記録ID: 4758652
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰
早池峰山の恐怖強風体験
2022年10月05日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 04:26
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,019m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 4:21
距離 14.0km
登り 1,016m
下り 1,033m
14:18
ゴール地点
天候 | 曇り。気温が低く強風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所は無い。蛇紋岩も乾いていればさほど滑らない。 |
その他周辺情報 | 下山後は盛岡駅前のリッチモンドホテルに宿泊して盛岡の夜を楽しんだ。北上川が近く趣がある。 |
写真
感想
実は前日にも早池峰山に登り、あまりの強風に恐れをなして途中で引き返してきている。
てんくらによれば今日は午後からは風も弱まりAになるので、遅めの出発で再挑戦とした。
登山口には人も多く、すでに下山してくる人もいて、今日は行けそうだとほくそ笑む。
ところがところが、岩稜帯まで登ってくると風は弱まるどころか徐々に暴風化し昨日と同じぐらいの危険を感じるレベルになってきた。
それでも2日続けての敗退は何としても避けたいと必死の思いで5合目までたどり着いた。
すると偶然昨日出会った方と再会。その方も昨日は途中で引き返し今日再挑戦していたのだ。上の様子を尋ねると、ここから暫くは風がかなり強いが、山頂付近まで登れば弱まるとのこと。その言葉に勇気づけられて再出発した。
すれ違う人たちは一様に緊張した顔をしているが、強張った表情の中にも登頂できた安堵の色が見える。みな励ましてくれるのだが、お互い叫ぶようにしないと会話にならない。
風を遮る岩のないところでは身体を持っていかれそうな暴風で、今まで体験したどの台風よりも凄い風だ。
それでも何とか天狗の滑り台まで到達。ちょっとの油断が命取りと思うとハシゴを持つ手に力が入る。
その後岩場を回り込むと嘘のように風が穏やかになった。こうなれば足取りも軽い。足早に山頂に向うとそこには早池峰の神様の他に誰もいない。眼下には雲海が広がり荘厳な雰囲気だ。こんな風の中をよく登ったものだ。自分を褒めてやろう。
好条件の登山はもちろん楽しい。だが困難に立ち向かい克服できた時の喜びは他では味わえない達成感だ。
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