのだ。制約が厳しい。しかし、そのお陰で尾瀬沼一周というコースが浮かんできた。これが大正解だった。一周の間の景観の多様さには驚いた。

そして、バスを途中下車して、片品村鎌田の温泉とスーパーに立ち寄った。商品券1枚プラス71円。リンゴとカボチャとトマトが村内産、残りのキュウリとナスも群馬産だ。

今回は身体を休める温泉旅のつもりが、それなりに歩いてしまった。尾瀬は立派な山、深山なのである。温泉も片品の2つの温泉に入った。どちらもアルカリ性単純泉だが、宿のはツルスベ系、日帰りのはさっぱり系と特徴があった。今回も立派な、というか稀有な「山と温泉旅」となった。この秋の第3弾に数えよう。金銭的だけでなく県民割のお陰でもある。

最後に、何故今まで尾瀬にあまり来なかったんだろうと思う。わずか3回目。最初は高校の時、ずっと飛んで数年前の夏に尾瀬ヶ原半分と至仏山。花が狙いだった。しかし、花の時期は混むんですね。今日の尾瀬沼は人は多かったが夏の尾瀬ヶ原ほどではない。今回の尾瀬は軽い気持ちだったんですが予想以上の素晴らしさ。景観的には秋が最高だと知ったのです。尾瀬は花だけではなかったのです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:217人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 関東 [2日]
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
未入力 尾瀬・奥利根 [日帰り]
一ノ瀬〜尾瀬沼
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら